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順天堂大学との包括的連携協定を締結
2020年11月18日
公益財団法人日本サッカー協会(JFA/会長:田嶋幸三)は11月17日(火)、順天堂大学(学長:新井一)と、包括的連携協定を締結しました。
本協定により、文京区内にある組織同士が、スポーツ競技水準の向上、スポーツを通じた地域活性化及び人々の健康増進を実現し、スポーツ文化の発展を図ることとなります。
連携事業
1.スポーツ医・科学研究の推進に関すること
2.スポーツ及びスポーツ医・科学研究に関わる人材の育成・交流に関すること
3.人的・知的資源及びスポーツ施設等の物的資源並びにスポーツ医・科学研究の成果を活用したスポーツ競技水準の向上、地域貢献活動、健康増進活動に関すること
4.その他目的を達成するために必要な事項に関すること
新井一 順天堂大学学長コメント
この度、順天堂大学は、日本サッカー協会(JFA)との間で包括的連携協定を締結し、スポーツ医・科学研究の推進、人材の育成・交流、およびその成果を活用した競技水準の向上、地域活性化、人々の健康増進をともに目指していくこととなりました。
今回の協定の締結は、本学が医学部、スポーツ健康科学部をはじめとする6学部さらに3研究科6附属病院を擁し、健康総合大学・大学院大学として人々の健康を包括的にサポートし、また日本におけるスポーツ医・科学の研究を常にリードしてきたことを高く評価いただいた結果であると、大変光栄に思っています。
科学技術の飛躍的な進歩とも連動し、近年スポーツ医学およびそれに関連する様々な研究は目覚ましく発展しています。例えば現在、スポーツと人の脳や遺伝子の関係について多くの事実が解明されてきました。ここで得られた新たな知見を、科学的なトレーニング方法の確立に生かすだけでなく、多くの人々の健康増進につながるように研究を進めていきます。
SAMURAI BLUE、なでしこジャパンをはじめとするサッカー日本代表チームの人気は高く、その活躍に対する国民の期待は非常に大きなものがあります。今回の協定に基づき今後展開していく様々な連携活動が、日本代表チームの強化をはじめとする具体的な成果に結びついていくことを期待しています。
田嶋幸三 JFA会長コメント
順天堂大学は優秀なドクターを輩出しているだけでなく、多くのトップアスリートを輩出する、医学とスポーツの文武両道のトップランナーです。
サッカーはより激しく、よりスピーディーに進化しており、日本が世界基準の力を身につけるための知見は不可欠です。特にスポーツ医・科学は現場と直結していますので、世界基準のプレーヤーを育てていく上で非常に重要な鍵を握っています。
トップレベルの強化は、あまねく人々がスポーツを楽しむ広い裾野があることが大前提になります。子どもたちの成長や健康寿命の延伸というところでスポーツ医・科学は重要な役割を握っていますし、新型コロナウイルスを想定した新しい生活様式を実践していく上で、健康管理や運動・スポーツへの関心はますます高まっていくでしょう。
また、ドーピングや違法ドラッグに関する知識を高め、インテグリティの高さで世界をリードしていくことも、われわれ日本サッカー協会として目指していきたいところです。
この連携協定によって、日本サッカーの水準向上と人々の心身の健全な発達と社会の発展に寄与することは間違いありません。今後もより一層、連携を強め、良い関係を築いていきたいと考えております。
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