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1点を守りきった青森山田がEAST唯一の開幕3連勝を達成! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022EAST第3節

2022年04月18日

1点を守りきった青森山田がEAST唯一の開幕3連勝を達成! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022EAST第3節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022EAST 第3節が4月16日(土)、17日(日)に行われ、各地で熱戦が展開されました。17日の埼玉スタジアム2002第3グラウンドでは、大宮アルディージャU18(埼玉)と青森山田高校(青森)が対戦しました。

ピックアップマッチ

大宮アルディージャU18 0-1(前半0-1、後半0-0)青森山田高校

初戦黒星ながら第2節ではJFAアカデミー福島U-18(静岡)を2-1と撃破した大宮は、「最後まで優勝争いに顔を出していくという今年の目標のためにも勝っておきたい試合」(森田浩史監督)と位置付け、この一戦に臨みました。

対する青森山田は2連勝という理想的なスタートを切ったチームです。ただ、黒田剛監督は「どちらもギリギリの試合を何とか勝ったと言うべき」と現状を楽観しておらず、あらためて選手たちに対して「自分たちはチャレンジャーである」と引き締め、この試合に挑みました。

立ち上がりから大宮がボールを支配する時間の長い流れとなり、最初の決定機も大宮がつかんでいましたが、先制点は青森山田でした。MF奈良岡健心選手(#11)のロングスローがこぼれたところに鋭く反応したDF渡邊来依選手(#2)のヘディングシュートが突き刺さり、最初のゴールが生まれます。

その後も大宮が押し込み、相手のお株を奪うロングスローやCK、FKのチャンスをつかみますが、DF小澤晴樹選手(#3)が「セットプレーに関しては攻守で相手が上でした」と振り返ったように、タフに体を張って守る意識の高い青森山田を崩せません。

後半に入ると、大宮は長身の1年生FW磯﨑麻玖選手(#24)を最前線に入れて攻勢を強めますが、青森山田はDF小林康人選手(#15)、三橋春希選手(#4)らがガッツあふれる守備を継続的に見せてゴールを許しません。

80分にはハンドリングの反則から大宮がPKを得る絶好機もありましたが、FW高橋輝選手(#11)のキックは青森山田GK鈴木将永選手(#12)がビッグセーブ。リーグ戦開幕を前に大抜擢された2年生GKについて黒田監督は「普段から本当によくシュートを止めてくれるし、今日もよく止めてくれた」と絶賛しました。

結局、この1本の攻防が大きく響き、試合はそのまま終了。1-0で競り勝った青森山田が唯一の開幕3連勝となり、暫定ながらプレミアリーグEASTの首位に立ちました。

監督・選手コメント

黒田剛 監督(青森山田高校)
最終ラインの選手たちがよくやってくれましたし、ゼロで抑えられたことは良かったと思います。昨年とはまた違うチームですが、最後までみんなで一丸となって戦う山田らしさは崩さずにいきたいです。その上で、夏に向けてこのリーグ戦を戦いながら課題を修正し、少しずつチームとしてできることの幅を増やしていければと思っています。

GK #12 鈴木将永 選手(青森山田高校)
ロングボールを入れてくる大宮さんに対してGKである自分がチャレンジしていかないといけないという話は事前にされていました。まずGKとしてゼロで抑える仕事ができて良かったです。PKは先に動かないことを意識して、ギリギリに反応することを考えていました。まだまだ自分は全体的に見るとレベルが低いので、もっともっと成長していければと思っています。

森田浩史 監督(大宮アルディージャU18)
ロングスローからああいう形で来るのは分かっていたので対策もしてきていましたが、得点を許してしまいました。特に後半、あれだけ攻撃の時間を増やせた中で得点を奪えなかったので、ゴール前の精度はもっと磨いていかないといけないと感じています。青森山田さんのゴール前で絶対先にボールへ触る姿勢なども、見習っていかないといけません。

DF #3 小澤晴樹 選手(大宮アルディージャU18)
少ないチャンスをものにできるかどうかという部分に課題があったと思いますし、青森山田さんはゴール前の気迫もすごいと感じました。ボールは持てていたのですが、相手は一人一人が守備の役割をしっかり果たしていて、隙がないなと思っていました。うちのFWは力があるので、こういう相手のときはまずそこに入れてという形でもいいなと感じています。あと19試合あるので、もっと練習していきます。

その他の試合結果

横浜F・マリノスユース 2-3(前半0-1、後半2-2)流通経済大学付属柏高校
JFAアカデミー福島U-18 1-1(前半1-1、後半0-0)川崎フロンターレU-18
柏レイソルU-18 延期 桐生第一高校
市立船橋高校 2-0(前半0-0、後半2-0)横浜FCユース
FC東京U-18 4-3(前半1-2、後半3-1)前橋育英高校

横浜F・マリノスユース(神奈川)と流通経済大学付属柏高校(千葉)の一戦は、69分までに流経大柏が2点をリードしますが、横浜FMが猛追します。84分に同点としましたが、後半アディショナルタイムにDF橿本心選手(#6)が勝ち越しゴールを挙げ、流経大柏が今季初勝利を手にしました。JFAアカデミー福島U-18(静岡)は川崎フロンターレU-18(神奈川)と対戦し、互いに前半に1点を挙げるも次のゴールが奪えず、1-1で引き分けました。横浜FCユース(神奈川)をホームに迎えた市立船橋高校(千葉)は、後半の2得点が勝利につながり、連敗を脱出しました。FC東京U-18(東京)と前橋育英高校(群馬)の試合は激しい点の取り合いになりました。3-3で迎えた後半アディショナルタイムにFW熊田直紀選手(#9)のこの日3得点目となるゴールでFC東京が勝ち越し、勝ち点3を奪取しました。なお、柏レイソルU-18(千葉)と桐生第一高校(群馬)の一戦は延期となっています。

大会期間:2022年4月2日(土)~2022年12月4日(日)

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