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流経大柏が大量得点で尚志を撃破 高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグEAST第2節
2019年04月15日
高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2019 EASTの第2節が4月13日(土)、14日(日)に開催され、各地で熱戦が繰り広げられました。流通経済大学付属柏高校グラウンドでは、流通経済大学付属柏高校(千葉)と尚志高校(福島)が対戦しました。
ピックアップマッチ
流通経済大学付属柏高校 4-0(前半1-0、後半3-0)尚志高校
尚志は今季8年ぶりのリーグ復帰となりましたが、開幕戦で柏レイソルU-18に3-0と勝利して勢いに乗っています。対する流経大柏は開幕戦を落としており、「このリーグで絶対に連敗はできない」(八木滉史選手/MF #10)という気持ちで試合に臨みました。
試合は序盤から流経大柏がディフェンスラインの裏を狙ったボールを多用し、尚志守備陣を押し下げることを狙います。これは「まずリスクを避けて試合に入ることを意識していた」(八木選手)形でした。途中から足元でつなぐプレーを増やして戦い方を変化させるのが当初のゲームプランでしたが、この長いボールが想定していた以上に効果的だったため、「ピッチ内の判断でそのまま続けた」(八木選手)とパワフルに相手を押し込むことを狙います。対する尚志は両サイドバックも組み立てに加わり、サイドを変えながらビルドアップを行って流経大柏ゴールに迫りました。
前半終了間際の44分、流経大柏はFW森山一斗選手(#11)が先制点を奪うと、55分にもMF坂田康太郎選手(#14)が波状攻撃から追加点を奪い取ります。「流経大柏さんはこぼれ球への反応が本当に素晴らしい。うちはそこで負けていた」と尚志・仲村浩二監督も脱帽した流れで試合の天秤を大きく傾けます。尚志もMF小池陸斗選手(#7)を軸に反撃を試みましたが、流経大柏の体を張った守りを崩し切れず。逆に攻勢に出ていた86分と90+3分に追加点が生まれ、勝負は決しました。4-0のスコアで第2節を制した流経大柏が勝利。開幕戦で苦杯をなめた借りを返す形となりました。
勝った流経大柏・本田裕一郎監督は「開幕戦もそこまで悪い内容だとは思っていなかった。今日は失点ゼロでいけたことが大きかった。(習志野高校時代の教え子である)尚志の仲村監督は本当によく頑張っていると思います。だが、『まだ負けねえぞ』と思っています」と、笑顔で試合を総括しました。
監督・選手コメント
本田裕一郎 監督(流通経済大学付属柏高校)
春休みの大会で結果が出ておらず、選手たちは少し自信をなくしていたところがあったと思います。そういう状態でリーグ戦に入ったことを考えますと、開幕戦はそこまで悪くなかったと感じていました。今週はゲーム形式の練習をたくさんこなし、1年生をチームに馴染ませることもできました。(1年生が3人先発起用だったが?)昔と違って、『1年生だから難しい』といったことはなくなってきていると思います。
MF #10 八木滉史 選手(流通経済大学付属柏高校)
連敗することなく、悪い流れを止められるのが強いチームだと思って1週間準備してきました。開幕戦は自分たちのミスだったり、決めるべきところを決めなかったりと、本当に不甲斐ない試合をしてしまったので、絶対に負けられない気持ちで試合に入りました。今週はミスをしてしまったあとのリアクションを意識してトレーニングしてきて、その成果は出ていたと感じています。先発から外れた選手が交代で結果を出してくれたのも、チームにとってすごく良かったと思います。
仲村浩二 監督(尚志高校)
自分たちのできること、できないことがはっきり出たゲームでした。五分の展開の中で得点を持って行かれる部分についてはもっと突き詰めないといけません。流経大柏さんはやはりセカンドボールに強いですし、カウンターの精度もすごく高かったと思います。『これが流経大柏だ』というのを味わいました。昨年までいたプリンスリーグではなかったシーンばかりなので、本当に勉強になりますし、自分も指導者としてこのリーグを楽しませてもらっています。
MF #7 小池陸斗 選手(尚志高校)
今日は(第1節でハットトリックをした)染野唯月選手が(日本高校サッカー選抜への招集により)いない中でどう戦うかという試合でした。チームとしてはミスも出てしまった。2失点目が特に悔やまれます。個人としては相手が激しく食らい付いてくる中でワンタッチプレーも意識しながらボールを動かすことを考えていました。プレミアリーグは本当にレベルが高くて、1試合1試合をやりながら成長できる実感があります。このあとの試合も、一つ一つ大切にしていきたいと思います。
その他の試合結果
市立船橋高校 3-1(前半1-0、後半2-1)大宮アルディージャU18
鹿島アントラーズユース 0-1(前半0-1、後半0-0)浦和レッドダイヤモンズユース
清水エスパルスユース 0-1(前半0-0、後半0-1)柏レイソルU-18
青森山田高校 2-0(前半2-0、後半0-0)ジュビロ磐田U-18
大宮アルディージャU18(埼玉)と対戦した市立船橋高校(千葉)は、前半終了間際に先制します。後半に追いつかれるもFW加藤想音選手(#29)のゴールで大宮を突き放し、市立船橋が今シーズン初勝利を収めました。昨年のEAST王者である鹿島アントラーズユース(茨城)はホームに浦和レッドダイヤモンズユース(埼玉)を迎えての一戦。14分の失点がそのまま決勝点となり、鹿島は開幕から2連敗となりました。清水エスパルスユース(静岡)対柏レイソルU-18(千葉)の一戦は、64分に柏のFW細谷真大選手(#11)にゴールが生まれ、1-0で柏が白星をつかみました。ジュビロ磐田U-18(静岡)をホームに迎えた青森山田高校(青森)はDF箱﨑拓選手(#4)とMF松木玖生選手(#7)のゴールでEAST唯一の開幕連勝を飾りました。
大会期間:2019年4月6日(土)~2019年12月8日(日)
EAST 第3節
2019年4月20日(土)
11:00 大宮アルディージャU18 vs 青森山田高校(NACK5スタジアム大宮)
2019年4月21日(日)
11:00 市立船橋高校 vs 浦和レッドダイヤモンズユース(船橋市法典公園(グラスポ) 球技場)
11:00 尚志高校 vs 清水エスパルスユース(郡山市熱海フットボールセンター)
13:00 ジュビロ磐田U-18 vs 流通経済大学付属柏高校(竜洋スポーツ公園サッカー場)
15:00 柏レイソルU-18 vs 鹿島アントラーズユース(三協フロンテア柏スタジアム)
WEST 第3節
2019年4月20日(土)
14:00 京都サンガF.C. U-18 vs セレッソ大阪U-18(京都サンガF.C. 東城陽グラウンド)
2019年4月21日(日)
11:00 名古屋グランパスU-18 vs サンフレッチェ広島F.Cユース(トヨタスポーツセンター(天然芝))
11:00 東福岡高校 vs 愛媛FC U-18(東福岡高校グラウンド)
11:00 大津高校 vs ヴィッセル神戸U-18(大津町運動公園球技場)
14:00 ガンバ大阪ユース vs アビスパ福岡U-18(OFA万博フットボールセンターグラウンド)
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