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第4回全国シニア(40歳以上)サッカー大会 白熱した戦いが続く
2016年11月14日
第4回全国シニア(40歳以上)サッカー大会は11月13日(日)、静岡県藤枝市の藤枝市総合運動公園サッカー場などで大会2日目を行い、決勝ラウンドに進む4チームが決定しました。
この日は各チームが1次ラウンドの残り2試合を戦いました。グループステージの3試合で全勝したチームはたった一つと、それぞれのグループにドラマが待ち受けていました。
グループAでは、初日に白星発進していた横浜シニア(関東2/神奈川)が、好調ぶりを維持します。肥後シニアFC(九州1/熊本)と鳥取KFC 立風(中国2/鳥取)を相手に、2試合連続で2-0と安定したパフォーマンスを披露し、準決勝進出を決めました。初日に横浜シニアに惜敗していたアルフット安曇野シニア(北信越/長野)は2試合合計8得点で連勝しましたが、グループ2位となりました。
全4チームが勝点1を手にして第2日目に入ったグループBでは、さらに接戦が続きます。最終戦を前に、全チームが2分けで並ぶことになったのです。運命の最終戦、まず先に13時30分に開始された一戦では、都南シュペリウール(関西2/奈良)が徳島吉野倶楽部(四国1/徳島)に2-0で勝利して、暫定で首位に立ちました。続く15時キックオフの試合では、オッサンドーレ札幌40(北海道2)と羅針盤倶楽部NAGOYA(東海/愛知)が対戦。ともに勝ち抜けには2点差以上での勝利が必須の一戦でした。この試合でNAGOYAは、前半に2点を奪って勝利。勝点、得失点差では都南と並んでいましたが、総得点で上回り、ベスト4入りをつかみ取りました。
グループCも、2チームが勝点でトップに並びました。カリオカ(関西1/大阪)は、前日に行われた第1戦を終えた時点で首位に立っていたアンフィニVANKEI.FC40(北海道1)に1-0と競り勝つと、最終戦では鶴岡FCドリーム(東北/山形)相手に勝利。しかし、紅葉クラブ(九州2/佐賀)が2試合連続3得点を記録し、得失点差でグループ突破を決めました。
グループDも、緊迫の最終戦となりました。3チームが可能性を残す最終戦、先に始まった試合で、FC香川(四国2/香川)はGALAXY(中国1/山口)に競り勝ったものの、得失点差によりベスト4入りが消えます。続いて15時に始まった試合では、T・ドリームス(関東1/東京)と藤枝フットボールクラブ(開催地/静岡)が4強を懸けて直接対決しました。引き分けでも最終成績で上回るT・ドリームスでしたが、序盤のPKをビッグセーブ2連発に防がれます。逆に後半、押され気味ながらもきっちりPKのチャンスをものにした藤枝が、勝利と準決勝進出を決めました。
11月14日(月)には準決勝2試合と決勝が行われ、全国王者が決定します。
選手コメント
坂田和也 選手(肥後シニアFC/熊本)
横浜シニアと対戦した第2戦では、パスをつないで1得点しようと狙っていたのですが、立ち上がりに点を取られ、慌ててしまいました。それでも後半は自分たちのサッカーができたと思います。今年、熊本は地震に見舞われ、ジュニアからシニア世代まで、なかなか練習会場が確保できない状況でした。こうして全国の舞台でプレーできるのは、とてもありがたいことです。全国のサッカーファミリーに支えられてきたので、その恩返しができればと思って臨んだ大会でした。
鳥羽真人 選手(カリオカ/大阪)
アンフィニVANKEI.FC40との第2戦は、1点勝負になるだろうと思っていました。この大会の緊張感は、とても貴重な経験になります。チームには、高校や大学で全国を経験している選手も多くいます。自分たちは、かつては高槻市のリーグで年齢の制限なくサッカーに取り組んでいましたが、40歳を越える選手も多くなってきたので、この大会を目指してシニアチームをつくりました。みんなサッカーが好きなので、日曜の朝7時あるいは夜7時から試合をしたりと、頑張ってきました。最後、勝負強さが必要なところで経験を出せるように、また頑張っていきたいです。
喜田晃生 選手(FC香川/香川)
われわれは、これまで県の選抜チームとしてやってきましたが、単独チームとなって1年目での出場となります。1勝2分けと負けなしでしたが、2引き分けのどちらかで勝てていたら決勝ラウンドに進めていたはずなので、1勝はできたものの悔しさの方が大きく感じます。小さい頃から続けてきたサッカーで、この年齢になっても全国大会を目標にプレーできるというのはうれしいです。メンバーはそれぞれ仕事を持っていて集まるのが大変なので、個々でもレベルアップを目指して頑張っています。無敗だけに悔しさが募りますが、それが今の実力なのだと認識して、また来年に向けて頑張りたいと思います。
木村裕之 選手(T・ドリームス/東京)
得失点差で決勝ラウンドに進めなかった前回出場時から2年間、ずっと日本一を目指して練習してきました。(元日本代表でもある)本田(泰人)さんをリーダーに、全員で一体となる良いチームに仕上がりました。私は、帝京高校の先輩である佐々木則夫さんのFIFA女子ワールドカップ優勝記念パーティーで、このチームの存在を知りました。それまでは30代でサッカーから離れる選手も多かったのですが、前田治さんのようなスターもいる仲間たちとまた同じ思いでサッカーができる、と火がつきました。日本一を決めるこの大会の存在は、大きなモチベーションになっています。毎年、若い選手がチームに入ってくるので簡単ではありませんが、挑戦する姿勢で頑張っていきたいと思います。
JFA-TV
第4回全国シニア(40歳以上)サッカー大会
2016年11月12日(土)~14日(月)
会場:藤枝総合運動公園サッカー場[天然芝]、藤枝総合運動公園陸上競技場[天然芝]、藤枝総合運動公園多目的広場人工芝広場[人工芝] 、藤枝市民グラウンドサッカー場[天然芝]
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