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履正社がG大阪を破り残留へ前進! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022WEST第16節

2022年10月03日

履正社がG大阪を破り残留へ前進! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022WEST第16節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022WESTは10月1日(土)と2日(日)に第16節を行い、履正社茨木グラウンドでは履正社高校(大阪)とガンバ大阪ユース(大阪)が対戦しました。

ピックアップマッチ

履正社高校 4-1(前半2-1、後2-0) ガンバ大阪ユース

「相手チームはほとんどの選手が中学の3年間で切磋琢磨した知り合い。僕らはユースに上がれなかった組なので、チャレンジャー精神で挑みました」。そう口にするFW古田和之介選手(#9)をはじめ、履正社はG大阪ジュニアユース出身選手が4人もスタメン入り。試合前に平野直樹監督から「ガンバにしっかり成長した姿を見せよう。恩返しは今日の試合で良いプレーをすることだ」と背中を押された選手たちは、立ち上がりから攻守共にアグレッシブなプレーを見せました。

前線からの連動した守りでボールを奪い、MF川端元選手(#14)らがゴールを目指しましたが、決定機をつくれずにいると、29分にはG大阪にチャンスが到来。右サイドを抜け出したMF安達晃大選手(#8)からのボールをゴール前でFW南野遥海選手(#9)が受けると、振り向きざまに放った左足シュートを決めて、先制しました。

先手を奪われた履正社ですが、古田選手が「チームとしては下を向いていなかった。むしろ『俺たちは取り返すんだ!』という気持ちがみんなにあった」と振り返った通り、気落ちした様子は見られません。スペースを効果的に使って相手陣内に攻め込むと、45分にはMF徳山亮伍選手(#5)が左CKを頭で合わせて同点とします。直後の45+2分にもMF名願斗哉選手(#10)のFKから、徳山選手がヘディングシュートを決めました。

後半も、52分に相手のパスミスを奪った古田選手がシュートまで持ち込むなど履正社の流れで試合が進みました。59分にはG大阪に右CKを与えると、DF桒原陸人選手(#5)にGKの頭上を射抜くシュートを打たれましたが、「絶対に決めさせないという気持ちで、執念でクリアしました」と振り返るDF東尾大空選手(#4)が失点を回避しました。

ピンチを切り抜けた履正社に3度目の決定機が訪れたのは61分。DF西坂斗和選手(#2)からのスローインを受けた古田選手がペナルティーエリア左から思い切りの良いシュートをたたき込みました。このゴールが今シーズン12点目となった古田選手は試合後、「熱いタイプなのでどのゴールもすごくうれしいですけど、今日は特にうれしかった」と笑みを浮かべました。

65分にはG大阪の組み立てを途中出場のMF中鉢大翔選手(#15)が中盤でカット。こぼれ球を拾った名願選手がドリブルでゴール前まで持ち込むと、冷静にゴール右へと決めて勝負あり。因縁の対決を制した履正社が残留争いに向けて、貴重な勝ち点3をつかみました。

監督・選手コメント

平野直樹 監督(履正社高校)
勝ち試合を落とした先週の清水エスパルスユース戦は、学びにしなければいけないゲームでした。今日は学びを生かせたゲームで、相手の強力なアタッカーに仕事をさせませんでした。(パスを)出されたときの対応ではなく、出させない対応ができていました。我々が掲げる今年のテーマは、“奪う”です。ボールを奪うためには相手の自由を奪う、スペースを奪う、判断を奪う必要があります。今日は各ポジションがそれぞれできる“奪う”をやってくれました。

DF #4 東尾大空 選手(履正社高校)
今日は下位同士の対戦なので絶対に負けられない。絶対に勝ち点3を取ろうと話していました。ノックアウト方式で戦う全国高校サッカー選手権大会は、負けたら終わりで試合内容が良くても負けたら意味がありません。今日も選手権のように試合内容が悪くても、勝ち切れるよう意識しました。勝てたのは、FWが暴れてくれたから。中学からのチームメイトが今日はやってくれました。ガンバ出身の全員が気持ちを昂らせていました。俺らは強いぞ!と見せられたと思います。

MF #6 小幡季生 選手(ガンバ大阪ユース)
ボールを大事にしてつないでいくサッカーをしたいのですが、最近の試合ではなかなかうまくいっていません。相手に走力で劣っているので、今の自分たちには強みが何もない状態になっています。まずはしっかり走って戦うところをベースにしたい。その上でボール保持を毎日こだわってやっていきたい。負けてしまったのは仕方ないので、次に切り替えて来週は絶対勝てるように1週間準備します。

FW #11 鈴木大翔 選手(ガンバ大阪ユース)
中学時代のチームメイトが多い履正社だから意識するのではなく、この試合を勝つことだけ考えていました。残留を目標にするのではなく、目の前の試合を勝ち続けて、結果的に一つでも上の順位にいければ良い。そのためには、自分たちがやりたいことをする前に、攻守の切り替えなどやるべきことをやらないといけません。そうしたベースがあった上で、やりたいサッカーができれば結果が付いてくると信じています。

その他の試合結果

サガン鳥栖U-18 2-1(前半2-1、後半0-0) サンフレッチェ広島F.Cユース
静岡学園高校 1-1(前半1-1、後半0-0) 名古屋グランパスU-18
ジュビロ磐田U-18 4-0(前半1-0、後半3-0) セレッソ大阪U-18
ヴィッセル神戸U-18 2-0(前半1-0、後半1-0) 東福岡高校
大津高校 2-1(前半0-0、後半2-1) 清水エスパルスユース

ホームにサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)を迎えたサガン鳥栖U-18(佐賀)は、FW増崎康清選手(#17)とFW楢原慶輝選手(#7)の得点によって、2-1で勝利。静岡学園高校(静岡)と名古屋グランパスU-18(愛知)の一戦は両者譲らず、勝ち点1を分け合う結果となりました。ジュビロ磐田U-18(静岡)はFW舩橋京汰選手(#20)の2ゴールなどでセレッソ大阪U-18(大阪)を下し、連勝を達成しました。ヴィッセル神戸U-18(兵庫)は東福岡高校(福岡)に2-0で勝利し、第8節から続く負けなしを継続しています。清水エスパルスユース(静岡)とのホームゲームに挑んだ大津高校(熊本)は先制点を許しながら、後半の2ゴールで逆転し、今シーズン4勝目を手にしました。

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大会期間:2022年4月2日(土)~2022年12月4日(日)

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