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「SOCCER MEDICAL CAMP 2023」終了
2023年10月30日
公益財団法人日本サッカー協会(JFA)は、JFA ソーシャルバリューパートナーであるニチバン株式会社と、サッカーに関わるアスレティックトレーナーを目指す方を対象とした育成プロジェクト「SOCCER MEDICAL CAMP 2023」を7月22日(土)に開講し、7月23日(日)、8月26日(土)、9月16日(土)、10月28日(土)と全5回の講義を実施しました。
「SOCCER MEDICAL CAMP」は、日本サッカー界のメディカル領域で活躍する現役ドクターやトレーナーによる講義や実技を通じて、サッカー界を支える次世代のアスレティックトレーナー(AT)育成を目指すプロジェクトで、2019年から今年で4度目の開催となりました。(※2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で実施せず)
10月28日(土)、最終回となるこの日は、影山雅永ユース育成ダイレクターからの講義に続いて、受講生のグループワークの発表の機会が設けました。
影山ダイレクターの講義では、Japan’s way、チームに求められるATの役割、チームづくりにおけるメディカルスタッフの関わりなど、指導者の視点からを講義を行いました。
また、受講生の発表では、事前に与えられた課題について各グループが発表を行い、JFAのトレーナー陣から細かいフィードバックがありました。
最終回となるため、閉講式が実施され、ニチバン株式会社藤川智上席執行役員コンシューマー営業本部長やJFAのロールモデルコーチ中村憲剛さんより、ご挨拶を頂きました。
ゲストである中村憲剛さんからは、受講者に向けて「安心感があり、愛されるトレーナーを目指して欲しい」という熱いメッセージが送られ、受講者は目を輝かせながらメッセージを受け取っていました。
受講生コメント
塩原快斗さん
まずはサッカーメディカルキャンプという貴重な場をご提供していただきまして、ありがとうございます。
JFAおよびニチバンさんに深く御礼を申し上げます。
当初、サッカーの経験がなく授業についていけるかが不安だったのですが、受講生20名のサポートもあり、毎回ワクワクしながら講義に臨ませていただきました。
様々な講義を通じて、選手にとってATの存在の大きさを知り、これからチャンスを掴めるように日々精進していきたいと強い決意を持つことができました。
伊藤聖心さん
はじめにサッカーメディカルキャンプを主催いただいた関係者の皆様に御礼申し上げます。
このメディカルキャンプを通じて、スポーツ現場は教本どおりに進むことはできないのだと痛感しました。
選手によって要望は異なる、選手に寄り添った提案ができるよう自分自身の引き出しを多く作る必要があることを実感できたことが今回の大きな学びとなりました。
現在、海外での活動に興味があり、海外で働いているトレーナーについてもっと知りたいなと思ったので、今後は海外にチャレンジし、海外で学んだことを日本のアスレティックトレーナーに還元できるようになりたいです。