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第16回全国シニア(60歳以上)サッカー大会 東京都選抜(Lazos2011)が頂点に

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2016年06月07日

第16回全国シニア(60歳以上)サッカー大会 東京都選抜(Lazos2011)が頂点に

第16回全国シニア(60歳以上)サッカー大会と、シニア(70歳以上)サッカーフェスティバルが6月6日(月)に開催されました。60歳以上のカテゴリーでは、準決勝2試合と決勝を行いました。

宮城フェニックスサッカークラブ(東北2/宮城)と東京都選抜(Lazos2011)(関東1/東京)の準決勝は、後半に1点を挙げた東京都選抜が勝利しました。同時刻のキックオフとなった広島県選抜60(中国1/広島)と埼玉シニア60(関東2/埼玉)によるゲームは、広島県選抜60が前半に2点をマークします。優位に試合を運びましたが、「リードしたことで気が緩んだ」(佐久間利一監督)と後半は埼玉シニア60の反撃に遭い、試合はPK戦に突入。PK戦5-4で広島県選抜60が決勝へと駒を進めました。

松本平広域公園総合球技場(アルウィン)で行われた決勝は、東京都選抜と広島県選抜60の選手たちが序盤から勝利への執念をのぞかせます。相手に寄せるスピード、1対1に勝つ姿勢を両チームの選手たちが見せ、一進一退の攻防が続きました。

先に試合を動かしたのは、東京都選抜です。13分、成炳茂選手のCKに細野孝司選手が頭で合わせ、リードを奪いました。対する広島県選抜60もすぐさま反撃に出ます。17分、古田篤良選手のパスを受けた澤井清則選手がシュート。一連の攻撃で得たCKから植田祐自選手がファーポストで押し込み、1-1としました。

エンドが変わった後半、東京都選抜は丁寧にパスをつなぎながら相手の陣内で試合を進めようと試みます。一方の広島は縦に速い攻撃で応戦。29分(試合は20分ハーフ)には、右サイドを突破した落合豊選手からゴール前の吉田選手につなぐなど、逆転まであと一歩と迫ります。

迎えた32分、東京都選抜は成炳茂選手、坂井正雄選手とつなぎ、最後は坂井選手の縦パスを受けた洪光洙選手がフィニッシュ。コースを狙った一撃が決まり、再度、リードを奪います。「前半の途中から相手の運動量が落ちてきているのは分かっていた」(深澤光賢選手)という東京都選抜は、この後、ボールをキープして時計の針を進めます。試合はこのままタイムアップを迎え、東京都選抜が第14回大会以来の優勝を果たしました。

なお、シニア(70歳以上)サッカーフェスティバルも、最終日を開催。選手たちは快晴のもとで全力でボールを追いかけ、試合後には互いの健闘をねぎらう姿もありました。日本サッカー協会はこれからもシニア年代のための環境整備、プレー機会の創出を進めていきます。

監督・選手コメント

渡邊博 監督(東京都選抜/Lazos2011)
1次ラウンドから苦戦の連続でした。昨日は抽選の結果、何とか決勝ラウンドに進むことができ、運に恵まれた面もあると思います。その運を準決勝以降につなげての優勝ということで、素直にうれしいです。今年はチームの和を重んじ、「苦しいのは分かっているから、笑顔で戦おう」と互いを励ましてプレーしました。仲間に思いやりつつ全力を注いだことが今大会の勝因だと思います。選手に感謝しています。

洪光洙 選手(東京都選抜/Lazos2011)
優勝することができて本当にうれしいです。個人として40歳以上、50歳以上の全国シニアサッカー大会で日本一になった経験があり、今回は60歳以上のカテゴリーでも優勝できたということで、達成感が大きいです。決勝点の場面は、相手DFの間でパスを受けて前を向いたらコースが見えたので、シュートを打ちました。きれいなゴールが決まって、うれしかったですね。私はFWですので、決定的なパスを出したり、ゴールを決めたりすると、アドレナリンが出て、「またこんなプレーがしたい」と思います。その思いが積み重なって、サッカーを続けています。

深澤光賢 選手(東京都選抜/Lazos2011)
自分たちとの抽選の結果、大会を去ることになった兵庫県シニア60選抜のためにも、決勝ラウンドで負けるわけにはいかないと思って戦いました。60代になって早くも2度、全国大会で優勝できたということは幸運ですし、良い仲間に恵まれた証だと思います。25人のメンバーの中には試合に出場できない選手もいましたが、彼らがチームを盛り上げ、試合の合い間にはマッサージをするなど、チームのために動いてくれました。選手のみんな、スタッフ、家族のみんなに感謝しています。

佐久間利一 監督(広島県選抜60)
決勝は残念な結果に終わりました。選手たちは一生懸命頑張ったのですが、東京都選抜が一枚上手でした。2-0とリードしながらPK戦に持ち込まれた準決勝でメンタル的に疲れ、それが決勝でも表れたのだと思います。選手たちには、「お疲れさま、よく頑張った」と伝えたいですね。今回、優勝できなかったということは、これからも引き続き目指すものがあるとポジティブに捉えています。広島に帰って練習し、今度は日本一の座に就けるように努力します。

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2016年度 第16回全国シニア(60歳以上)サッカー大会

2016年6月4日(土)〜2016年6月6日(月)
[長野県松本市]松本平広域公園総合球技場(アルウィン)、松本平広域公園芝生グラウンド、松本平広域公園多目的球技場、松本市かりがねサッカー場、松本市サッカー場(長野県フットボールセンター)
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