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神戸が広島との点取合戦を制して後半戦白星スタート! ~高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ第10節~
2019年07月16日
高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2019 WESTは13日(土)から15日(月・祝)にかけて第10節を行い、サンフレッチェ広島F.Cユース(広島)とヴィッセル神戸U-18(兵庫)が対戦しました。
ピックアップマッチ
サンフレッチェ広島F.Cユース 4-5(前半2-3、後半2-2)ヴィッセル神戸U-18
開幕戦同様に白星を狙った神戸ですが、今節はU-17日本代表の活動に参加しているためキャプテンのMF山内翔選手(#7)が不在。「キャプテンがいない中で頑張って、何とか勝点3を取ろうと話していた」(押富大輝選手/MF #16)ものの序盤は「うちの4バックに相手が3枚でボールを奪いに来たので、後ろが圧を感じていた」(野田知監督)ため、思うようにパスをつなげません。神戸は守備でもサイドを崩される場面が続き、14分には左CKからDF松本太一選手(#12)に先制弾を許します。しかし、30分と36分に奪ったFW三浦敏邦選手(#24)の連続ゴールで逆転に成功。43分にはFW棚田颯選手(#9)の得点で追いつかれましたが、直後にMF重野祥輝選手(#8)が勝ち越し点を奪い、3-2で前半を終えました。
後半に入ってからは攻勢に出た広島の裏を突き、FW小田裕太郎選手(#9)とMF佐々木貴哉選手(#20)の両ウイングが縦への突破を狙いました。51分には左を破った佐々木選手がペナルティーエリア内で倒され、PKを獲得。このPKはGK平野碧選手(#31)に阻まれましたが、そのこぼれ球を三浦選手が冷静に押し込み4点目を奪いました。54分には右サイドを抜け出した小田選手がゴール前に低いクロスを展開。広島の守備陣が弾いたボールをMF佐伯清之助選手(#10)が高い位置で広い、右足でゴールネットを揺らしました。
リードを3点差としてからは中盤の選手に代えて、DFを投入。フリーにさせる場面が多かった相手のサイドを抑えるため、4-3-3から広島と同じ3-4-3のシステムに変更し、逃げ切りを図ったものの59分と72分には右サイドを崩され、連続失点しました。試合終盤は同点弾を狙った広島に押し込まれる時間が続きましたが、GK多久美景紀選手(#1)を中心に落ち着いた守りで逃げ切り、神戸が5-4で勝利しました。
監督・選手コメント
沢田謙太郎 監督(サンフレッチェ広島F.Cユース)
立ち上がりは相手DFの背後とスペースをうまく使えていたので悪い内容ではなかったです。例年の課題である相手にボールを持たれる時間帯での対応も非常にアグレッシブに奪いに行けていましたが、奪い方が定まらない場面でスペースを使われたのが失点の原因です。きめ細かく相手に隙を与えず戦いたかった。ただ、これまでは相手に良い形で持たれると何もできない時間が長かったのが、短くなってきたのはポジティブに捉えています。あとは精度をどれだけ高めるかだと考えています。
FW #23 福崎伶青 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
前半は前からの守備がうまく機能し、先制点を奪えたのですが、中盤あたりからプレスをかわされる機会が増えて逆転されました。一度は追いつくことができたのですが、チーム全体の集中力が足りていなかったため、3点目を奪われました。同点のまま前半を終えていれば勝つチャンスはあったと思うのですが、もったいなかったです。後半はエンジン全開で点を取りに行ったのをうまく利用され、2失点しました。反省点が多い試合ですが、そこから2点取れたのは収獲なので、もっと質を上げて日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会でリベンジしたいです。
野田知 監督(ヴィッセル神戸U-18)
今日はキャプテン不在の一戦でどうなるか不安を抱いて試合に挑みました。加えてセットプレーから先制点も奪われ決して満足のいく立ち上がりではなかったですが、相手の守備をかわせたときはチャンスをつくれていたので前半のうちに逆転できた要因になったと思います。今年は勝てていないのでどうしても勝点を取りたいとの思いで後半は攻撃的に戦うリスクを排除して挑みました。1点差に詰め寄られましたが中盤の選手を中心によくハードワークして頑張ってくれました。
MF #16 押富大輝 選手(ヴィッセル神戸U-18)
いつもは(山内)翔くんに頼りっぱなしで、不在の今日はビルドアップの部分で苦しんだのですが、三浦くんを筆頭に前線が頑張ってくれたので点数は取れました。キャプテンがいなくても戦えることを見せられたとは思いますが、僕も含めて守備が甘かったのは課題です。特に後半はクロスの対応でマークを外してしまうなど基本的なことができませんでした。守備が安定しないと勝てないと思うので、改善していきたいです。
その他の試合結果
東福岡高校 4-2(前半3-1、後半1-1)セレッソ大阪U-18
アビスパ福岡U-18 2-2(前半1-1、後半1-1)京都サンガF.C. U-18
愛媛FC U-18 1-5(前半1-2、後半0-3)名古屋グランパスU-18
大津高校 2-0(前半2-0、後半0-0)ガンバ大阪ユース
セレッソ大阪U-18(大阪)をホームに迎えた東福岡高校(福岡)は、MF上田瑞季選手(#18)の2ゴールなどにより4-2で快勝しました。アビスパ福岡U-18(福岡)と京都サンガF.C. U-18(京都)の一戦は両者譲らず2-2の引き分けとなりました。名古屋グランパスU-18(愛知)はFW光田脩人選手(#18)の2ゴールを含め5得点を奪い、愛媛FC U-18(愛媛)に大勝しています。首位のガンバ大阪ユース(大阪)に挑んだ大津高校(熊本)はDF本多陸也選手(#2)とMF濃野公人選手(#10)の得点により2-0で勝利。この結果、首位のG大阪から3位・大津までが勝点で並びました。
WEST 第10節 ダイジェスト
大会期間:2019年4月6日(土)~2019年12月8日(日)
EAST 第11節
2019年8月24日(土)
17:00 大宮アルディージャU18 vs 市立船橋高校(NACK5スタジアム大宮)
2019年8月25日(日)
11:00 ジュビロ磐田U-18 vs 青森山田高校(磐田スポーツ交流の里ゆめりあ球技場サッカーグラウンド)
11:00 尚志高校 vs 流通経済大学付属柏高校(郡山市営西部サッカー場)
16:00 柏レイソルU-18 vs 清水エスパルスユース(三協フロンテア柏スタジアム)
17:00 浦和レッドダイヤモンズユース vs 鹿島アントラーズユース(浦和駒場スタジアム)
WEST 第11節
2019年8月24日(土)
17:00 京都サンガF.C. U-18 vs ヴィッセル神戸U-18(京都サンガF.C. 東城陽グラウンド)
17:00 セレッソ大阪U-18 vs サンフレッチェ広島F.Cユース(セレッソ大阪舞洲グラウンド)
17:00 大津高校 vs アビスパ福岡U-18(大津町運動公園競技場)
18:00 名古屋グランパスU-18 vs 東福岡高校(トヨタスポーツセンター(天然芝))
2019年8月25日(日)
10:00 ガンバ大阪ユース vs 愛媛FC U-18(OFA万博フットボールセンターグラウンド)
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