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京都がアウェイで上位陣に迫る勝点3を挙げる! 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST 第12節
2017年09月11日
ピックアップマッチ
横浜F・マリノスユース 1-2(前半0-0、後半1-2)京都サンガF.C. U-18
高円宮杯U-18プレミアリーグEASTは9月9日(土)と10日(日)に第12節を開催し、9日に9位の横浜F・マリノスユース(神奈川)が6位の京都サンガF.C. U-18(京都)と対戦しました。
両者の勝点差はわずかに4。横浜FMはこの試合で勝利を収めれば降格圏脱出、逆に京都は負ければ残留争いに加わる可能性があるため、両者が勝点3を懸けて相まみえました。
爽やかな秋空が広がる神奈川県の日産フィールド小机でキックオフを迎えました。先手を取ったのはアウェイの京都でした。序盤から守備のミスマッチをなくすために採用した4-3-3のシステムが機能し、積極的なプレッシングで相手からボールを奪います。そこから、素早く攻撃を仕掛けて京都が試合を優勢に進めていきます。対する横浜FMは立ち上がりからリズムをつかめません。「全員で工夫をしてボールを取ることができなかった」と西谷冬樹監督が話すように、組織的な守りを見せれないまま前半を終えました。
互いに無得点で迎えた後半、狙い通りのサッカーを見せていた京都がスコアを動かします。開始早々の49分に、福岡慎平選手(MF ♯13)が蹴った右CKのこぼれ球から服部航平選手(FW ♯17)がボレーシュートを突き刺し、先制点を奪うことに成功しました。
しかし、得点後は京都の勢いがトーンダウン。徐々に守備に追われる時間が増えていきます。71分には横浜FMに一瞬の隙を突かれ、ミドルシュートを岩城大助選手(FW ♯9)に決められ、同点とされます。
これで試合の流れを完全に横浜FMに傾きます。京都は運動量も低下し、防戦一方の展開になっていきますが、選手たちは最後まで勝利を諦めません。このまま、試合終了かと思われたアディショナルタイム、カウンターを仕掛けると、財前淳選手(MF ♯10)のラストパスに合わせたのは服部選手でした。身を投げ出しながら放った一撃が殊勲の決勝弾。京都が後半戦初勝利をアウェイで収め、残留争いから一歩抜け出しました。
監督・選手コメント
西谷冬樹 監督(横浜F・マリノスユース)
終盤に失点して負けてしまう形が3試合続いてしまいました。立ち上がりと最後を締めることができず、勝ちたいという気持ちや気迫を要所で出せなかったと思います。同点に追い付いてから、もう1点取るチャンスはありました。しかし、決めることができませんでした。そこも痛かったと思います。前半から相手に圧力を掛けられて、自分たちの持ち味を出すことができませんでした。そこを出せるように練習からやっていきたいと思います。
MF ♯24 椿直起 選手(横浜F・マリノスユース)
チームでは試合前から勢いを持って戦おうと話していました。でも、守備でブロックをつくることができても、潰すべきところで相手を潰すことができず、自分も前から行けませんでした。1失点目の場面では自分のマークだったのですが、ボールが頭を越えた時に見失ってしまい、そうなった時も身体を投げ出してでも守らないといけませんでした。攻撃でもカウンターを仕掛けた時の味方の距離間が良くなく、うまく攻めることができませんでした。
岸本浩右 監督(京都サンガF.C. U-18)
積極的にやることは自分も試合前に伝えていたのですが、選手たちもそこを話し合い、前半からそれを出してしっかりと戦ってくれました。1試合を通じて、本当に最後まで粘り強かったと思います。失点をしてからは後ろに重心がいってしまいましたが、選手たちはもう1回やろうと声掛けをしてくれました。もう1回チャンスが来ると思っていた中で、それを信じて選手たちが前に行ってくれたことが決勝点につながったと思います。
FW ♯17 服部航平 選手(京都サンガF.C. U-18)
前半からチャンスがあったのですが、決めることができていませんでした。後半は絶対に決めようと思い、先制点の場面ではうまくミートすることができました。2点目の時もチャンスは来ると思っていたので準備を常にし、ゴールを狙っていました。(2点目のアシストをしてくれた)財前選手とは日頃から仲がよく、試合中も僕のことを良く見てくれています。そのため、良いコンビネーションで崩すことができたと思います。
その他の試合結果
青森山田高校 2-0(前半1-0、後半1-0)大宮アルディージャユース
市立船橋高校 0-1(前半0-1、後半0-0)FC東京U-18
浦和レッドダイヤモンズユース 1-3(前半0-2、後半1-1)清水エスパルスユース
鹿島アントラーズユース 0-0(前半0-0、後半0-0)柏レイソルU-18
清水エスパルスユース(静岡)は前半に伊藤駿光選手(DF #5)と齊藤聖七選手(FW #25)のゴールでリードを広げ、3-1で浦和レッドダイヤモンズユース(埼玉)を破り、首位をがっちりキープしました。
清水を追う2位の青森山田高校(青森)は大宮アルディージャユースと対戦。13分の郷家友太選手(MF #10)、76分の安藤駿選手(MF #19)の得点で勝利を収めました。
市立船橋高校(千葉)と対戦したFC東京U-18(東京)は、21分に久保建英選手(FW #15)が得点を挙げ、この1点を守りきったFC東京が連勝を飾りました。鹿島アントラーズユース(茨城)と柏レイソルU-18(千葉)の一戦はスコアレスドローで勝点1を分け合いました。
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグEAST 次節 第13節 スケジュール
9月16日(土)
13:00 柏レイソルU-18 vs 青森山田高校(日立柏総合グランド/人工芝)
16:00 清水エスパルスユース vs 横浜F・マリノスユース(清水ナショナルトレーニングセンター/J-STEP)
16:00 京都サンガF.C. U-18 vs 鹿島アントラーズユース(京都サンガF.C. 東城陽グラウンド)
9月17日(日)
10:00 浦和レッドダイヤモンズユース vs 市立船橋高校(レッズランド)
9月18日(月・祝)
15:00 FC東京U-18 vs 大宮アルディージャユース(東京ガス武蔵野苑多目的グランド/人工芝)
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ
全国を東西各10チームずつのブロックに分け、年間を通しホーム&アウェイ形式で合計18試合を戦い東西の王者を決定する。両者が相撃つチャンピオンシップで真のU-18年代王者を決定するという大会。
大会期間:2017年4月8日(土)~2017年12月10日(日)
日程・結果、順位表など大会情報はこちら
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