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神戸がダービーを制して優勝に一歩前進! 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 第16節

2017年11月27日

神戸がダービーを制して優勝に一歩前進! 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 第16節

ピックアップマッチ

神戸弘陵学園高校 0-4(前半0-0、後半0-4)ヴィッセル神戸U-18

高円宮杯U-18プレミアリーグWESTは11月26日(日)に第16節が行われ、8位の神戸弘陵学園高校(兵庫)と首位のヴィッセル神戸U-18(兵庫)が対戦しました。

立ち上がりから、試合の主導権を握ったのはヴィッセルでした。最終ラインからボールを動かし、佐々木大樹選手(MF #13)のポストプレーからサイドの攻略を狙いましたが、「残留のために勝点を取りにいくのが狙い。守備力が高い選手を選んだ」(谷純一監督)神戸弘陵のブロックを崩し切ることができません。ヴィッセルは14分に連携から右サイドを上がった本山遥選手(DF #5)がクロスを入れましたが、ゴール前に飛び込んだ船越大夢選手(MF #8)とわずかに合わず、結局無得点で前半を終えました。

1点が欲しいヴィッセルは後半開始と共に、2トップの関係を修正すると共に、左サイドに泉柊椰選手(MF #11)を投入します。「タメをつくったり、ボールを運んだり、良いプレーをしてくれた」と野田知監督が称えたように泉選手の思い切りの良い突破で攻撃が活性化しました。対する神戸弘陵は、後半もプラン通りに集中力を保った守りで失点を回避し続けましたが、61分に綿田龍二選手(DF #5)がシュートブロックした際に負傷し、交代を余儀なくされました。

神戸弘陵は「あそこで踏ん張り切れなかったのが痛かった」と谷監督が悔んだように、ヴィッセルが交代を機に生まれた隙を逃がさず、64分にはゴール前で本山選手が競り合ったこぼれ球を小林友希選手(DF ♯4)が頭で押し込み先制。

直後の68分には右から本山選手がロングスローを中に入れ、中央でボールがこぼれると、「僕のマークが交代で入ったばかりの選手で、気持ち的に乗り切れてなかったので隙を狙っていた」と振り返る泉選手が右足で叩き込み、リードを広げました。勢いに乗ったヴィッセルは、以降も途中出場の秋山駿選手(FW #9)と小田裕太郎選手(FW #29)のゴールで2点を追加。守備も、上月翔聖選手(MF #8)ら4選手を入れて、反撃に出た神戸弘陵を落ち着いて跳ね返し、4-0で試合を終えました。

監督・選手コメント

谷純一 監督(神戸弘陵学園高校)
前半をゼロでしのぎ、後半に攻撃できる選手を投入するつもりでしたが、自分たちの単純なミスからゴールを畳み掛けられました。前節は失点しても、すぐに獲り返すことができたのですが、今日はすぐに2点目を取られたことで弱気になってしまった。失点しても相手に向かっていくメンタリティーを1週間でつくっていきたいです。また、失点後は守備のラインが低くなり、セカンドボールが拾えなくなったので、修正しなければいけません。次に勝点3を取って、残留の可能性を上げたいです。

DF #2 田中滉大 選手(神戸弘陵学園高校)
今日は前半に守備的な選手でヴィッセルの攻撃を耐えて、後半からは攻撃的な選手を投入し、勝とうという狙いでした。前半は自分たちのプラン通り、試合を進めることができたのですが、後半は1点を奪われてから一気に崩れてました。1失点で耐えれていれば、また違った結果になったと思うので、4点も取られてしまい、悔しいです。プレミアの舞台で戦えているのは先輩たちのおかげ。良い舞台を後輩たちに残すためにも、残り2節はしっかりと勝ちたいです。

野田知 監督(ヴィッセル神戸U-18)
前半は相手もしっかりブロックを組んで、スライドをしっかりやっていたので、思うように崩し切れませんでした。ただ、そうした中でも、もう少しクロスや崩しなどゴール前でのプレーを増やすべきだったと思います。展開としては、スコアは動くまで相手はしっかりやってくるだろうなと思っていたので、先制できたのは大きかったです。先に失点していれば、試合が違った流れになっていたかもしれません。次に対戦するガンバはテクニカルな選手が多いので、やりにくさもありますが、しっかり特徴を出し、勝ちを目指します。

DF #20 右田楓 選手(ヴィッセル神戸U-18)
神戸弘陵は引いて守ってくると予想していたので、監督からはしっかりスライドして速くボールを動かし、サイドから攻めるように指示を受けていました。前半はうまくいかなかったのですが、「もっとゴールに向かおう」と言われた後半は、相手DFの裏にボールを入れることができたり、良い攻撃ができました。守備は背後を狙う相手に対し、リスク管理とカバーリングを意識しており、最後まで集中してゼロで抑えることができて、良かったです。

その他の試合結果

米子北高校 0-5(前半0-0、後半0-5) 東福岡高校
サンフレッチェ広島F.Cユース 2-1(前半2-1、後半0-0) アビスパ福岡U-18
ガンバ大阪ユース 7-0(前半4-0、後半3-0) 大津高校
阪南大学高校 3-1(前半1-1、後半2-0) セレッソ大阪U-18

米子北高校(鳥取)と東福岡高校(福岡)の一戦は、両者譲らず前半をスコアレスで終えましたが、後半に東福岡の攻撃陣が大暴れし、5-0と大勝しています。アビスパ福岡U-18(福岡)をホームに迎えたサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)は、前半に奪った2ゴールで勝利し、首位・ヴィッセルとの勝点差1をキープ。ガンバ大阪ユース(大阪)は、開始5分の原田烈志選手(FW ♯41)のゴールを皮切りに7点を奪い、大津高校(熊本)を下しました。7位の阪南大学高校(大阪)は、セレッソ大阪U-18(大阪)に先制点を奪われましたが、福羅光希選手(FW ♯9)のハットトリックで逆転勝ちを収めています。今節の結果により、6位の阪南大学高までの残留が確定しました。 

高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグWEST 次節 第17節 スケジュール

12月2日(土)
13:00 大津高校 vs 米子北高校(大津町運動公園球技場)

12月3日(日)
13:00 ヴィッセル神戸U-18 vs ガンバ大阪ユース(いぶきの森球技場)
13:00 神戸弘陵学園高校 vs 阪南大学高校(三木総合防災公園 陸上競技場)
14:00 東福岡高校 vs アビスパ福岡U-18(東福岡高校)
15:00 セレッソ大阪U-18 vs サンフレッチェ広島F.Cユース(セレッソ大阪舞洲グラウンド)

高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ

全国を東西各10チームずつのブロックに分け、年間を通しホーム&アウェイ形式で合計18試合を戦い東西の王者を決定する。両者が相撃つチャンピオンシップで真のU-18年代王者を決定する大会。

大会期間:2017年4月8日(土)~2017年12月10日(日)
日程・結果、順位表など大会情報はこちら

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