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東洋大と山梨学院大が初の決勝進出! 第31回全日本大学女子サッカー選手権大会
2023年01月05日
第31回全日本大学女子サッカー選手権大会の準決勝が1月4日(水)、東京都・味の素フィールド西が丘で行われました。冬晴れの中の2試合の結果を受け、東洋大学(関東第1代表)と山梨学院大学(関東第3代表)が初の決勝進出を決めました。
第1試合マッチレポート
東洋大学 5-0(前半1-0、後半4-0) 吉備国際大学
初優勝を狙う東洋大学と9大会ぶりの決勝進出をかける吉備国際大学の対戦。
序盤から両者激しい攻防を繰り広げます。4分、5分と立て続けに東洋大がロングシュートを放つと、これはいずれも吉備国際大・GK杉野陽咲選手がセーブ。9分にはボールを奪った吉備国際大・板倉楓選手がペナルティエリア内にドリブルで持ち込みますが、東洋大・藤生菜摘選手の堅い守備に阻まれます。すると11分、東洋大・北川愛莉選手が相手を背負う形でボールを受けると、そのまま反転してシュート。これがゴールニアサイドに決まり先制点を挙げます。その後も東洋大が主導権を握る時間帯が続きますが、吉備国際大は余田清華選手を中心に体を張って守ります。前半終了間際にも東洋大はコーナーキックを2本獲得しますが、吉備国際大がこれを跳ね返しそのまま前半終了。東洋大が1点リードした状態で試合を折り返します。
迎えた後半、立ち上がり51分に吉備国際大・古谷優理亜選手が勢いよく抜け出しシュートを放ち、東洋大ゴールを脅かしますがとらえきれません。すると追加点を狙う東洋大は直後の52分に、ゴール前の細かいパスワークから最後は宮本妃菜里選手が冷静に決め、スコアは2-0となります。勢いをつけた東洋大はその後も何度かチャンスを創出しますが、吉備国際大も徹底した守備で追加点を許しません。追いつきたい吉備国際大は鵜木瑠南選手が61分にドリブルから鋭いシュートを放ちますが、東洋大・GK今井佑香選手がセーブ。ここから試合は、吉備国際大が攻め込まれる時間が続きます。64分には東洋大・門脇真依選手のミドルシュートがゴール右上に決まり、3点目を挙げます。猛攻を続ける東洋大は81分、交代で入った小林莉々子選手が裏へのボールに抜け出しシュート。これが決まり東洋大は4点目を獲得します。なんとか得点を挙げたい吉備国際大はGK杉野選手がファインセーブを見せ、前線も縦に速いプレーで攻めますが、ゴールは奪えません。カウンター攻撃を仕掛けた東洋大は89分、ゴール前のこぼれ球を北岡梨愛里選手が押し込み5点目。終了間際には吉備国際大が東洋大のゴールに迫りますが、得点には至らず試合終了。東洋大が決勝に進出しました。
第2試合マッチレポート
山梨学院大学 3-1(前半3-1、後半0-0) 日本大学
互いに初の決勝進出を狙う山梨学院大学と日本大学の対戦。
序盤からボールが落ち着かず競り合う展開となりますが、3分に山梨学院大の甲斐碧海選手がミドルシュートを放ちます。ここから山梨学院大が攻め込みますが、日本大は堅守でこれを跳ね返します。10分には日本大がフリーキックを獲得し、ゴール前の混戦となるも山梨学院大・GK武田あすみ選手が弾き、ピンチを切り抜けます。山梨学院大は勢いを持った攻撃を続け、20分には左サイドからのクロスに甲斐選手が合わせますが、惜しくもゴールの上。ここからさらに攻撃に厚みをかけた山梨学院大は22分にコーナーキックを獲得すると、嶋田華選手が頭で合わせ先制点を挙げます。その後も山梨学院大が攻め込む時間帯が続きますが、日本大は牧野美優選手を中心に体を張った守備で決定機を作らせません。すると1点を返したい日本大は29分、ハイプレスからボールを奪うと、裏へのパスに抜け出した藤原愛里選手が冷静に決め切り、試合を振り出しに戻します。しかし43分、山梨学院大がコーナーキックを獲得すると、ゴール前の混戦でこぼれたボールに反応した嶋田選手が押し込み、山梨学院大が再びリード。前半アディショナルタイムにも山梨学院大がペナルティキックを獲得し、浜田芽来選手がゴール左側に沈め、3点目を奪います。その後、スコアは動かず前半は終了し、試合を折り返します。
後半は立ち上がりから接戦となります。互いに多彩な攻撃でアタッキングサードまで侵入しますが、チャンスには繋がりません。49分には日本大がコーナーキックを獲得し、ショートコーナーから決定機を作りますが山梨学院大の堅い守備に跳ね返されます。追いつきたい日本大は53分にクロスを上げ、クリアされたボールを久保華恩選手がダイレクトで合わせますがわずかにゴール右外。この後はさらに引き離したい山梨学院大がギアをあげ、55分に獲得したフリーキックから浜田選手が頭で合わせますがこれもわずかに枠外。山梨学院大は59分にも日本大のゴール前にハイボールを入れ競り合う展開に持ち込みますが、GK山田桜音選手が冷静に対応し日本大も追加点を許しません。ここから日本大がボールを持つ時間帯も増え始め、76分、81分にはペナルティエリア付近まで攻め上がりますが決定的なチャンスには繋がりません。84分にはコーナーキックを獲得しますがこれも相手の守備に阻まれます。拮抗した展開が続きましたがスコアは動かないままフルタイムを迎え、山梨学院大が決勝への切符を掴み取りました。
監督・選手コメント
石津遼太郎 監督(東洋大学)
西が丘での開催ということで、たくさんのOG、大学関係者、保護者の皆様、応援してくれている方々が駆けつけてくれたなかで、勝利を届けることができ良かったです。また準決勝という舞台で良いパフォーマンスを出し、快勝してくれた選手たちは本当に素晴らしかったと思います。90分を通してほとんどの時間を我々のコントロール下で進めることができましたし、スタートの選手、交代で出場した選手がしっかりと役割を全うしてくれました。次は部として初めての決勝ですが、チーム一丸で戦い、必ず優勝カップを勝ち取りたいと思います。
MF #7 北村美羽 選手(東洋大学)
前半の早い時間帯に先制点を取れたことで、自分たちのペースで落ち着いたゲーム運びをすることができました。
5得点を全て違う選手が取ったことや、細かいパスとダイナミックな仕掛けの使い分けができたことはとても良かったと思います。決勝では、自分たちの小さなミスで失点に繋がることがないように、まずは無失点で抑え、より支配的にアグレッシブに、全員で日本一を掴みにいきます。
村上裕子 監督(山梨学院大学)
たくさんの応援に後押しされながら、本日も勝利することができました。初めての決勝進出となります。部員67名、この選手たちなら大舞台も全員で楽しむのではないかと思います。本当に頼もしい選手たちと次もサッカーを楽しめたらと思います。初優勝目指して頑張ります。
GK #1 武田あすみ 選手(山梨学院大学)
先制した後に一度追いつかれ難しい展開になる部分もありましたが、決定機をものにし、チーム全員でゴールを守って、無事に勝ち切ることができました。次の決勝がこのメンバーでできる最後の試合になりますが、ピッチ、スタンド含めチーム全員で楽しみます。ピッチでは攻守にわたり全員がハードワークし、山梨学院らしいサッカーで、チーム目標である「日本一」を掴み取ります。応援よろしくお願いします。
第31回全日本大学女子サッカー選手権大会 決勝
1月6日(金)13:00~ 東洋大学 vs 山梨学院大学
大会概要
第31回全日本大学女子サッカー選手権大会
大会期間:2022年12月24日(土)~2023年1月6日(金)
会場:三木総合防災公園(兵庫県三木市)、味の素フィールド西が丘(東京都北区)
公式YouTube(https://www.youtube.com/channel/
UCh_0JA9LCXCRp3G2uj1dOkQ)にて、全試合ライブ配信予定です。
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