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SWHレディースフットサルクラブが新女王に輝く! 第12回全日本女子フットサル選手権大会
2015年11月09日
第12回全日本女子フットサル選手権大会は11月8日(日)、北海道釧路市で大会最終日を迎え、SWHレディースフットサルクラブ(関西1/兵庫)が初優勝を遂げました。
準決勝
SWHレディースフットサルクラブ(関西1/兵庫) 4-1(前半0-1、後半4-0) FC甲山レディース(開催地/北海道)
ビークス トーキョー レディース(東京3/東京) 1-1(前半0-0、後半1-1、PK戦4-5) 丸岡ラックレディース(北信越/福井)
ビークス トーキョー レディース(東京3/東京都)と丸岡ラックレディース(北信越/福井)の対戦は、ドラマチックな一戦となりました。ゴールがなかなか生まれない緊迫した展開の中、試合は後半に入ってから動きます。22分、丸岡は相手のミスを逃さずにFP北側夏奈選手が先制ゴールを決めます。対するビークスは残り時間が5分を切ってから、FP伊藤華恵選手をGKにしてパワープレーを仕掛けました。そのまま試合が終われるかと思われた残り25秒、ゴール前に送られたシュート性のボールにFP篠﨑圭子選手が反応し、ヘディングでゴールネットを揺らします。試合はこのままPK戦に突入し、両チームともに4人までが全員成功。迎えた5人目、丸岡が決めたのに対し、ビークスのシュートはこのキックから交代していたGK鵜飼真也子選手に止められ、勝敗が決しました。PK戦にもつれる激戦を制した丸岡が苦しみながらも2大会連続の決勝に駒を進めました。
もう片方のブロックでは、初出場のFC甲山レディース(開催地/北海道)が奮闘し、1点を先制します。チャンスの数では圧倒しながらも決定機を生かせていなかったSWHレディースフットサルクラブ(関西1/兵庫)は、後半に反撃を開始します。17分にFP坂田睦選手がPKを決めて追い付くと、その後はFP佐藤絵里選手、FP高橋美香選手、FP奥村愛選手が加点し、4-1で初の決勝進出を決めました。
決勝
SWHレディースフットサルクラブ(関西1/兵庫) 2-1(前半0-0、後半1-1、延長前半1-0、延長後半0-0) 丸岡ラックレディース(北信越/福井)
両チームともに初優勝を目指した決勝は、双方のゴレイラの奮闘が光り、タイトな試合となります。ゲームを優勢に進めていたのはSWHレディースでしたが、丸岡もゴールを許さずに速攻から反撃を狙います。24分、丸岡はFP北川選手が高い位置でボールを奪ってからのショートカウンターで先制点を決めます。追い込まれたSWHレディースは、35分に相手ボールを奪ったFP佐藤選手が右足を振り抜いて同点弾を叩き込み、そのまま試合は延長戦に突入。迎えた43分、再び佐藤選手がゴールを決めてSWHレディースが逆転に成功しました。結局、このゴールが決勝点となってSWHレディースが初優勝を遂げ、大会2連覇中だったアルコイリス神戸の記録を受け継ぎ、兵庫県勢3連覇を達成しています。
監督・選手コメント
上久保仁貴 監督(SWHレディースフットサルクラブ/兵庫)
監督になったのは今年が初ですが、これまでもずっとコーチとして活動してきていました。ですから、やっと念願の優勝を達成することができたという気持ちです。ここまで本当に苦しかったので、いまもうれしいというより、苦しい気持ちが勝っています。帰ってから優勝の感慨を味わいたいと思います。勝因はいままでの積み重ねだと思います。準決勝と同じような展開で先に失点してしまいましたが、選手たちがこれまでやってきたことを継続した結果、優勝につながったと思います。
佐藤絵里 選手(SWHレディースフットサルクラブ/兵庫)
ゴールはたまたまです。チームメイトみんなのおかげで取ることができました。私はしばらく学業のため休部していて兵庫県予選のアルコイリス神戸戦にも出場できませんでした。みんなが県予選で頑張ってくれたおかげで北海道に来ることができました。今日の2得点で、やっと少しだけ、その借りを返せたかなと思います。先制されてからは苦しかったですが、まだ時間もあったのでそれほど慌てませんでした。準決勝の甲山レディース戦でも先制された試合を逆転していたので、決勝も逆転する自信がありました。
浅野樹 選手(丸岡ラックレディース/福井)
昨年より良い結果を残そうと思って頑張ってきたのですが、また準優勝という結果でした。それでも、みんなが全力でプレーすることができたので、悔いはありません。今年は古林心選手が愛知に移ったこと、高尾茜利選手や北川夏奈選手がAFCフットサル女子選手権に出場していたこともあって、チーム全員で練習する機会をあまり設けられませんでした。それでも、前回大会の決勝は延長までいかずに1-3で敗れたのに対して、今日は延長まで行って接戦になったので、昨年に比べて成長できたと思います。来年こそは優勝します。
眞境名オスカー 監督(ビークス トーキョー レディース/東京)
東京都リーグを戦っているときからでしたが、今年のチームにはストライカーがなく、点が取れるときに取る選手がいませんでした。ただ、選手たちは本当によくやってくれました。ディフェンスはとても良くできていたと思います。だからこそ悔しいのは、攻撃面です。残り時間がなくなり、パワープレーで同点に追い付いてPK戦まで持ち込んでくれました。試合の流れを考えると、あそこから延長戦を戦うことができていればと思いますが、それはルールなので仕方がありません。もっと成長して、来年もこの舞台に戻ってきます。
JFA-TV
準決勝ハイライト
決勝ハイライト
第12回全日本女子フットサル選手権大会
2015年11月6日(金)~8日(日)
北海道/湿原の風アリーナ釧路
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