FIFA女子ワールドカップ カナダ2015に向け国内で調整を続けるなでしこジャパン（日本女子代表）は26日（火）、香川でのキャンプを打ち上げ、壮行試合第2戦「キリンチャレンジカップ2015 対イタリア女子代表戦」のため、長野入りしました。

午前中はパスやビルドアップからのシュート練習、最後は前日の練習試合でプレー時間の少なかった選手を中心にゲーム形式で確認を行い、約1時間半、ピッチの上で汗を流しました。連日、練習は多くの方々に見学いただきました。温かいサポートを受けた香川に別れを告げ、午後、長野に向けて出発。約5時間をかけて移動し、少し肌寒く感じる長野に到着しました。

28日に南長野運動公園総合球技場で行われる「キリンチャレンジカップ2015 対イタリア女子代表戦」は、FIFA女子ワールドカップを前にした最後の国際試合となります。チームは27日にスタジアムで公式練習を行い、試合前の最終調整に臨みます。

選手コメント

MF　#10　澤穂希 選手（INAC神戸レオネッサ）
香川キャンプは、午前・午後とハードにやりましたし、高校生や大学生といったスピードと高さ、パワーのある相手と練習をさせていただいて、内容の濃い充実したものとなりました。連日暑いなかでのトレーニングでしたが、暑さがあるなかで90分走れる体力は必要なので、そういった意味でも強化されたと思います。今日のトレーニングでは、課題のひとつであったビルドアップを主に意識して行いました。まだまだパスの強弱、角度、スピードなど質を上げていかなければいけないと感じています。

DF　#3　岩清水梓 選手（日テレ・ベレーザ）
天候にも恵まれ、毎日多くの方が練習で応援してくださり、また試合にも足を運んでくださいました。温かいサポートをいただき、いい合宿だったと思います。日々いろんな話をしながら迎えた24日のニュージーランド戦でしたが、課題も修正ポイントも多く出た有意義な試合となりました。ちょっとしたパスのズレがあり、つなげそうでつなげなかったシーンが多かったので、今日のトレーニングは味方とのコミュニケーションを意識して行いました。キリンチャレンジカップ2015で対戦するイタリアはあまり戦ったことのない相手。ワールドカップのグループステージでも、あまりデータがない相手と戦いますので、情報が無いなかで試合を行うという意味で貴重な時間となります。ワールドカップまで数週間ですが、一日一日を大切に積み重ねていきたいです。

FW　#17　大儀見優季 選手（VfLヴォルフスブルク／ドイツ）
3月のアルガルベカップよりもステップアップしているという手応えがあります。
4年前のワールドカップは意気込んでいた部分がありましたが、今回は、ここまでも特別感を持つことなく、合宿もいつも通りの感じでやることができています。キリンチャレンジカップ2015に向けては、ニュージーランド戦を最低ラインとして、そこからさらに上積みできる部分を攻守において出していきたいです。攻撃面では、流れのなかから得点できるかたちを作っていきたいと思っています。

キリンチャレンジカップ2015

なでしこジャパン(日本女子代表) vs イタリア女子代表
5月28日(木) 19:20 キックオフ(予定)／16:50 開場(予定)
長野／南長野運動公園総合球技場
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シャトルバスを運行予定
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FIFA女子ワールドカップ カナダ2015

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