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ニュース

なでしこジャパン、澤選手のゴールでニュージーランド女子代表に勝利

2015年05月25日

なでしこジャパン、澤選手のゴールでニュージーランド女子代表に勝利

 なでしこジャパンは5月24日(日)、FIFA女子ワールドカップ カナダ2015の壮行試合第1戦「MS&ADなでしこカップ2015 対ニュージーランド女子代表戦」に臨みました。試合会場の香川県立丸亀競技場には、サッカー競技として同会場では史上最多となる14,154人の観衆が訪れました。キックオフに先立ち、ワールドカップ審判団に選出された山岸佐知子主審と手代木直美副審に大仁邦彌会長が花束を贈呈しました。

試合は序盤、ニュージーランドの積極的な出足に日本は防戦に回りましたが、代表復帰一年ぶりとなる澤穂希選手を中心に応戦します。徐々にペースを取り戻すと24分、宮間あや選手の左CKに澤選手が右足で合わせて先制します。その後も何度かチャンスを迎えますが追加点はならず、1点リードで前半を折り返します。

後半は川澄奈穂美選手に代えて大野忍選手がピッチへ。48分、日本はペナルティーエリア内でのファウルから相手にPKを与えてしまいます。しかし、「絶対に止める」という意気込みでゴールラインに立ったGK山根恵里奈選手の気迫の前に、ハナ・ウィルキンソン選手のシュートは大きく枠を外れました。

その後もニュージーランドの攻撃に粘り強く対応する日本は、菅澤優衣香選手、宇津木瑠美選手を投入し打開を試みます。ワールドカップをにらんで、佐々木則夫監督は残り10分から勝ち切ることを意識したシステム変更を行い、“仮想スイス”からしっかりと勝利を挙げました。

なお、澤選手はこの試合で女子の国際Aマッチ最年長出場記録を更新すると同時に、自身が持つ最年長得点記録を更新。得点記録は男女を通じての最年長記録となりました。

なでしこジャパンは5月28日(木)、長野県・南長野運動公園総合球技場で行われるイタリア女子代表とのキリンチャレンジカップ2015に臨みます。

監督・選手コメント

佐々木則夫 なでしこジャパン(日本女子代表) 監督
勝点3は取れたものの反省材料が多いゲーム内容でした。久しぶりの先発で勝利を決めるゴールを決めた“澤の神”に助けられました。ニュージーランドも成長が著しく、良い緊張感を経験させてもらいました。
香川合宿では、われわれのサッカーのベースである守備のトレーニングを行ってきました。守備を整えることは、チームバランスとパフォーマンスの平均値を高めることにつながります。今後はポゼッションなどについても意識を高めていきたいと思っています。イタリア戦に向けては、軸の部分は変えずに、両サイドの部分やボランチの組み合わせの変更などを現時点では考えています。
香川のサポーターの皆さんはニュージーランドの選手紹介のときも拍手を送り、とてもフェアな姿勢で試合をエンジョイしてくれました。1万4000人もの人々に集まっていただいたことにもお礼を申し上げます。

MF #8 宮間あや 選手(岡山湯郷Belle)
ワールドカップに向けては、今日の試合よりもさらに洗練されたものにしなければいけませんし、自分たちのチームの良さを出していかなければいけないと思います。今日プレーした左サイドもバランスは良くなってきていますが、互いに練習の中でもう少し良さを出し合えたら、さらに良くなると思います。まだ細かいブレやミスは残っていますが、「いよいよだな」という感じになってきました。

MF #10 澤穂希 選手(INAC神戸レオネッサ)
代表選手として良いパフォーマンスを求められる中で、ゴールという結果を残すことができてうれしかったです。また、チームが負けなかったことも大きかった。勝点3を取るのは大切なことなので、これをチームとしての自信につなげていきたいと思います。当初は後半途中で交代予定でしたが、結果的に90分間プレーをすることになりました。こうした国際試合で90分間プレーできたことは自信につながります。

GK #21 山根恵里奈 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
今日はいつもより少し落ち着けていたと思います。なでしこリーグでは経験しないような高いクロスもありましたが、そこへの対応はストロングポイントにしなければいけない部分ですし、(試合に向けて)どれだけクロスに対して出ていけるかチャレンジしようと決めていました。PKのシーンは、枠内にシュートが来たら絶対に止めるという気持ちでいました。

トニー・レディングス ニュージーランド女子代表 監督
選手たちのパフォーマンスには満足しています。大観衆の中でのアウェイゲームでしたから、難しいゲームになるだろうということは最初から分かっていました。きちんとボールをキープしてつなぐのがニュージーランドのスタイルで、今日の試合では、日本よりもうまくできていたと思います。チャンスメークも仕掛けも、うまくできたと思います。ただし、いくらチャンスをつくろうがゴールすることができなければ、試合に勝つことはできません。

JFA-TV

  • 佐々木則夫 監督 インタビュー

  • 澤穂希 選手(INAC神戸レオネッサ)インタビュー

  • 岩清水梓 選手(日テレ・ベレーザ)インタビュー

キリンチャレンジカップ2015

なでしこジャパン(日本女子代表) vs イタリア女子代表
5月28日(木) 19:20 キックオフ(予定)/16:50 開場(予定)
長野/南長野運動公園総合球技場
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シャトルバスを運行予定
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FIFA女子ワールドカップ カナダ2015

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