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決勝ラウンド進出チームが決定 第2回全国シニア(40歳以上)サッカー大会
2014年11月03日
第2回全国シニア(40歳以上)サッカー大会は11月2日(日)、大阪府・J-GREEN堺で大会2日目を行い、決勝ラウンドに進む4チームが決定しました。
大会初日の第1節に続いて各チームが1次ラウンドの残り2試合を戦い、各グループで首位となったチームが、ベスト4への切符を手にしました。
グループAでは、沖縄シニアセンバツ(九州/沖縄)が抜け出しました。午前に行われた第2節でラッツォス古河FC(関東3/茨城)を2-0で下すと、その勢いのままに最終節では室蘭シニア40サッカークラブ(北海道/北海道)に5-0と大勝。広島四十雀サッカークラブ(中国1/広島)に1-0と競り勝った古河を勝点1差で振り切り、首位を譲りませんでした。
グループBの首位として最終節に臨んだ三重マスターズ(東海2/三重)は、ニコルスFCシニア(開催地/大阪)に1点リードされる苦しい展開でハーフタイムに入りました。しかし、後半開始早々に同点ゴールを決めると、それから10分も経たずにPKを奪取。これをしっかり決めて逆転すると、そのリードを手放すことなく決勝ラウンド行きを決めました。松本山雅FCマスターズ(北信越1/長野)は最終節で今大会初勝利を挙げましたが、逆転突破はなりませんでした。
グループCのT・ドリームス(関東2/東京)は第2節で終了間際に決勝点を奪い、愛知県選抜マスターズOv40(東海1/愛知)と同じ勝点4を手にして最終戦に入りました。すると得失点差の争いも頭に入れながら戦う中、FCプリメーロ福島レジェンド(東北/福島)から前半だけで3点のリードを奪うことに成功します。しかし後半はノーゴールに終わり、勝利したものの、愛知県選抜には手が届きませんでした。愛知県選抜は、昨年に続くベスト4進出です。
グループDの最終節は、ここまでともに全勝の京都シニア40(関西/京都)と館林シニア40SC(関東1/群馬)による、決勝ラウンド行きの切符を懸けた直接対決となりました。得失点差も同じ2チームによる熱戦は後半の半ばに均衡が破れます。先制したのは、ここまで2試合の総得点数で下回るため引き分けではグループ敗退となる館林でした。京都も最後まで力を振り絞りましたがゴールを奪うには至らず、4強入りはなりませんでした。
大会最終日となる3日(月・祝)には準決勝2試合と決勝を行い、全国の頂点に立つチームが決まります。
監督・選手コメント
原竹博 監督兼選手(FCプリメーロ福島レジェンド/福島)
このチームは教員が主体なので、ベストメンバーを組むのが難しいんです。本大会は11月の第1週に固定されていますが、この時期は全国高校サッカー選手権大会の予選もあるし、われわれくらいの年齢になると学校の役員をやっている人も多い。だから今回、私は55歳なのですが選手として登録し、試合にも出ました。ベストメンバーが組めれば、もうちょっとできたと思うのですが…。全国大会に出るだけではなく、勝つことを目標に活動しています。部活の顧問をしているので、中学生と試合をしたりして、1年間この大会に照準を合わせてやってきています。勝つことで、子供たちにも励みになると思います。
大城晋 選手(沖縄シニアセンバツ/沖縄)
選抜チームなので、練習は週に1度くらいです。九州予選が近づいてきた8月からは週2回に増やしました。九州予選を勝ち抜くのはきつかったですね。シニアリーグの試合と試合の合間に、1時間を強化練習にあてていました。シニアは県内に17チームあって、朝の9時から試合をします。昼間の一番暑い時間帯までプレーするため、他のチームより走れると思います(笑)。仲間とそうやって時間を共有できるのが一番うれしいし、アフター5も楽しい。好きなことを話し続けられるんですから。ボール1つで分かり合えることができて、今回の大会でも全国のチームの選手と話したりできました。1次ラウンドの最終戦の相手は、北海道のチームでしたしね。ここまで来たら、あと2試合、ぜひ勝ちたいですね。
篠原悦男 監督(館林シニア40SC/群馬)
最終節も何とか勝つことができました。今回は館林シニア40SCを中心に他チームから7選手に来てもらった「オール群馬」です。群馬はプレー人口が増えていて、シニアも2部までリーグがあり、毎年優勝チームが変わるほど競争が激しいです。今大会の対戦相手は皆さん技術が高く、テクニックではカバーできないので、走り負けないようにしました。5、6年前から、群馬県の多くのチームが「走り勝つサッカー」を目指しています。あと2試合も、ぜひこの調子で行きたいです。
曽根原由次 選手(松本山雅FCマスターズ/長野)
昨年はアルフット安曇野シニアという名で出場していました。他のチームのOBもいるので、年ごとに名前を変えています。シニアだけではなく、県や北信越リーグでプレーしている選手もいます。昨晩の松本山雅のJ1昇格決定の試合は、テレビ観戦できませんでした。でも、皆、メールやSNSなどで連絡を受けていたようです。山雅のJ1昇格は地域や選手、サポーターの刺激になっていると思います。長野県はシニアも35歳、40歳、45歳、50歳とカテゴリーが独立するほどに盛んです。少しずつチーム数も増えています。この大会も、レベルアップしています。昨年と同じように、今年も優勝を目標にやってきました。また来年に向けても、その目標を目指していきたいです。
JFA-TV
第2回全国シニア(40歳以上)サッカー大会
2014年11月1日(土)〜3日(月・祝)
大阪府/J-GREEN堺