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第15回全国シニア(50歳以上)サッカー大会 KYOTO MAYUMARO FCが日本一に!
2016年06月28日
準決勝
福岡とびうめシニアサッカークラブ 2-1 東京ベイフットボールクラブO-50
KYOTO MAYUMARO FC 1-0 静岡駿府フットボールクラブ
第15回全国シニア(50歳以上)サッカー大会の準決勝と決勝を6月27日(月)に開催しました。準決勝の2試合は、1点を争う緊迫した展開が続きました。福岡とびうめシニアサッカークラブ(九州/福岡)と東京ベイフットボールクラブO-50(関東2/東京)の一戦は、後半開始直後に左CKを星川邦昭選手が頭で合わせて東京ベイが先制しましたが、すぐさま福岡が反撃に出て千疋美徳選手と下堂英治選手が得点をマーク。3連覇中だった関東勢の牙城を崩して、福岡が決勝に駒を進めます。
もう一方のKYOTO MAYUMARO FC(関西2/京都)と静岡駿府フットボールクラブ(東海1/静岡)の試合は、スコアレスのまま迎えた後半終了間際に右サイドからのクロスボールに今井雅士選手が頭で合わせて京都が勝利。日本一をかけた決勝戦は、福岡とKYOTO MAYUMAROのカードになりました。
決勝
福岡とびうめシニアサッカークラブ 1-3 KYOTO MAYUMARO FC
優勝すればともに初優勝となる決勝は、「松山(吉之選手)の活躍が目立ったけど、彼らがMVP」と山下和良監督が称するように、KYOTO MAYUMAROが今井選手、橋本正人選手を軸にボールを動かし、チャンスにつなげていきます。最初の決定機は13分。左サイドを突破した松山選手のクロスボールをゴール前の田村克弘選手が飛び込んで合わせて、均衡を崩します。先制を許した福岡も黙ってはいません。サイド攻撃から好機を創出すると、15分には左からのクロスボールに反応した下堂選手がゴールネットを揺らし、試合を振り出しに戻しました。
ここまで無失点をキープしてきた堅守を崩されたKYOTO MAYUMAROでしたが、「落ち込んだら困ると思っていたけど、『1点とられてもまだ行ける』という気持ちが感じられた」(安田一雅選手)と気落ちしません。田村選手がペナルティーエリア内で倒されて得たPKを松山選手が決め、2-1で前半を終えました。KYOTO MAYUMAROは、後半5分にも再び松山選手がPKを沈めて3-1とすると、以降は集中した守備で福岡に2点目を与えません。終盤は相手陣内でのボールキープでうまく時間を使い、逃げ切りに成功。3-1でタイムアップの瞬間を迎えたKYOTO MAYUMAROが、初の全国制覇を達成しました。
監督・選手コメント
山下和良 監督(KYOTO MAYUMARO FC)
けが人が多い中で迎えた大会で、1次ラウンドから強豪との対戦ばかりでしたが、チーム全員が一丸となって頑張ってくれました。第9回、10回大会で準優勝を経験している選手も多く、「今年こそは絶対に優勝したい」という強い思いが結果につながったと思います。50歳を過ぎてサッカーを続けるのは、肉体的に難しいことです。それでも、仕事などで辛いことがあっても週末にみんなで集まってサッカーをすると、何もかも忘れて夢中になれますし、「来週からも頑張ろう」という気持ちも出てきます。
安田一雅 選手(KYOTO MAYUMARO FC)
大会前は全員がそろっての練習はなかなかできなかったのですが、メンバー全員が「全員攻撃、全員守備」の意識を持ち、プレーできるようになったことが優勝の要因だと思います。この年齢になってもサッカーを続けているのは、負けたときの悔しさと、勝つことの喜びを知っているから。また、新しい選手が入ってくれば、「もっと一緒にサッカーをしたい」という気持ちも沸いてきます。全国大会は、サッカーを続ける喜びを噛みしめる場所でもあります。連覇という新たな目標ができたので、これからも頑張ります。
大塚充敏 選手(福岡とびうめシニアサッカークラブ)
決勝進出を目標に掲げていたので、達成することができて良かったです。もちろん優勝できれば一番良かったのですが、準決勝と決勝の2試合では、先制されても諦めることなく追いつき、良いゲームができました。みんな満足できましたし、楽しんだ大会だったと思います。福岡のメンバーは26年前に行われた福岡国体に参加した選手が中心です。国体が終わってからは別のチームでプレーしていましたが、シニア世代になってから再びこうして集まりました。気心の知れた仲間とサッカーをしていると楽しいし、昔話をしながらお酒を飲んでいるときも楽しいです。
七條一朗 選手(東京ベイフットボールクラブO-50)
激戦区と呼ばれる東京と関東地区大会を勝ち抜いてきたのですが、全国にはさらに強いチームが多く、「猛者がいっぱいいるな」と感じました。頂点を目指していたので結果は残念ですが、この3日間、普段は味わうことのできない経験ができたと思います。私にとって、サッカーは一つのコミュニケーションツール。楽しくプレーする中で磨かれる阿吽(あうん)の呼吸は、日々の生活や仕事でも生きますし、気持ちが通じ合った瞬間は本当に喜ばしいです。
JFA-TV
第15回全国シニア(50歳以上)サッカー大会
2016年6月25日(土)~6月27日(月)
秋田/あきぎんスタジアム、八橋運動公園陸上競技場、八橋運動公園健康広場
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