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第28回全日本大学女子サッカー選手権大会 ベスト8が決定!

2019年12月27日

第28回全日本大学女子サッカー選手権大会 ベスト8が決定!

第28回全日本大学女子サッカー選手権大会の2回戦が12月26日(木)、兵庫県三木市の三木総合防災公園で行われ、ベスト8が決定しました。

ピックアップマッチ1

帝京平成大学 0-0(PK4-3)聖泉大学

関東第1代表の帝京平成大学と関西第4代表の聖泉大学との2回戦。試合は序盤から帝京平成大学が幾度となくサイド攻撃からチャンスを作りますが、決定機で決めることができません。一方、聖泉大学も中盤でボールを奪い、攻撃を仕掛けますが、なかなかゴール前まで攻め込むことができません。次第に守備を固める聖泉大学に対して、帝京平成大学は攻め手を欠きますが、河野有希選手や近藤彩優子選手が個で打開を図り、ゴールを目指します。後半に入っても帝京平成大学が再三攻め込みますが、決定力に欠き、得点することができません。帝京平成大学は59分に橋本真優選手に代わり川本和選手、73分に松丸綾花選手に代わり今田紗良選手を投入し、攻撃陣を活性化させますが、いずれも決定的なチャンスを得点に繋げることができず、PK戦へと突入します。先攻の聖泉大学は1人目が帝京平成大学のGK米澤萌香選手に止められます。一方、帝京平成大学は4人目までが確実に決めます。ここで外せば試合終了というプレッシャーのかかったなか、聖泉大学の5人目も再びGK米澤選手が止めて試合終了。帝京平成大学の勝利となりました。

ピックアップマッチ2

大阪体育大学 9-1(前半1-1、後半8-0)四国大学

インカレ常連校の大阪体育大学(関西第1代表)と5年連続5回目の出場となる四国大学(四国第1代表)の一戦。大阪体育大学は、初戦の緊張と小雨で滑るピッチのためか、なかなかリズムが作り出せません。一方、四国大学はチャンスがあれば高い位置からプレッシャーをかけ、自陣ゴール前では体を張った守備によりピンチを跳ね返します。18分、四国大学はCKからのボールを麻生葵選手がヘディングで押し込み先制します。その後、大阪体育大学はチャンスを作るも、四国大学の硬い守備によりなかなかゴールには結び付けません。39分、大阪体育大学は、左からのクロスに東原彩帆選手がヘディングで合わせて同点に追いつき、前半を終了します。大阪体育大学は46分に右からのCKに樋口佳那選手が、49分には左からのCKに井之脇朱音選手がそれぞれヘディングで合わせ、追加点を畳み込み、ようやく落ち着いたゲーム運びとなります。結果的には井之脇朱音選手の5得点により、9-1で大阪体育大学が準々決勝進出を決めました。

ピックアップマッチ3

札幌大学 0-6(前半0-1、後半0-5)東洋大学

1回戦を突破し、勢いに乗る8年連続8回目出場の札幌大学(北海道代表)と、4年連続4回目の出場となる東洋大学(関東第4代表)との一戦。立ち上がりから硬いブロックを敷き、守備意識の高い札幌大学に対し、幅広くピッチを使い、丁寧にボールを動かしゴールを目指す東洋大学。スペースを消しながらサイドにボールを追い込み粘り強く守る札幌大学に対して、東洋大学の攻撃が実ったのは40分。ゴール前の混戦から大島彩香選手が蹴り込み東洋大学が先制します。その後も札幌大学は守備陣形を崩さず、1点差をキープしたまま前半を終了します。後半立ち上がり、東洋大学は前への圧力を強め、後半開始早々の48分、出耒村亜美選手のクロスから大内梨央選手がヘディングシュートを決めて2点差に広げます。この得点で落ち着きを取り戻した東洋大学は、焦ることなくボールを左右に散らして相手を揺さぶり、徐々に札幌大学の走力を奪います。69分には、再び大内選手がグラウンダーのクロスをワンタッチで流し込み、3点目を奪います。札幌大学はゴールを奪うために前へ出て何度か東洋のゴールを脅かしますが、79分、鈴木陽奈選手のミドルシュートが札幌DFに当たってコースが変わり4点目。最後まで果敢にゴールを奪おうと必死に粘る札幌大でしたが、終了間際に東洋大学の出耒村亜美選手、北川愛莉選手が追加点を挙げます。個々の力を見せつけた東洋大が快勝し、準々決勝に進出しました。

その他の試合結果

12月26日(木)
吉備国際大学 0-0(PK4-3)神奈川大学
武庫川女子大学 0-2(前半0-1、後半0-1)静岡産業大学
日本体育大学 1-0(前半0-0、後半1-0)大東文化大学
徳山大学 0-2(前半0-1、後半0-1)筑波大学
愛知東邦大学 2-5(前半1-4、後半1-1)早稲田大学

選手コメント

高柳朱々奈 選手(帝京平成大4年)
今日の試合は初戦ということで入りが難しく、初戦の大事さを改めて感じています。ボールを保持している時間帯が多い中、決定機を決めきることができず、課題が多く残る試合となりました。PK戦での勝利でしたが、一人一人がやるべきことを全力でやったことにより、勝って次に繋げられたことはチームとして大きな1勝だと感じています。今日の試合で出た課題にチーム全員で向き合い28日に臨みます。

今田怜那 選手(大阪体育大4年)
今日の試合では十分に準備をし試合に臨みました。大会は2回戦ではありますが、私たちは初戦ということもあり、前半動きが少し硬かったように思います。なかなかシュートまで行けず苦しい試合展開になりましたが、後半はしっかり修正しチームの良さを出し、勝ちきれて良かったです。自身も得点や得点に絡めて嬉しく思います。次戦も簡単な試合ではないと思いますが、今日の反省を活かし、チーム一丸となって戦います。

山幡あや 選手(東洋大4年)
なかなか先制点が決められず時間だけが過ぎていきましたが、前半終了間際に先制して前半を折り返すことができました。後半の早い時間に追加点を取ることができてからは、全体的に落ち着くことができました。得点を重ね、無失点で終えられたことはとても良かったです。しかし、まだまだ細かい部分で課題は残っているので、短い期間でしっかりと調整して、次の試合もチーム一丸となって闘い、お世話になっている方々へ結果で恩返しをします。 

第28回全日本大学女子サッカー選手権大会

大会期間:
2019/12/24(火)~2020/1/19(日)

会場:
【1回戦~準々決勝】
三木総合防災公園(兵庫県三木市)
陸上競技場/第2陸上競技場/みきぼうパークひょうご第1球技場/みきぼうパークひょうご第2球技場
【準決勝・決勝】
味の素フィールド西が丘(東京都北区)

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