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ベスト4出揃う 第15回全国シニア(60歳以上)サッカー大会
2015年06月01日
第15回全国シニア(60歳以上)サッカー大会と、シニア(70歳以上)サッカーフェスティバルは5月31日(日)に大会2日目を開催。1次ラウンド第2節と第3節を行った全国シニア(60歳以上)サッカー大会は途中に雨が降る中での戦いとなりましたが、各チームが熱戦を展開しました。
グループAを突破したのは、初日に白星スタートを切った地元・北海道代表の室蘭シニア60サッカークラブ。第2節の広島県選抜60(広島)戦こそスコアレスドローで終えましたが、続く第3節は古河壮年サッカー愛好会(ラッツォス古河F.C./茨城)を1-0で下し、勝点7を獲得し首位となりました。
激戦区・関東の第1代表となったアスレチッククラブちば(千葉)など強豪がそろったグループBは60秋田選抜サッカー(秋田)が躍動しました。初日にアスレチックちばから勝利を奪うと、2日目も和歌山毬游倶楽部(和歌山)に3-1と快勝。勝点6で三重選抜V(三重)と並びましたが、得失点差で1点上回り、2次ラウンド進出を果たしています。
グループCでは横須賀シニアサッカークラブ(神奈川)が持ち味の堅守を発揮しました。第2節の信州惑々サッカークラブ(長野)を1-0で下すと、第3節の宮城フェニックスサッカークラブ(宮城)戦でも勝点1を上積み。初戦を黒星で終えた高知昭和OB会(高知)も2連勝で巻き返しましたが、あと一歩及ばず、横須賀シニアサッカークラブが勝点7で2次ラウンド進出を決めています。
昨年、ベスト4に進んだ兵庫県シニア60選抜(兵庫)は今年も安定感を披露、3戦全勝でグループDの首位となりました。第3節のSUPER GOAL 3(北海道)戦では3-0の完封勝利を収め、ここまで無失点をキープ。攻撃陣も毎試合、得点を挙げるなど万全の状態で大会初優勝を目指します。
大会最終日の本日は、2次ラウンド(準決勝)2試合と決勝を開催。室蘭シニア60サッカークラブは60秋田選抜サッカーと、横須賀シニアサッカークラブは兵庫県シニア60選抜と決勝進出を懸けて戦います。どのチームが勝っても初の日本一となる戦いの行方から目が離せません。
選手コメント
鈴木正道 選手(広島県選抜60)
中学生のころからサッカーを始め、今年で58年。今も毎週、県のシニアリーグでプレーしています。続けられるのは、サッカーが好きだから。走りながら蹴る、チームプレーの中で蹴る。足でボールを扱うことは単純な動きに思えて難しいのですが、できるようになると楽しい。健康でいられるのも、毎週そうやって楽しんでサッカーをしているからだと思います。年をとると、筋力が落ちて足が細くなると言いますが、70歳でも太さを保てているのもサッカーのおかげですね。
今野恵一 選手(60秋田選抜サッカー)
今大会に向けて、50代のチームと試合をこなし、チームの特徴であるカウンターに磨きをかけてきました。優勝を狙っているので1次ラウンドを突破できて良かったです。チームには20代から一緒にプレーしていた選手が多く、いまも週1回の練習を行っています。この大会は、いままでやってきたことがどれだけ通用するかを試すのが楽しみです。個人的に意識しているのはシュートを決めること。あまりチームに貢献できていないので、手応えとしては半分くらいですね。
手塚郁夫 選手(信州惑々サッカークラブ)
3試合とも先制点を奪われたのが悔しいです。無失点に抑えれば、負けることはない。役割を全うできませんでした。この大会は、私たちにとって最も重要な大会です。50歳以上の大会も含めれば10回以上、全国大会に出ていますが、いまでも緊張します。女房から「スローモーションだね」なんて言われますけど、真剣にやっているから負けると悔しいです。それでも、サッカーをしているだけで人とのつながりができる。こういう輪の中にいるだけでも幸せです。
二宮弘泰 選手(福岡六十雀フットボール倶楽部)
今大会は九州代表として負けるわけにはいかず、決勝まで進む気でいたので、1勝しかできずに悔しいです。全国の相手は一歩一歩の走りが違いました。まだまだ練習が足りないと感じたので、この経験を生かして来年も頑張ります。私たちのチームはまだ仕事をしている人もたくさんいます。この大会に参加するために、仕事を休んでまでサッカーをする人ばかり。みんな毎回練習に出てきますし、本当にサッカーが好きなんです。これからも、プレーできるまで続けたいです。
JFA-TV
第15回全国シニア(60歳以上)サッカー大会
2015年5月30日(土)〜6月1日(月)
サングリンスポーツヴィレッジ(夕張平和運動公園)
大会情報はこちら
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