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4強そろう!! 第13回全国シニア(50歳以上)サッカー大会
2014年06月30日
6月29日(日)、第13回全国シニア(50歳以上)サッカー大会の2日目を北海道河西郡中札内村で開催しました。この日は1次ラウンド第2節と第3節を行い、各グループの首位が決定。決勝ラウンドに進む4チームが出そろいました。
グループAを勝ち抜いたのはアルフット安曇野シニア(長野)。初戦に続き、第2節の鳥取県シニアSC50(鳥取)戦も引き分けに終わりましたが、第3節は山梨マスターズレジェンド(山梨)に2-0で勝利。鳥取県シニアSC50と、地元代表として優勝を目指していた羊ケ丘オールドキッカーズ2002/OV50(北海道)を勝点で上回り、準決勝に駒を進めました。
第2節を終えて、兵庫県シニア50選抜(兵庫)とドリーム水戸シニアFC(茨城)が勝点、得失点差で並ぶ混戦となったのがグループBでした。勝ち抜けが懸かった第3節では、兵庫県シニア50選抜が2-0で三重シニア(三重)を完封。一方のドリーム水戸シニアFCも大洲シニアFC(愛媛)に1-0で勝利しましたが、得失点差でわずかに及ばず、兵庫県シニア50選抜が決勝ラウンドに進出しています。
初戦の鶴岡FCドリーム50(山形)戦で4-0と大勝し、好スタートを切ったトヨペットクラブ(東京)は、「自分たちの力を出し切れば、勝ち抜けると思っていた」という元日本代表DFの菅又哲男選手の言葉通り、第2節は福岡UNITED(福岡)を2-0で、続く第3節の広島フィフティーズ(広島)は3-0の勝利を収め、1次ラウンド3連勝。9得点無失点と他を寄せつけない強さで、グループCを勝ち抜きました。
グループDは初戦を白星で飾った愛知シニア50(愛知)が、2戦目の福井フェニックスFCシニア(福井)に4-0と大勝。第3節も危なげない戦いぶりで千歳Fifties sparrow(北海道)とのゲームで勝点1を積み上げ、1次ラウンドを首位で通過しました。京都府50選抜(京都)も2勝しましたが、惜しくも2位に終わり、グループ敗退となっています。
大会最終日の本日は、舞台を帯広市に移し、準決勝と決勝を行います。
熱戦の模様は明日もJFA公式Webサイトでお伝えします。
選手コメント
菅又哲男 選手(トヨペットクラブ)
このチームに入って、10年以上になります。途中、仕事の関係で参加できない時期もありましたけれど、それでも戻ってこようと思えるのは楽しいから。全国に出るという目標に向かって仲間と一つになることはやりがいがありますし、昨年は念願だった優勝をつかむことができたのでうれしかったです。サッカーだけでなく、出会いや街を楽しむのもシニア大会の良さの一つだと思います。普段はみんな忙しいですが、大会中は夜のミーティングもできますしね(笑)。こうした大会では昔、一緒にボールを蹴った仲間と出会えるのも良いです。今大会では大学時代のチームメイトだった田中喜生選手(福岡UNITED)と会って話すことができ、うれしかったです。
千疋美徳 選手(福岡UNITED)
私は今年50歳になったばかりで、このチームには2月から入りました。ずっとサッカーをやりたい方たちと一緒にプレーできることがうれしいですし、サッカーを通じて友だちになったり、昔一緒に戦っていた選手と会えることが楽しい。私はギラヴァンツ北九州で子どもたちにサッカーを教えているので、彼らに交じりながら体を動かし、準備してきました。指導中は自分が動くのではなく、声をかけたりすることが主になりますが、シニアサッカーでは一人の選手なので、たくさん動くことができる。私がサッカーを始めたきっかけは、走ることやボールを蹴ることが好きだったからなので、この年齢になっても、そういった機会があるのは喜ばしいです。
宗本義則 選手(福井フェニックスFCシニア)
私は高校、大学、社会人とサッカーを続けて30年くらいになりますが、シニアにはシニアの魅力があって良いですね。この年代には昔からサッカーをしていた人がそのまま上がってきているので、知識や技術がすごい。体力が落ちた分、みんなイメージに体がついていかないのですが、一生懸命にプレーするので一緒に戦っていて本当に楽しいです。私たちは選抜チームで、普段は相手の選手ばかり。そうしたメンバーと共にプレーすることも楽しみの一つです。今回は仕事の都合などでメンバーがそろわず、勝つことができなかったのは残念ですが、他のチームのレベルや意識が高い選手を見られて楽しかったし、勉強になりました。
藤田正美 選手(三重シニア)
もっと勝ちたかったです。決定力や勝負強さの差が結果になって表れたと思います。僕たちは三重でシニアサッカーに参加している選手の中から、試合や練習に参加できるメンバーを選んでいます。サッカーが好きな人たちばかりだから、勝つと楽しくて試合後の雰囲気が明るくなるけれど、今日のように負けてしまうと、みんな悔しがって暗くなる。50歳、60歳になっても、そのように若い頃の緊張感が保つことができるのが、シニアサッカーの醍醐味です。サッカーを通じて仲間たちと親交を深められる点も楽しいです。今回は悔しい思いをしたので、来年はグループを突破したい。まずは予選を勝ち抜けるように、また頑張ります。
JFA-TV
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