AFC女子アジアカップヨルダン2018は、準決勝、決勝を残すのみとなりました。中2日で試合を戦ったグループステージを終えて、準決勝までは中3日。1日目の昨日はリカバリーとトレーニングに分かれましたが、2日目のこの日は全員が集まり、紅白戦を中心にトレーニングを行いました。

なでしこジャパンは3月26日に集合し、4月1日に長崎で行われたMS＆ADカップを経てここまで21日が経過。厳しい戦いの連続に選手たちは心身ともに疲労の色も見えますが、そこは若い世代から代表チームでの経験値も高い選手が多く、いかに自分と向き合うか心得ている選手ばかりです。

今大会1つ目の目標だった「ワールドカップ出場権獲得」をクリアし、いよいよ大会連覇を次なる目標に掲げますが、選手たちは「先のことは考えない。準決勝に集中する」と口にします。対戦する中国女子代表には昨年末のE-1選手権で勝利していますが、結果は1-0という僅差で、決勝に進むためにお互いに負けられない試合ということで厳しい戦いになることは必至です。

またこの日は現地の日本人学校に通う子どもたちが応援に駆けつけてくれ、子どもたちの明るい笑顔に選手たちもエネルギーを貰うことができました。

AFC女子アジアカップヨルダン2018準決勝　中国戦は4月17日(火) 26:00キックオフ予定です。

選手コメント

DF #23 三宅史織 選手（INAC神戸レオネッサ）
アジア予選が厳しいものだということは頭では理解してこの大会に臨んでいました。厳しい試合が続く中、全員が体を張り、声を出してプレーし続けた結果、グループステージを2位で通過することができ、準決勝に進めたことはとても嬉しかったですが、個人的には悔しさも残りました。ですが、それは自分だけではないと思います。試合に出ないとアジア予選の本当の厳しさを実感することはできないし、自分が通用するのかもわかりません。「試合に出たい」という気持ちはずっとありますが、試合に出るために自分が今しなければいけないこと、課題も明確にわかりました。常にいい準備をして、練習で100パーセントを出し切る。これをやっていきたいと思います。

MF #15 阪口萌乃 選手（アルビレックス新潟レディース）
私は5日にヨルダンでチームに合流して、そこから10日経ちました。今日の紅白戦でやっと自分のポジションができて、自分がどんなプレイヤーなのか、少しはみんなに知ってもらえたと思いました。海外の相手と戦うのはほとんど経験がないので、実際に体感してみないとわからないと思いますが、この先試合に出場するチャンスがあれば、自信を持って臨むことが自分にとって大事なことだと思っています。今回追加招集を受けて、たくさんの人にサポート、応援をして頂いているので、自分のプレーを見てもらえるように、いい準備をして自分らしく頑張りたいと思います。

スケジュール

※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

AFC女子アジアカップヨルダン2018

大会期間：2018年4月6日(金)～4月20日(金)

準決勝
2018年4月18日(水) 2:00キックオフ[日本時間]
なでしこジャパン vs 中国女子代表
テレビ朝日系列／NHK-BS1にて全国生中継
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