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激闘の末にベスト4が出そろう PUMA CUP 2015 第20回全日本フットサル選手権大会
2015年03月14日
PUMA CUP 2015 第20回全日本フットサル選手権大会は3月13日(金)に決勝ラウンドが開幕。1次ラウンドを勝ち上がった6チームに、Fリーグ・プレーオフ1位の名古屋オーシャンズ、同2位のシュライカー大阪を加えたFリーグ勢8チームが準々決勝で激突し、ベスト4進出チームが決定しました。
準々決勝第1試合、ペスカドーラ町田と府中アスレティックFCの試合は、壮絶な戦いになりました。前半、主導権を握ったのは府中。積極的に相手陣内に攻め込むと18分にソロカーバ選手のゴールで先制して試合を折り返します。しかし後半に入ると町田も攻勢を強めていきます。25分に篠崎隆樹選手のゴールで追い付くと、27分には中井健介選手が勝ち越し弾を放ちます。終盤の39分、パワープレーで攻め込む府中は山田ラファエルユウゴ選手が決めて同点。試合は延長戦へと突入しました。迎えた延長後半、47分に左サイドを突破した森谷優太選手が技ありのゴールを決めて町田が勝ち越すも、わずか13秒後に府中の田村研人選手が決めて再び同点に。互いの意地がぶつかる試合はPK戦にもつれ込みました。互いに1本ずつを止めて迎えた6人目、先行の町田が決めると、後攻の府中の岡山洋介選手のシュートはポストに阻まれ失敗。町田が激闘を制してベスト4進出を決めました。
第2試合のフウガドールすみだとバルドラール浦安の一戦は、前半に2点のリードを奪った浦安が試合の主導権を握ります。そして26分にも三木一将選手のダメ押しゴールが決まり3-0で浦安が勝利しました。
第3試合、デウソン神戸とシュライカー大阪の「関西ダービー」は、1次ラウンドから勢いに乗る神戸が8分に西谷良介選手のゴールで先制に成功します。そして後半にも2点を奪って3-0とリードを広げ、試合は決したかに思われましたが、ここから大阪が反撃。パワープレーから31分に1点を返すと37分にも加藤未渚実選手が決めて1点差に詰め寄ります。その後も再三に渡って大阪が攻め込みますが、神戸も集中した守備を見せ、試合を制しました。
準々決勝最後の試合、バサジィ大分と名古屋オーシャンズの一戦も接戦となりました。開始わずか1分で1点を取り合った両者は、序盤から激しい攻防を繰り広げます。そして4分に吉川智貴選手のゴールで名古屋が勝ち越すと、その後は一進一退の攻防を繰り広げます。後半に入り大分は26分にカウンターから仁部屋和弘選手が決めて同点とすると、1点を争いさらに試合は白熱していきます。迎えた36分、右サイドでドリブル突破した名古屋の森岡薫選手が強烈なシュートを放つとGKが弾いたボールがDFに当たってゴール。大分は小曽戸允哉選手をGKに据えてのパワープレーで攻め込みますが、最後まで追い付くことはできず。大会連覇を狙う名古屋が競り勝ちました。
大会は3月14日(土)に準決勝2試合を行います。決勝へと駒を進めるのはどのチームでしょうか。また、会場ではJリーグの連続無失点記録を樹立した名GKシジマールさんによるPK対決といったイベントを開催するなど、試合とともに楽しめる催しを企画しています。
監督・選手コメント
岡山孝介 監督(ペスカドーラ町田)
前半は途中から相手に流れを譲ってしまいました。攻守にリスクを冒さず、悪循環に陥ってしまっていたので、そこを確認して後半に臨み、選手は気持ちを出して戦ってくれました。選手同士のイメージを共有し、しっかりとつないで相手を崩したゴールも決まりましたし、手応えを感じています。PK戦についても練習をしていたので自信はありました。準決勝も自分たちのやりたいフットサルをしっかりと出していき、相手の特徴をつかんで臨みたいと思います。
谷本俊介 監督(府中アスレティックFC)
前半はシュートや決定的な場面はうちが上回っていましたが、後半に流れが変わってしまいました。そこはベンチ入りのメンバーを効果的に使えなかったことも原因だと感じています。相手に勝ち越されたことで攻撃的なメンバーの起用に寄ってしまったのかなと。それと延長で5ファウルが溜まったことも試合を難しくしてしまいました。相手はファウルをうまくコントロールして戦えていたと思います。PK戦には自信があったのですが、クロスバーに嫌われるなど運にも見放されてしまいました。
米川正夫 監督(バルドラール浦安)
今日の試合に勝利し、このチームで1試合でも多く戦えるのはうれしいです。相手の特徴がすごくはっきりしていたので、その要所をしっかりと押さえることができました。その中で、自分たちの良さや攻守の形はある程度はできていましたし、選手がゲームにしっかりと入ることができていました。40分間集中して戦えていたのが結果に結び付いたのかなと思います。明日はお客さんも味方に付けるような戦いを見せて名古屋に勝ちたいと思います。もちろん、その自信は持っています。
村上哲哉 選手(シュライカー大阪)
こういう大会は先制点が鍵になるので、神戸に先に取られてしまったことが大きな痛手でした。Fリーグではプレーオフファイナルで名古屋といい形で試合ができ、そこから今日まで1週間空きましたが、今大会で引退、退団する選手もいますし、このメンバーで最後にやってやろうといい雰囲気で練習できていました。もちろん優勝するつもりできましたし、ここで負けてしまうとは思っていませんでしたが、今日は神戸の方が強かった。40分を通してうちのリズムに持っていけませんでした。
JFA-TV
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準々決勝 ペスカドーラ町田 vs 府中アスレティックFC
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準々決勝 フウガドールすみだ vs バルドラール浦安
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準々決勝 デウソン神戸 vs シュライカー大阪
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準々決勝 バサジィ大分 vs 名古屋オーシャンズ
PUMA CUP 2015 第20回全日本フットサル選手権大会
2015年3月6日(金)〜3月15日(日)
1次ラウンド:静岡県/エコパアリーナ、大阪府/舞洲アリーナ、兵庫県/神戸市立中央体育館
決勝ラウンド:東京都/国立代々木競技場第一体育館
JFA-TVにて準決勝、3位決定戦をライブ配信予定