高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023は7月8日(土)と9日(日)に第11節を開催します。

EAST

今節が終わると約2カ月の中断期間に入るプレミアリーグ。EASTの首位を走る青森山田高校（青森）はアウェイで前橋育英高校（群馬）と対戦します。青森山田は前節の昌平高校（埼玉）戦で5-1と快勝。この試合で2得点を決めたFW米谷壮史選手（#11）が得点ランキングトップタイ（10得点）に躍り出ました。エースの活躍に呼応して自慢の攻撃力がますます猛威を振るうことでしょう。なお、青森山田と2位の川崎フロンターレU-18（神奈川）との勝ち点差は4あり、すでにリーグ前半戦の首位を確たるものにしていますが、ここはあくまでも通過点。勝ち点を積み重ねて気持ちよくリーグ中断を迎えたいところでしょう。対する前橋育英はここまで5勝5敗と五分の成績です。ここ2試合は、相手に先制され、一度は追いつくもののそこから突き放されて敗戦という流れが続いています。今節は首位が相手ですが、僅差のゲームに持ち込んで3試合ぶりの勝利を目指したいところでしょう。

2位の川崎FはFC東京U-18（東京）との“多摩川クラシコ”を迎えます。川崎Fは前節、柏レイソルU-18（千葉）に先制点を許しますが、MF矢越幹都選手（#25）の2ゴールで逆転。しかし、終盤に同点ゴールを奪われ、引き分けという結果になりました。青森山田にプレッシャーを与える意味でも前半戦最終節では勝利がほしいところでしょう。一方のFC東京は今シーズン2勝4分4敗で10位。第6節以降は2分3敗と勝利から見放されています。直近5試合のうち3試合は、先制点を挙げていますがいずれも勝利につなげることができていません。上位の川崎Fを相手に、ゲームを優位に進めて6試合ぶりの白星を挙げることはできるでしょうか。

リーグ戦も折り返し地点ということで下位の状況も気になります。現在、降格圏の11位は大宮アルディージャU18（埼玉）、12位は旭川実業高校（北海道）。旭川実業は横浜F・マリノスユース（神奈川）との開幕戦を2-0で勝利し、前回参戦したプレミアリーグ（2012年）ではつかめなかった初勝利を手にしました。しかし、第2節以降は大量失点が続き、1分8敗と厳しい戦いが続いています。今節は9位の昌平をホームに迎えての一戦。後半戦に向けて希望を見出すために今季2勝目を目指してほしいところです。

その他、尚志高校（福島）と柏、市立船橋高校（千葉）と横浜FM、流通経済大学付属柏高校（千葉）と大宮が対戦します。

WEST

WESTでも前半戦の首位は静岡学園高校（静岡）に確定しています。2位の名古屋グランパスU-18（愛知）、3位のヴィッセル神戸U-18（兵庫）との勝ち点差を5としています。履正社高校（大阪）、ジュビロ磐田U-18（静岡）と2試合連続で3点差を付けて連勝中と勢いに乗っています。今節は3位の神戸との上位対決。このまま首位固めなるか。それとも直近4試合を3勝1分とこちらも好調な神戸が待ったをかけるか。見どころも多い一戦となりそうです。

2位の名古屋はホームに東福岡高校（福岡）を迎えての一戦。名古屋は開幕3連勝を達成するものの、以降は連勝がありません。前節は横浜FCユース（神奈川）を相手に、標榜するプレッシングが機能して2-0で勝利しています。連勝して中断を迎えるためにも否が応にも気合が入ることでしょう。対する東福岡は4勝1分4敗で7位に位置しています。第2節から4連敗を喫したものの、そこからの4戦は3勝1分と持ち直しています。上位進出の可能性も十分あるため、ここでの勝利は大きな意味を持つことになります。

WESTの残留争いも激化していきそうな状況です。9位のサガン鳥栖U-18（佐賀）と12位の磐田の勝ち点差は4。今節は11位の横浜FCが10位の履正社と対戦。こちらの勝ち点差は2ということで横浜FCが勝利すれば降格圏脱出することになります。磐田はアウェイで5位の大津高校（熊本）と対戦します。上位チームが相手になりますが、勝利を目指して熱い戦いに期待したいところです。

その他、米子北高校（鳥取）は鳥栖、神村学園高等部（鹿児島）はサンフレッチェ広島F.Cユース（広島）と対戦します。

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式Twitter

大会期間：2023年4月1日(土)～2023年12月3日(日)

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