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第15回全国シニア(50歳以上)サッカー大会 6月25日に秋田県で開幕
2016年06月17日
第15回全国シニア(50歳以上)サッカー大会が6月25日(土)に秋田市内で開幕します。6月上旬に行われた60歳以上の大会と同様、本大会はサッカーを生涯スポーツとして親しんでもらうこと、シニア年代へのサッカーの普及を目的としています。
昨年、静岡県藤枝市で開催された第14回大会には全国の16チームが出場。4チームずつ4グループに分かれて総当たり方式のリーグ戦(1次ラウンド)を開催し、各グループの首位は決勝ラウンドに進みました。4チームによる決勝ラウンド以降は勝利したチームが残るノックアウト方式で順位を決します。
1次ラウンドを突破したのは、FC前橋50(関東2/群馬)、兵庫県シニア50選抜(関西/兵庫)、山梨マスターズレジェンド(関東1/山梨)、古河壮年サッカー愛好会(ラッツォス古河F.C.)(関東3/茨城)の4チーム。4度の優勝経験を持つ兵庫県シニア50選抜と、関東勢が対峙する構図になりました。
FC前橋50と兵庫県シニア選抜の一戦は前後半で決着がつかず、PK戦に突入。ここでFC前橋50のGK町田隆幸選手が兵庫県シニア選抜のキックを3本止めるなど活躍し、チームを決勝に導きます。同時刻にキックオフされた山梨マスターズレジェンドと古河壮年サッカー愛好会による試合も接戦に。終盤までもつれた末、古河壮年サッカー愛好会が残り5分で逆転に成功。「選手たちの、0-1のまま試合を終わらせたくない気持ちが表れた」と岩永宏監督も驚く展開で決勝進出を決めました。
決勝ではFC前橋50と古河壮年サッカー愛好会が顔を合わせ、両者とも試合序盤から勝利への意欲をむき出しにします。縦に速い攻撃を披露する前者に対し、後者は自陣から丁寧にパスをつないで、相手ゴールへと迫ります。10分にはCKのこぼれ球を拾った成田順一選手が左足でシュートを決めて古河壮年サッカー愛好会が先制。その1分後には竹村靖選手が追加点を決め、2点をリードして折り返しました。
「立て続けに失点し、相手がダメージを受けていると思った」(竹村選手)という古河壮年サッカー愛好会は、後半に入ってもペースを握り続けます。27分にはFC前橋50のGKとDFの連係ミスを突いて、竹村選手がこの試合での2点目をマーク。竹村選手は3分後に左サイドからのクロスボールをヘディングで合わせ、ハットトリックを達成しました。
試合は古河壮年サッカー愛好会が4-0と優勢を保ったままタイムアップ。チーム初の全国制覇を成し遂げました。試合後、周囲から手荒い祝福を受けた岩永監督は、「チームとして、ゴールデンウィークも正月も返上して、毎日トレーニングを積んできた甲斐があった。日々の積み重ねが今回の結果につながった」と語り、選手たちの奮闘をねぎらいました。
第15回全国シニア(50歳以上)サッカー大会
2016年6月25日(土)~6月27日(月)
秋田/あきぎんスタジアム、八橋運動公園陸上競技場、八橋運動公園健康広場
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