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前半戦も残り2節!激化する首位争いの行方は 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023第10節

2023年06月30日

前半戦も残り2節!激化する首位争いの行方は 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023第10節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023は7月1日(土)と2日(日)に第10節を開催します。

EAST

前半戦も残り2節という局面でEASTの首位争いは激化しています。首位の青森山田高校(青森)と2位の川崎フロンターレU-18(神奈川)との勝ち点差は2、さらに3位の尚志高校(福島)も首位まで勝ち点3差と接戦が続いています。青森山田は市立船橋高校(千葉)と対戦した前節、35分に先制を許したものの、試合終了間際の90+7分にチームのストロングポイントであるセットプレーから劇的な同点ゴールが生まれました。MF芝田玲選手(#10)の左CKのこぼれ球を、途中出場のDF関口豪選手(#22)が頭でプッシュ。連勝こそはなりませんでしたが、これで無敗試合を5に伸ばしています。この勝ち点1をより価値のあるものにできるかは、今節の昌平高校(埼玉)戦にかかっていると言っても過言ではありません。

追いかける川崎Fは前節、横浜F・マリノスユース(神奈川)との“神奈川ダービー”に臨み、4-0で快勝。第7節で青森山田と2-2で引き分けて以降、旭川実業高校(北海道)戦の9-0、そして前節と自慢の攻撃陣が躍動するとともに、守備陣もしっかりとクリーンシートで試合を締めました。今節は柏レイソルU-18(千葉)のホームに乗り込んでの一戦となります。連勝を伸ばして首位追走となるでしょうか。

大宮アルディージャU18(埼玉)と前橋育英高校(群馬)の一戦は今後のリーグ戦を占うゲームとなるかもしれません。現在、大宮は勝ち点6で11位、前橋育英は勝ち点15で4位に位置しています。大宮にとっては残留に向けて、前橋育英にとっては首位争いに食い込むため、どちらも勝ち点3がほしいところ。順位を見ると前橋育英に分がありますが、今シーズンは引き分けがゼロで、5月以降は連勝がありません。ホームゲームでは4戦全勝とめっぽう強いですが、アウェイゲームは1勝4敗と黒星が先行しています。今節は大宮のホームゲーム。果たして勝負の行方は。

その他、旭川実業と市立船橋、横浜FMと尚志、FC東京U-18(東京)と流通経済大学付属柏高校(千葉)が対戦します。

WEST

WESTの首位は静岡学園高校(静岡)です。ここまで2連勝が2回と大連勝はありませんが、苦しい試合も引き分けに持ち込み、第4節以降負け無しで順調に勝ち点を積み重ねています。前節の履正社高校(大阪)では今シーズン2度目の無失点勝利。今節は攻守で相手を圧倒した戦いで連勝街道に突入したところでしょう。対するのは現在、最下位のジュビロ磐田U-18(静岡)です。第2節から5連敗を喫するなど苦しい立ち上がりとなった今シーズンですが、サガン鳥栖U-18(佐賀)と対戦した前節は待望の今季初勝利を挙げました。13分のMF鈴木泰都選手(#7)の先制ゴールを皮切りに4得点を重ねました。首位と対戦する今節も早い時間帯に先制点を奪うことができれば勝機も見えるはずです。

2位の神村学園高等部(鹿児島)は8位の東福岡高校(福岡)とのアウェイゲームに臨みます。第8節のヴィッセル神戸U-18(兵庫)戦では今シーズン初めて無得点に終わり0-5で敗戦。しかし、前節の横浜FCユース(神奈川)戦では2度のリードを許しながらも追い付き引き分けに持ち込むたくましさを見せました。首位の静岡学園との勝ち点差は4と大きくは引き離されていないだけに、今節も勝利で首位追撃の足がかりとしたいところです。一方の東福岡は、第2節から4連敗とシーズン序盤戦は苦しみましたが、直近3試合は2勝1分けとチーム状態は上向きです。2試合連続で無失点と守備が安定しているだけに、リーグ最多の得点数を誇る神村学園との一戦は自信を深めるために重要な戦いになりそうです。ここから上位進出となるか。東福岡の奮闘にも期待です。

勝ち点5差で首位を追う3位の名古屋グランパスU-18(愛知)はアウェイで横浜FCと対戦します。開幕3連勝と好調な滑り出しとなった名古屋ですが、第4節以降は1勝3分け2敗と黒星が先行。しかし、敗れた2敗はいずれも1点差と僅差のゲームを展開し続けています。前節は攻撃陣が好調だった神戸とスコアレスドローで勝ち点1を積み上げました。首位との差を詰めるためには勝ち点3がほしいところです。対する横浜FCはEASTからWESTに戦いの場を移した今シーズンは厳しい戦いが続いています。ここまで勝利は第3節の東福岡戦のみですが、苦しい中でも引き分けで勝ち点を少しずつ積み上げています。直近2試合もジュビロ磐田U-18(静岡)に終盤で追い付き3-3、前節は神村学園に追い付かれ2-2で引き分けています。順位はプリンスリーグ降格圏の11位ですが、9位の鳥栖、10位の履正社との勝ち点差は2。残留圏浮上のために上位チームから勝ち点奪取を狙います。

その他、神戸は履正社、鳥栖は大津高校(熊本)、サンフレッチェ広島F.Cユース(広島)は米子北高校(鳥取)と対戦します。

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式Twitter

大会期間:2023年4月1日(土)~2023年12月3日(日)

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