AFC女子アジアカップヨルダン2018グループBはグループステージ2試合を終え、日本とオーストラリアが1勝1分けの勝点4でリードしていますが、韓国が2分けの勝点2で続いているため、準決勝進出の行方は日本とオーストラリアの直接対決の結果が大きく影響する形となりました。アジアにおけるFIFAランキング上位の3チームによる三つ巴の争いは組み合わせ抽選会後から予想されており、それが現実になった状況です。

なでしこジャパンは12日(木)、午前にトレーニングを実施、いよいよ目前に迫ったオーストラリア戦に向けた確認を行いました。夕食前には映像を使ってオーストラリアの分析をチームで共有しました。

ミーティングの最後に高倉麻子監督は、「これまでのアジアカップ、日本が簡単に勝ったことは一度もない。プレーオフに回ってメキシコまで行って戦ったことだってある」と歴史を振り返ると、「それでもなでしこは、大きな大きなプレッシャーの下でも勇敢に戦ってワールドカップ出場権を勝ち取ってきた。みんなにもそのなでしこの血が流れている。やってやれないはずがない」と選手たちを鼓舞します。「アジアNo.1のチームと、ワールドカップ出場権をかけて戦うことができる喜びを感じて、スタメンもサブも関係なく、出番が来ない選手もいるけど、本当の意味で全員で戦おう」と決戦前日を締めくくりました。

準決勝進出、そしてFIFA女子ワールドカップフランス2019の出場権をかけたオーストラリア戦は13日(金)日本時間22:45キックオフです。

選手コメント

DF #2 宇津木瑠美 選手（シアトル・レインFC）
韓国戦の前半は上手くいかない時間もありましたが、後半は改善できて、そこを最初からやれればいいねと試合後にチームで話しました。次のオーストラリア戦でそこを生かすためにも、（自分が試合に出たら）チームを活性化させられるような動きが出せればと思います。オーストラリア戦は先手を取って、あとはロングボールを蹴らせない対応も必要かもしれないし、空中戦ではファウル覚悟で思い切っていかなければいけないシーンもあると思うので、リスクを犯してどこで戦っていくか、考えないといけないと思います。120%で全員で戦いたいと思います。

DF #5 市瀬菜々 選手（マイナビベガルタ仙台レディース）
オーストラリアはスピードもパワーもあるので、守備面では裏一本でやられないことと、ゴール前で体を張ってシュートを打たせないことを心がけたいです。点を取られなければ負けることはないので、まずは点を取られないこと、そして勝利に向けて貪欲な気持ちで臨みたいたいと思います。

FW #13 菅澤優衣香 選手（浦和レッズレディース）
フィジカルの部分で前線で体を張ってボールを収めることや、他の選手にはない高さは求められていると思うので、そこを出せていければいいと思います。オーストラリアは縦に早いという情報もあるので、なるべく前に蹴らせないような前線の守備をしていこうという話はチームでしています。チーム全員で戦って、ワールドカップ出場権獲得、決勝トーナメント進出できるようにがんばります。

スケジュール

※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

AFC女子アジアカップヨルダン2018

大会期間：2018年4月6日(金)～4月20日(金)

グループステージ第3戦
2018年4月13日(金) 22:45キックオフ[日本時間]
なでしこジャパン vs オーストラリア女子代表
テレビ朝日系列／NHK-BS1にて全国生中継
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