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メニーナが連覇達成! JFA U-18女子サッカーファイナルズ2024
2024年09月17日
日本サッカー協会は、U-18年代女子チームの真の日本一を決めるJFA U-18女子サッカーファイナルズ2024を、9月16日(月・祝)に東京都・AGFフィールドで行いました。
同大会は、全国高等学校体育連盟の所属チームと、日本クラブユースサッカー連盟の所属チームが対戦する大会として2020年度から開催予定でしたが、コロナ禍の影響で中止となった2年間を経て、2022年度から開催しています。
今年は、令和6年度全国高等学校総合体育大会の優勝チーム、藤枝順心高校(静岡県)と、第6回日本クラブユース女子サッカー大会(U-18)を制した日テレ・東京ヴェルディメニーナ(東京都)が出場し、前回大会と同じ顔合わせとなりました。
試合は序盤からメニーナがボールを保持し、攻撃する展開が続きます。19分には伊藤風葵選手の放ったシュートが藤枝順心高の選手の手に当たり、メニーナがPKを獲得。これを青木夕菜選手が決め、先制します。対する藤枝順心高も反撃に転じ、29分に葛西唯衣選手が長い距離をドリブルしてシュートを放ちましたが、メニーナのGK林心春選手に阻まれました。
ハーフタイムには両チームが選手交代を行い、メニーナは前日の2024-25 SOMPO WEリーグに日テレ・東京ヴェルディベレーザの選手として出場した眞城美春選手を投入します。左サイドに入った眞城選手は得意のドリブルでボールを前に運び、メニーナが攻勢を強めると、48分に追加点が生まれます。須長穂乃果選手が蹴ったCKに、最後は松岡瑛茉選手が決めてメニーナが2-0としました。
藤枝順心高は前線の選手を次々と入れ替え、中盤の選手も攻撃に加わります。85分、葛西選手のパスを受けた佐藤ふう選手がシュートを放つも、オフサイドの判定に。その1分後には葛西選手が左サイドからクロスボールを上げますが、これはメニーナの鈴木温子選手がヘディングでクリアしました。後半アディショナルタイムの葛西選手のミドルシュートもメニーナGK林選手がセーブし、試合は2-0のままタイムアップを迎えます。メニーナが大会2連覇を達成して「真の日本一」に輝きました。
監督・選手コメント
中村翔 監督(藤枝順心高校)
昨年度よりうまくプレーできている印象でしたが、PKとセットプレーでの失点で流れを難しくしてしまいました。高い位置から圧力をかけることで、ボールを奪ってチャンスをつくりたかったのですが、前半はボールを奪ってからの攻撃の質が低く、疲労する原因になりました。崩されて失点しなかった部分は、大きな成果ではないかと思います。選手が私の想像をはるかに上回るパフォーマンスを発揮したので、そこを継続しながら高校女子選手権に向かいたいです。
MF #10 植本愛実 選手(藤枝順心高校)
率直に悔しい気持ちが一番です。気持ちを切り替えてやるしかないので、シーズン後半に向けて自分たちの課題を良い方に変えていきたいと思います。(メニーナとは)昨年も対戦したので、ある程度は特徴をつかんでいましたが、それ以上に自分たちがプラスアルファのプレーをしないと勝てないと思いました。ボールを回されることが多く、そこから些細な誤差が生まれてしまいました。シーズン後半に向けて自分のレベルを上げて、攻守両面に関わり、ゴールも決められる選手になりたいと思います。
坂口佳祐 監督(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
結果や内容で自分たちの価値を示すことを目標に、今回の試合に臨みました。相手あってのことですが、テンポが遅くなってしまい、アグレッシブに前進することができない時間もありました。自分たちからアクションを起こせたらよかったです。皇后杯ではなでしこリーグの1部チームを倒し、WEリーグのチームにチャレンジをすることを目標に、選手の成長を第一に考え、願わくば3年前のような良い結果で、選手にいい景色を見せたいと思います。
MF #10 眞城美春 選手(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
2点を取って勝ったことはよかったですが、ゲーム全体としてメニーナらしさを発揮することができず、少し悔しいです。積極的に仕掛けて、チームをさらに優位に立たせたいと思っていましたが、ゴールシーンがつくれなかったので、そこも悔しい部分です。チームとしてやるべきことは理解していましたが、ミスが目立ってしまいました。皇后杯は自分たちらしさを多くの人に見せられる大会なので、チームの勝利に貢献して、こんなサッカーをしたいというのをピッチで表現したいです。
大会日程:2024年9月16日(月・祝)
会場:東京/AGFフィールド
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