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退場者を出した鳥栖は大津と勝点1を分け合う 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2021第8節
2021年06月28日
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2021WESTは、6月26日(土)と27(日)に第8節を行い、サガン鳥栖U-18(佐賀)と大津高校(熊本)が対戦しました。
ピックアップマッチ
サガン鳥栖U-18 1-1(前半0-0、後半1-1)大津高校
3日前にJ1デビューを果たしたFW二田理央選手(#11)がベンチスタートとなった鳥栖ですが、これまでトップチームへの帯同を続けたDF中野伸哉選手(#6)が「成長するためには試合経験が大事。トップチームでの出場時間が少なかったので、U-18で長い時間出たかった」と今季初めてプレミアリーグに出場しました。テンポよくボールを動かし、勢いよくサイドを上がる中野選手を起点にチャンスをうかがいましたが、マッチアップしたDF坂田東悟選手(#2)が対人の強さを発揮し、自由を与えません。大津はかわされても複数人で囲い込んでボールを奪い、カウンターを狙いました。
DF川副泰樹選手(#4)が「守備から試合に入って、前半を0-0で折り返すのが自分たちの形」と話す通り、大津が狙い通りに試合を進める中、19分には相手のビルドアップを高い位置でカット。素早くMF川口敦史選手(#7)へとつないで放ったミドルシュートが、相手GKのハンドを誘うと、GKが退場となりました。
1人少ない状況での戦いを強いられた鳥栖ですが、選手全員が懸命に走って大津に対抗。攻撃でもMF福井太智選手(#14)を中心にゴールを目指します。後半に入ってからは二田選手を入れて攻撃のギアを入れると、「みんな自分の特徴を知ってくれていたので、徹底して背後に蹴ってくれた」と二田選手が振り返る通り、シンプルに相手DFの背後にボールを入れてチャンスを演出。72分にはMF坂井駿也選手(#5)がロングフィードを入れると、二田選手が上手く抜け出し、GKとの1対1を決めました。
大津もキャプテンのMF森田大智選手(#10)を投入し、反撃を開始すると、84分には右サイドの高い位置でスローインを獲得。DF日髙華杜選手(#3)からゴール前に投げ入れたボールは相手DFに阻まれましたが、こぼれ球を川副選手が豪快にたたき込み、試合を振り出しに戻しました。残り5分になってからは相手を押し込み、サイドからのクロスボールで逆転を狙いましたが、「10人になっても12人、13人に見えるくらい相手は走っていた」(川副選手)鳥栖の堅守を崩せず、タイムアップを迎えました。
監督・選手コメント
田中智宗 監督(サガン鳥栖U-18)
退場者が出てからの前半は耐えて、残り45分になってからFW二田理央を入れて勝負を仕掛けようと思っていました。得点までの展開はプラン通りで、100点満点です。先制点が取れたので欲も出ますが、相手より1人少ない状況で70分間しっかり戦ってくれた選手たちは本当に素晴らしいです。相手のゴールを決めた川副は、僕がU-15を指揮した最後の年の選手。今日ばかりは褒めてあげたいです。
DF #6 中野伸哉 選手(サガン鳥栖U-18)
U-18でプレーするからには違いを見せなければいけないと思っていました。アシストやゴールという結果を残したのですが、思い通りの結果が残せず、力不足を痛感しました。特に前半はカットインしたら相手は複数人に対応されました。このままではいけないと思い、後半は縦を突破できたり、上手く改善できたのは収穫です。先制してからは押し込まれる時間が長かった。そこで上手く守り切れたら良かったのですが、勝点1が取れたのは良かったです。
山城朋大 監督(大津高校)
後半は毎試合相手を押し返せているので、選手たちの自信になっています。相手は退場者が出て、後ろ気味になっていたので前半の残り時間はそのまま守備に重点を置き、主将のMF森田大智を入れてから、勝負しようと考えていました。終盤に2点目が獲れるチャンスを逃した悔しさはありますが、勝点が取れて良かったです。中野(伸哉)くんと対戦できるのは貴重な経験です。同点ゴールを決めた川副は鳥栖U-15の出身で、こういう場でできるのは大きいです。
DF #4 川副泰樹 選手(大津高校)
古巣との対戦ということで、誰よりも一番気合が入っていました。けがで出られない選手の代わりにキャプテンを任されたので、チームをまとめて戦おうと思っていました。また、大津高校はユースに上がれなかった選手や断られた選手ばかりで、チームとしても負けたくない気持ちが強かったです。1人多い中、1-1で終えたのは課題ですが、点が取れて追い付けたのはチームとしての成長だと思います。
その他の試合結果
セレッソ大阪U-18 延期 ジュビロ磐田U-18
ヴィッセル神戸U-18 3-0(前半2-0、後半1-0)京都サンガF.C. U-18
東福岡高校 0-4(前半0-1、後半0-3)サンフレッチェ広島F.Cユース
名古屋グランパスU-18 延期 ガンバ大阪ユース
京都サンガF.C. U-18(京都)をホームに迎えたヴィッセル神戸U-18(兵庫)はDF横山志道選手(#24)の先制点を皮切りに3点を奪い、今季初勝利を手にしました。暫定で首位に立つサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)は、16分にMF藤野和樹選手(#8)が先制点をマーク。後半に入ると、途中出場のMF越道草太選手(#27)ら3選手がゴールネットを揺らし、東福岡高校(福岡)を4-0で下しました。セレッソ大阪U-18(大阪)とジュビロ磐田U-18(静岡)、名古屋グランパスU-18(愛知)とガンバ大阪ユース(大阪)の試合は、チーム活動を一定期間制限されていたC大阪とG大阪の状況に鑑みて、延期となりました。代替日は決まり次第お知らせします。
大会期間:2021年4月3日(土)~2021年12月5日(日)
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