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女子フットサルの日本一を懸けて!大会概要&網代安奈選手(SWHレディース西宮)インタビュー JFA 第18回全日本女子フットサル選手権大会
2022年03月03日
JFA 第18回全日本女子フットサル選手権大会が3月4日(金)に開幕します。
9地域から選出された16チーム(エスポラーダ北海道イルネーヴェは新型コロナウイルスの陽性者が認められたため出場を辞退)が北海道のよつ葉アリーナ十勝に集結し、女子フットサルの日本一を懸けて戦います。大会はオールノックアウト方式、20分ハーフで行われ、1位から3位までの順位を決定します。
2017年の日本女子フットサルリーグ(女子Fリーグ)開幕以降の4大会ではいずれも女子Fリーグ所属のチームが優勝しています。前回大会も2020年から女子Fリーグに参入したSWHレディース西宮が5大会ぶり2度目の日本一に輝きました。
一方で過去4大会のベスト4には、メンバー オブ ザ ギャングやデリッツィア磐田(第14回大会)、ビークス石川レディース(第15回大会)といった地域リーグで活動するチームも入賞しています。今大会も女子Fリーグチームと地域リーグチームの熱い戦いが予想されます。何が起こるか分からない一発勝負で波乱は起きるのか。日本一を懸けた戦いにぜひご注目ください。
インタビュー
ここでは前回大会を制したSWHレディース西宮で10番を背負う網代安奈選手に登場いただき、大会の印象や前回大会について聞きました。
○オンライン取材日:2022年2月12日
――全日本女子フットサル選手権は網城選手にとってどのような大会でしょうか。
網城 地域リーグに所属していたときは、日本女子フットサルリーグ(女子Fリーグ)のチームを倒して、地域リーグの意地を見せつけようという雰囲気で臨んでいました。立場が変わり、今は女子Fリーグに所属しているので、地域リーグのチームとは差を見せつけないといけないと思いながら前回大会は臨みました。
兵庫県には女子Fリーグに所属するSWHレディースとアルコ神戸という2チームがあるのですが、昔はどちらかしか全国大会に出場できませんでした。アルコ神戸がずっと出場していたこともあり、結構、苦い思い出がある大会でもあります。そういう意味でも特別な大会です。
――今大会の予選決勝ではアルコ神戸に勝利しました。
網城 はい。でも、ギリギリでした…(苦笑)。
――前回大会では5年ぶり2度目の優勝を果たしました。1回戦で関東代表のタパジーダ、2回戦で東海代表のデリッツィア磐田と、地域リーグの強豪との対戦がありました。
網城 勝つことができた一つの要因は、監督のスカウティングが当たって、相手がやってくることに対応できたことだと思います。もう一つは先制点を取れたこと。試合運びが楽になりますし、リラックスして戦えた記憶があります。ノックアウト方式を戦ううえで、1回戦、2回戦の出来はあとで響いてくるので、すごく重要視して臨んでいます。
――今大会でもSWHレディースは、1回戦と2回戦は地域リーグの相手との試合になります。
網城 地域リーグのチームとは試合をする機会が少ないですし、地域リーグのレベルも高くなっています。さらに負けられないプレッシャーもありますが、それも含めて楽しみです。
――準決勝のさいたまサイコロ戦と決勝のバルドラール浦安ラス・ボニータス戦は、共にPK戦での勝利でした。
網城 2試合とも、とにかくしんどかったですね(苦笑)。さいたま戦は、点を取っても追い付かれましたし、浦安戦はなかなか点が入りませんでした。追い付いたチームは波にも乗りますし、そういう点でも難しかったです。ただ、PKになるとゴレイラにダンさん(山本彩加選手)がいるので、そこまで不安はありませんでした。
――優勝できたチームの強みはどこにあったと感じていますか。
網城 個人の強みだけでなく、組織的にもチームのために汗をかける選手、退団したムツさん(坂田睦さん)のような選手がいてくれたことが、すごく大きかったと思います。また、どこからでも点を取れるチームだったことも強みでした。
――前回大会からオールノックアウト方式に変更され、試合時間も20分ハーフになりました。このレギュレーション変更によってどのような影響がありましたか。
網城 グループリーグがあると1試合引き分けたり、負けたりした場合、他チームの結果も気にしながらの戦いになっていたので難しい面がありました。ノックアウト方式だと勝つ以外にないので、やるべきことが明確という点でやりやすい印象があります。
――今大会はリーグ戦終了後に開催時期も変わっています。リーグ戦ではレギュラーシーズンを1位で終えましたが、浦安とのプレーオフの結果、2位となりました。
網城 準決勝で浦安と試合をしてリベンジをして、決勝も勝って連覇するというのが思い描いているところではありますが、先のことを言うと足元をすくわれるので、まずはしっかり初戦のゴリラシズオカ(東海2/静岡)戦に勝利して、良い流れをつくりたいと思います。
――最後に今大会への意気込みをお願いします。
網城 どの大会でも連覇するのは、かなり厳しいチャレンジです。それでも私たちには、それができる力はあると思っているので、しっかり目の前の1試合1試合に勝つ気持ちで試合に臨みたいですし、個人的にも前回大会はゴールが多くなかったので、今大会はゴールに絡む回数を増やして、最終的にチームの優勝に貢献できればと思います。
大会日程:2022年3月4日(金)~3月6日(日)
大会会場:北海道/よつ葉アリーナ十勝
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