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全日本女子フットサル選手権で活躍して代表へ~伊藤雅範 フットサル日本女子代表監督が大会を展望
2017年11月07日
第14回全日本女子フットサル選手権大会が11月10日(金)に北海道札幌市で開幕します。ここではフットサル日本女子代表の伊藤雅範監督に、国内の女子フットサルの現状や今大会の意義をうかがいました。
――伊藤監督は昨年3月からフットサル日本女子代表の監督を務めていますが、この2年間で女子フットサル界の成長や発展は感じますか?
伊藤 環境は整ってきていますよね。今年、全国リーグ(日本女子フットサルリーグ)も開幕しました。欲を言えば、もう少し試合数を増やしたいところですし、まだ競技力にも課題はありますが、世界的にも有数の整備された全国リーグができたことは、非常に良いことだと思います。
――全国リーグができた中で、今年で14回目を迎えた本大会の意義はどのように感じますか?
伊藤 すごく重要ですよね。先ほど競技力を日本リーグの課題に挙げましたが、日本リーグを戦っている7チームのうち、各地域予選を勝ち抜いて本大会に出場するのは、さいたまサイコロ(関東2/埼玉)、福井丸岡ラック(北信越/福井)、アルコイリス神戸(関西1/兵庫)の3チームだけです。この3チームがどういう結果を出すかは、問われることになります。
――この大会も、新しい局面を迎えたと言えそうですね。
伊藤 はい。全国リーグのチームに地域リーグのチームが挑んでいくというのは、新しい見所ですよね。全国リーグの価値を上げていくためにも、この3チームは負けることは許されないというプレッシャーもかかってくるので、日本リーグのチームは難しいと思います。地域リーグのチームの中にも、日本リーグのチームと遜色ない力のあるチームもありますので、全国リーグ所属チーム対地域リーグ所属チームの構図は注目ですね。
――日本リーグのチームに挑むことになる、地域リーグのチームにアドバイスを送るとしたら?
伊藤 実力差はないと思って、思いっきりプレーしてほしいですね。下剋上を狙って、戦ってほしいと思います。
――現在の日本女子フットサルの競技力というのは、どれくらいなのでしょうか?
伊藤 アジアの大会で優勝を狙うことができるのは、日本、イラン、タイの3カ国で、その中でも日本は一歩抜けていると思います。アジア・インドアゲームズでは、決勝でタイに1-3で負けて準優勝に終わりましたが、技術、戦術、選手層では上回っていました。日本代表は活動期間が短いため、準備で詰め切れないところはありますが、日本女子フットサルリーグもできて、国内の環境はアジアナンバーワンになったと思います。
――今後、日本代表入りも目指せるような選手も出てきてほしいですね。
伊藤 サプライズとなる選手が出てきてほしいですね。昨年、この大会で活躍して代表に入った加藤正美選手のような選手もいます。彼女は強豪のアルコイリス神戸でプレーしていましたが、あまり知られていないようなチームから、まったく無名のタレントが出てきてくれたらと思いますね。
第14回 全日本女子フットサル選手権大会
大会期間:2017年11月10日(金)~11月12日(日)
会場:北海道/北海きたえーる