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スポーツ救命ライセンス講習会を東北サッカー協会で開催
2022年12月07日
11月27日(日)に宮城県仙台市の医師会館にて「スポーツ救命ライセンス講習会」を開催し、東北各県より11人が参加しました。
講義では、熱中症や脳振盪(のうしんとう)などスポーツ現場で起こり得ることが多い事象についての対処法について学び、実技では心肺蘇生の中でも最も重要となる胸骨圧迫とAED(自動体外式除細動器)の使い方、バックボードによる全身固定・搬送についても学習し、実践練習を繰り返し行いました。実践的な質問も多く飛び交い、活気ある講習会となりました。
日本サッカー協会は、ピッチ上の選手の安全を守ることを第一とした「スポーツ救命ライセンス講習会」と簡易救命講習会である「JFA+PUSHコース」を2017年から実施しています。「スポーツ救命ライセンス講習会」は、(公財)日本スポーツ協会(JSPO)公認アスレティックトレーナーが資格更新のために保有しなければならないBLS(Basic Life Support:一次救命処置)資格取得のための講習会として認定されています。
※AEDのご購入・リースは、「メディカル」の「AEDのご紹介」をご覧ください。
※講習会開催希望の団体は、「講習会を開催するには」の[問い合わせフォームはこちら]からお問い合わせください。
インストラクターコメント
山本祐司 医師(青森県サッカー協会医学委員会委員長)
2018年以来4年ぶりに東北サッカー協会の協力のもと「スポーツ救命ライセンス講習会」を仙台市で開催することができました。青森県でも2019年に開催した後は、コロナ禍のため開催を見送っていましたので、私にとっても久しぶりの講習会でした。講義と実技を担当していただきました福島理文先生、田中眞司先生、島村弘宗先生ありがとうございました。受講者の方々は少人数(更新5名を含め11名)でしたので、十分な実技指導を受けられたかと思います。今後は東北地方のすべての県で「スポーツ救命ライセンス講習会」を実施できるように、東北6県の医学委員会で協力していきたいと思います。
受講者コメント
酒井修 トレーナー(青森県:ヴァンラーレ八戸)
救急の場面は普段ある事ではないことなので、講習会を通しての再確認をして、「1人でも多くの方が参加して、敏速に対応できるようにする」、それにつきると思いました。
今回初めて参加させて頂き、頭でわかっていても実技では敏速に対応できなかったり、忘れている事が多々ありました。
サッカーを通して、サッカーの技術だけでなく、そこから学んだ事が社会貢献に繋がると思います。
吉泉貴裕 医師(山形県:みずほ整骨院 院長)
スポーツ救命ライセンス講習会に参加する機会をいただきありがとうございました。
講義では動画などを使い、わかりやすい解説があり、質問にも丁寧に答えていただきとても学びの多い時間になりました。これまで何度か救命講習を受講する機会がありましたが、今回受講して再確認できて良かったです。また、スポーツに関わる上で、もし何か起きてしまった場合にしっかり対応できるようにしていきたいと思います。