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ベスト8が決定! 第31回全日本大学女子サッカー選手権大会
2022年12月27日
第31回全日本大学女子サッカー選手権大会のラウンド16が12月26日(月)、兵庫県三木市の三木総合防災公園で行われ、ベスト8が決定しました。
ピックアップマッチ1
東洋大学 3-0(前半1-0、後半2-0) 追手門学院大学
開始早々、背後へのボールに反応した東洋大学の門脇真依選手がループシュートを決めて先制に成功します。追いつきたい追手門学院大学も尾崎恵選手のポストプレーから仁木愛実選手のドリブル突破で反撃を試みますが得点にはつながりません。27分、追手門学院大学は前線からの連動した守備から大場柚季選手がミドルシュートを放ちますが、惜しくも枠外に外れてしまいます。しかしそこからペースを掴み出した追手門学院大学が徐々に東洋大学のゴール前に迫るシーンが増えていきます。
後半に入っても追手門学院大学の粘り強い連動した守備が東洋大学を苦しめます。53分にはパスカットから追手門学院大学の四海真結華選手がミドルシュートを放ちますが、東洋大学GK今井佑香選手に阻まれます。すると66分、左サイドを突破した東洋大学は根間陽彩選手のパスに反応した北川愛莉選手が流し込み2-0とします。続けて70分にも門脇選手が追加点を奪い、3-0で東洋大学がベスト8に駒を進めました。
ピックアップマッチ2
吉備国際大学 1-1(前半0-0、後半1-1、PK4-3) 帝京平成大学
試合は序盤、吉備国際大学のペースから、徐々に帝京平成大学が主導権を握る展開になります。41分、中央でパスカットをした帝京平成大学の鈴木菫選手が豪快なミドルシュートを放ちますが、吉備国際大学GK杉野陽咲選手が得点を許しません。0-0で前半を折り返します。
後半開始早々に試合は動きます。46分にスローインから帝京平成大学がパスを繋いで逆サイドへ展開し、上がってきた鈴木選手が右足を振り抜き、帝京平成大学が先制点を挙げます。同点に追いつきたい吉備国際大学は粘り強くゴールを守りながら、チャンスをうかがいます。70分にはディフェンスラインの裏へ送り込んだボールへ吉備国際大学の板倉楓選手がGKよりも先に反応し、冷静に流し込み試合を振り出しに戻します。その後も激しい攻防が続きますが両者譲らず試合は同点のまま終了。勝負はPK戦へと持ち込まれます。
吉備国際大学の先攻で始まり、4人目終了の時点で3-3と拮抗した戦いが続きます。そして5人目で吉備国際大学GK杉野選手が好セーブを見せ、試合終了。
一進一退の試合をPK戦の末、吉備国際大学が勝利し、準々決勝進出を決めました。
ピックアップマッチ3
四国大学 0-2(前半0-1、後半0-1) 大阪体育大学
立ち上がりから勢いに乗る大阪体育大学が主導権を握ります。栂菜々笑選手を中心に力強い攻撃で四国大学ゴールを脅かします。試合が動いたのは32分、桂亜衣選手のパスを受けた宮本春花選手が放ったシュートは見事にゴールに吸い込まれ待望の先制点が生まれます。その後も大阪体育大学は攻撃の手を緩めず優位な状況が続き、前半を1-0で折り返します。
後半になっても大阪体育大学が終始ボールを保持した展開が続きます。なんとか1点を返したい四国大学は、麻生葵選手を中心としたサイド攻撃や、濱田紗妃選手のスピードを生かした動き出しで果敢にゴールを狙います。四国大学の鋭い攻撃を、落ち着いた守備で攻撃へとつなぐ大阪体育大学は80分、矢野梨紗選手の突破から神門泰奈選手がフリーでシュートを放ちますが、惜しくも枠外となります。そして84分、左からのコーナーキックを大阪体育大学の栂選手が頭で合わせ、追加点を奪います。そのまま試合終了のホイッスル。2-0で大阪体育大学が2回戦突破を果たしました。
選手コメント
GK #1 今井佑香 選手(東洋大)
この大会に向けてさまざまな想いがある中、目の前の試合に勝つことを第一に自信を持って挑みました。私たちにとって初戦ということで少し硬さがありましたが、早い時間帯で点を取ることができたので、焦らずに試合を進めることができました。次に向けてチーム全員で良い準備をしていきたいと思います。
MF #7 川名みのり 選手(吉備国際大)
先制点を取られた後でも、焦らずに強気でいったことが勝利につながったと思います。守備は粘り強く耐え、攻撃は時間が経つにつれてテンポ良くパスを回せるようになりました。この試合はハイボールが多く、球際やセカンドボールを勝てるかどうかが大切だったと思います。全員が気持ちを切らさず闘えたため勝つことができたと思います。今日勝ったことでチームがより一つになったと思います。今日の反省をできるだけ修正し、戦術やプレースタイルだけではなく、強い一体感を持って全員で闘い、ベスト4に進みたいと思います。
FW #7 桂亜依 選手(大阪体育大)
初戦ということもあり、入りがあまり良くありませんでした。その中でも、4年生を中心にチームで先制点を取り、全員が集中力を切らさず最後まで戦えた試合になりました。次の試合は、初戦より厳しい戦いになるとは思いますが、チーム全員が仲間を信じ、最終的には自分を信じて最後まで悔いなくやり切ります。個人としては、果敢にゴールに向かい、点を取ることが自分の役目だと思っています。次の試合はそこを追求し、攻守にわたって積極的にプレーしたいです。
大会概要
第31回全日本大学女子サッカー選手権大会
大会期間:2022年12月24日(土)~2023年1月6日(金)
会場:三木総合防災公園(兵庫県三木市)、味の素フィールド西が丘(東京都北区)
公式YouTube(https://www.youtube.com/channel/
UCh_0JA9LCXCRp3G2uj1dOkQ)にて、全試合ライブ配信予定です。
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