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C大阪が今シーズン2勝目を挙げる 高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグWEST第5節
2019年05月06日
高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2019 WESTは4日(土)と5日(日)に第5節を実施し、9位のセレッソ大阪U-18(大阪)と10位のアビスパ福岡U-18(福岡)が対戦しました。
ピックアップマッチ
セレッソ大阪U-18 3-0(前半1-0、後半2-0)アビスパ福岡U-18
共に開幕から手にした白星は1つ。浮沈を懸けて挑んだ一戦は「ここまで4試合は個人としてもチームとしても思い通りに行かずふがいない試合が続いていた。勝点が一緒のアビスパには負けられないので、この一週間は試合に向けた良い準備ができた」とMF吉田有志選手(#23)が話すC大阪のペースで試合が進みます。ピッチの幅を広く使った攻撃で相手エリアに切り込むと、10分には左サイドでFKを獲得。MF近藤蔵波選手(#50)がゴール前に入れたボールをMF佐々木斗夢選手(#17)が頭で合わせて、C大阪が試合を動かしました。
1点を奪ってからは福岡に主導権が渡り、16分にはスローインからMF吉村銀河選手(#7)がシュートを放ちましたが、C大阪のDF下川太陽選手(#16)が身体を張ってブロック。以降も、「前節は切り替えや球際が悪かったので、今節はしっかり徹底して自分たちのサッカーをしようと話し合った」と口にする下川選手を中心に激しい守備で失点を回避したC大阪のリードで前半を終えました。
後半はC大阪が、運動量の落ちた福岡から主導権を取り戻すと、56分には下川選手のパスを受けたFW西村真祈選手(#13)がポストプレーで右サイドに展開します。反応したのは吉田選手。「1点を取ってから受け身になったので、ハーフタイムに『もっとゴールを意識しよう』と言われた。自分自身、シュートを1本も打っていなかったので、1本打っておきたかった」と思い切りよく放った一撃がゴール左隅に突き刺さり、福岡を引き離しました。
88分には反撃に出た福岡DFの背後を突いて、CKを獲得すると近藤選手が上げたクロスからDF小澤希海選手(#3)がヘディング弾をたたき込み、3-0でタイムアップ。勝負所をきっちりと抑えたC大阪が勝点3を加えて、降格圏内を脱しました。
監督・選手コメント
海本慶治 監督(セレッソ大阪U-18)
選手には臆病になる気持ちを捨ててほしかったので、試合前に勇気を持ってプレーしてほしいと伝えました。今日は3点取って勝てたのですが、1点を取ってからはリードを守ろうとする気持ちが強くなり、受け身になりすぎたように感じました。決して悪いことはでないのですが、もっとチャレンジしてほしかったです。それでも点差が開いたのは選手が勝負所を感じて逃さなかったからではないでしょうか。点数が入る時間帯も良くて、チームとして助かりました。
MF #23 吉田有志 選手(セレッソ大阪U-18)
ここまでの4試合は緩さが見られたので一歩足を伸ばしたり、球際での激しさを全員で練習から意識しました。また、シュートを決められていなかったのでゴールを意識したプレーも心掛けていました。個人としてもガンバ大阪ユースの(唐山)翔自くんが3試合連続でゴールをマークし、京都サンガF.C. U-18の(中野)桂太くんも前節対戦した際に活躍していたので、僕も今日の試合で思いを結果につなげたいと考えていました。第3節も勝って浮かれてしまったせいで連勝できなかったので練習から気を引き締めて次こそ連勝したいです。
藤崎義孝 監督(アビスパ福岡U-18)
順位的に今日は勝点3が絶対にほしい一戦でした。先週は、攻守共に攻撃的にプレーする姿勢や奪った後も前に行く姿勢が出せてヴィッセルに勝てたので、同じ戦いをしようと選手には話していたのですが、受け身になりすぎて試合の入り方が悪かったです。先制されてからは流れが良くなったので、追い付けていればまた違った結果になったと思うのですが、後半は動きが重たくなりました。来週もアウェイなのでもう一度コンディションを整えて、アグレッシブに戦い、ストロングポイントを出せるゲームをしたいです。
DF #6 伊藤智央 選手(アビスパ福岡U-18)
試合の入り方が悪く、序盤にファウルから失点したのが敗因です。先制点を許してからは十分戦えていただけに悔やまれます。3失点のうち2失点はセットプレーから。崩されたわけではなく、簡単なところでやられたらこういう結果になるのだと思いました。次節もアウェイですが、勝点1でも取ることが中断明けの試合につながると思うので、まず失点しないことをDFとして心掛けたい。サポーターの皆さんはいつも遠いところまで来てくださいますし、声も枯らして応援してもらっているので、期待に応えなければいけないと思っています。
その他の試合結果
東福岡高校 0-1(前半0-0、後半0-1)サンフレッチェ広島F.Cユース
大津高校 2-1(前半2-1、後半0-0)名古屋グランパスU-18
ヴィッセル神戸U-18 0-2(前半0-1、後半0-1)ガンバ大阪ユース
愛媛FC U-18 0-3(前半0-1、後半0-2)京都サンガF.C. U-18
拮抗した展開が続いた東福岡高校(福岡)とサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)の一戦は79分にFW鮎川峻選手(#10)が決勝点を奪い、広島が勝利。名古屋グランパスU-18(愛知)をホームに迎えた大津高校(熊本)は前半に相手守備の乱れから得た2得点によって、勝点3を手にしています。首位のガンバ大阪ユース(大阪)は前後半に1点ずつマークし、ヴィッセル神戸U-18(兵庫)を2-0で下しています。愛媛FC U-18(愛媛)との試合に挑んだ京都サンガF.C. U-18(京都)はMF野浜友哉選手(#8)の先制点を皮切りに3点を奪い、快勝しました。
WEST 第5節 ダイジェスト
大会期間:2019年4月6日(土)~2019年12月8日(日)
EAST 第6節
2019年5月11日(土)
11:00 尚志高校 vs 青森山田高校(郡山市営西部サッカー場)
15:00 柏レイソルU-18 vs ジュビロ磐田U-18(日立柏総合グランド(人工芝))
2019年5月12日(日)
11:00 大宮アルディージャU18 vs 浦和レッドダイヤモンズユース(埼玉スタジアム2002 第3グラウンド)
11:00 鹿島アントラーズユース vs 流通経済大学付属柏高校(茨城県立カシマサッカースタジアム)
13:00 清水エスパルスユース vs 市立船橋高校(清水ナショナルトレーニングセンター(J-STEP))
WEST 第6節
2019年5月11日(土)
13:00 愛媛FC U-18 vs 大津高校(愛フィールド梅津寺 人工芝グラウンド)
14:00 セレッソ大阪U-18 vs ヴィッセル神戸U-18(セレッソ大阪舞洲グラウンド)
2019年5月12日(日)
11:00 サンフレッチェ広島F.Cユース vs ガンバ大阪ユース(吉田サッカー公園 人工芝グラウンド)
13:00 名古屋グランパスU-18 vs アビスパ福岡U-18(トヨタスポーツセンター(天然芝))
14:00 京都サンガF.C. U-18 vs 東福岡高校(京都サンガF.C. 東城陽グラウンド)
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