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C大阪と福岡が終盤戦を占う一戦に臨む 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 第13節
2017年09月14日
高円宮杯U-18プレミアリーグWESTは、9月17日(日)と18日(月・祝)に第13節を開催し、17日にはセレッソ大阪U-18(大阪)とアビスパ福岡U-18(福岡)が対戦します。
昨年同様、明治安田生命J3リーグに挑むセレッソ大阪U-23との兼ね合いにより、試合によってメンバーが大幅に変わる難しい戦いを強いられるC大阪ですが、無敗を維持し、2位で前期を終えました。しかし、後期に入ってからは、1勝1分1敗。「ひょっとしたら逆転されていたかもしれないくらいの悪い内容だった」(村田一弘監督)前節の米子北高校(鳥取)戦をはじめ、前半は良い流れで試合を進めながらも、後半は相手の流れに飲まれてしまう展開が続いています。
村田監督が「今週から一回やることを明確にする。全体で共通して、どの選手が出てもやること、をもう一回確認してトレーニングしてゲームに臨みたい」と話すように、上位戦線に残るためにはスタイルの再確認が必須事項だと言えます。前線からアグレッシブにボールを奪いにいくサッカーを1試合通して、貫けるかが今後の戦いを左右しそうです。同時に、戦力の底上げも欠かせない要素で、鍵を握るのは「この夏を越えてだいぶ強化されて、遜色なく戦えるようになった」と指揮官が評する1年生の存在。夏以降、出場機会を増やす西尾隆矢選手(DF ♯33)や松本凪生選手(MF ♯36)らの奮闘と、2試合連続得点中の中島元彦選手(MF ♯10)ら上級生の活躍が合わされば、自ずと白星も見えてきます。
対する福岡は、開幕から黒星が先行し、前期は最下位と苦しみました。勝点が伸び悩む原因となったのは、リーグワーストの39失点を記録する守備です。後期に入ってからも立て直しは進まず3試合で12失点を許しましたが、第11節の米子北戦は2-0で完封勝ち。小倉裕介監督は「米子北戦は、しっかり粘り強く、連続して奪いに行くところをつくれていた。第12節で戦ったヴィッセル神戸U-18(兵庫)は攻撃の質も高くて、我慢しきれず失点してしまったけど、継続して守備に重点を置けている」と話します。
攻撃も、ここまではリーグ最少の8得点と思い通りの数字は残せていませんが、「3人目の動き出しや、テンポよくボールを動かしながらゴールに向かう意識が少しずつ見えてきた」(小倉監督)。米子北高戦では、エースとして期待される北島祐二選手(FW ♯14)が今季初ゴールをマークし、ルーキーの田代紘希選手(FW ♯45)も定位置をつかむなどポジティブな話題も見られます。今節は、コンビネーションによる崩しや複数人の飛び出しによるカウンターでゴールと共に勝点を狙います。
監督・選手コメント
村田一弘 監督(セレッソ大阪U-18)
この夏は、下級生が公式戦に出たり、スペイン遠征を経験し、ある程度の成果を得られました。帰ってきてからも継続して取り組めているので、選手起用の選択肢も増えています。J3との兼ね合いでプレミアリーグに出られない選手もいますが、ネガティブさはまったくありません。逆に楽しみにしているくらい。当然、勝敗というのは付きものですが、誰を使うかを選択できるというポジティブな楽しみがありますし、新しい力がどれくらい活躍してくれるかも楽しみにしています。
DF #13 小林洵 選手(セレッソ大阪U-18)
僕たちのストロングポイントは前線からのハードプレスです。高い位置から積極的にボールを奪いにいき、ショートカウンターでゴールを狙います。アビスパ福岡は攻守の切り替えが早く、カウンターが速いイメージがあります。ボールを簡単に失わず、シュートで攻撃を終わらせ、攻撃時のリスクマネジメントをしっかりしたいです。プレミアリーグで優勝するためには勝たなくてはならない相手なので、チームの勝利に貢献できるように無失点で抑えたいです。
小倉裕介 監督(アビスパ福岡U-18)
セレッソは能力の高い選手がたくさんいて、総合力も高いチーム。しっかり自分たちの力を出して少しでも食い下がって勝点を奪いたいです。僕らは得点力が高いチームではないので、失点をしないよう守りを中心に考えながら、チャンスになったらしっかり人数を掛けてカウンターでゴール前に少しでも近づいてシュートチャンスを狙っていきます。残留に向けて気が抜けない状況が残り6試合続くので、日々のトレーニングと向き合いながら週末の試合を迎えたいです。
GK #1 暁龍也 選手(アビスパ福岡U-18)
セレッソ大阪は、パスサッカーのイメージがあるので、ボールの奪いどころをチームで決め、90分間崩されることなく、粘り強い守備をしたいと思います。これから一人一人のパス、シュートの精度を上げなければいけないと思います。練習の中でもこの2つは意識して取り組んでいるところです。この2つがしっかりできればミスも少なく失点せずに、点を決めて勝つことができると思います。残留を目標に頑張ります。
セレッソ大阪U-18 vs アビスパ福岡U-18
日時:9月17日(日) 17:00キックオフ
会場:セレッソ大阪舞洲グラウンド
アクセス:●JR「桜島駅」から舞州アクティブバス「セレッソスポーツパーク舞州」下車、すぐ
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグWEST 次節 第13節 スケジュール
9月17日(日)
10:00 阪南大学高校 vs ガンバ大阪ユース(キンチョウスタジアム)
11:00 米子北高校 vs 神戸弘陵学園高校(どらドラパーク米子陸上競技場)
17:00 セレッソ大阪U-18 vs アビスパ福岡U-18(セレッソ大阪舞洲グラウンド)
17:00 東福岡高校 vs ヴィッセル神戸U-18(レベルファイブ スタジアム)
9月18日(月・祝)
11:00 サンフレッチェ広島F.Cユース vs 大津高校(吉田サッカー公園)
JFA-TV
第13節を前に、第12節ダイジェスト映像をお届けします。
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ
全国を東西各10チームずつのブロックに分け、年間を通しホーム&アウェイ形式で合計18試合を戦い東西の王者を決定する。両者が相撃つチャンピオンシップで真のU-18年代王者を決定する大会。
大会期間:2017年4月8日(土)~2017年12月10日(日)
日程・結果、順位表など大会情報はこちら
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