ニュース
アジアビーチゲームズ ビーチサッカー日本代表、延長戦を制し初の金メダル獲得!
2016年10月03日
第5回 アジアビーチゲームズ 決勝 vs ビーチサッカーオマーン代表
2016年10月2日(日) キックオフ時間 15:30(現地時間) 試合時間 12分×3
アジアビーチゲームズ第1公式会場(ベトナム/ダナン)
ビーチサッカー日本代表 4-3(第1ピリオド2-1、第2ピリオド0-1、第3ピリオド0-0、延長2-1)ビーチサッカーオマーン代表
得点
3分 大場崇晃(ビーチサッカー日本代表)
4分 茂怜羅オズ(ビーチサッカー日本代表)
4分 失点(ビーチサッカーオマーン代表)
15分 失点(ビーチサッカーオマーン代表)
37分 茂怜羅オズ(ビーチサッカー日本代表)
38分 大場崇晃(ビーチサッカー日本代表)
38分 失点(ビーチサッカーオマーン代表)
スターティングメンバー
GK:照喜名辰吾
FP:茂怜羅オズ、田畑輝樹、大場崇晃、後藤崇介
サブメンバー
GK:河合雄介
FP:原口翔太郎、中原勇貴、松尾那緒弥、赤熊卓弥
マッチレポート
ビーチサッカー日本代表は、10月2日(日)、オマーン代表とアジアビーチゲームズ決勝を戦いました。
日本代表は前回大会、決勝で負けて2位になり、また今回の決勝の相手であるオマーン代表には2015年ワールドカップアジア予選の決勝で敗れていますので、今日はリベンジとなる試合となりました。
試合は15時30分、日本ボールでキックオフ。試合序盤から積極的にシュートを打つオマーン代表と多くの選手が関わりながらシュートまで運んでいく日本代表、それぞれが特徴を出しながらお互い多くのチャンスを作ります。
そして3分、試合が動きます。左サイドでパスを受けた大場崇晃選手が、後藤崇介選手とのワンツーから豪快なボレーシュートを決め、先制に成功します。さらに、その直後の4分、茂怜羅オズ選手がドリブルで相手をかわし、そのままミドルシュートを決め、2-0とリードを広げます。
そのまま日本ペースで試合が運ぶかと思われましたが、得点後のキックオフを、直接決められ2-1とされてしまいます。その後も両チームチャンスを作り、一進一退の展開が続きますが、スコアは動かず2-1のまま第1ピリオドが終了します。
第2ピリオドでは、隙があれば積極的にシュートを打ってくるオマーンを相手に苦戦します。そして3分にはロングスローからボレーシュートを決められてしまい、2-2の同点とされてしまいます。その後は風上に立つ日本代表が積極的に攻撃しますが、中々良い形でシュートまで運ぶことができません。
第3ピリオドでも拮抗した試合が続きます。相手はゴール前を固めて簡単にシュートを打たせず、体を張ってゴールを守ります。一方の日本も試合終盤ということもあり、守備の意識を高く持って慎重に攻めていきます。その中でも、後藤選手や赤熊卓弥選手が積極的にオーバーヘッドシュートなどを打ち、勝ち越し点を狙いますが、得点に繋がりません。お互いに決定的なチャンスを作ることができず、第3ピリオドを終え2-2の同点で延長戦に入ります。
延長戦は開始早々いきなり試合が動きます。延長2分、自陣のペナルティエリア付近からのFKを茂怜羅オズ選手が右脚を思い切り振り抜くと、ボールはゴールポストの内側に当たりゴールに吸い込まれます。待ちに待った勝ち越し点を奪い、勢いに乗る日本代表は、その直後に大場選手がオーバーヘッドシュートを決めて、4-2とリードを広げます。しかし、その直後にオマーンに中央をドリブルで突破され、そのまま失点してしまい、4-3と一点差に。それでも日本代表は慌てること無く落ち着いて時間を使い、試合終了のホイッスルがなりました。
その瞬間、ベンチにいた選手、コーチはピッチの選手たちに駆け寄り、喜びを分かち合いました。ビーチサッカー日本代表は、過去アジアビーチゲームズで優勝したことがなく、今回が初優勝となりました。そして9月の国際親善試合から8試合全勝という成績でこの遠征を終えました。
監督・選手コメント
マルセロ・メンデス 監督
私が日本に来てからこの日が来ることを待ちわびていました。そして今日は私たちにとって特別な日となりました。試合は予想通り簡単ではありませんでした。オマーン代表はとても素晴らしいチームですし、今日も素晴らしいプレーをしていました。しかし、私たちは彼らに勝つとこができると信じており、第1ピリオドでは完璧な試合運びが出来ました。第2、3ピリオドでは多くのチャンスをものに出来ず、また相手のGKの好セーブによって得点を奪うことができませんでしたが、延長戦では2分で2点取ることができ、金メダルを獲得することが出来ました。
最後に私たちをサポートしてくれた日本サッカー協会や大会関係者に感謝申し上げます。また選手たちに素晴らしいトレーニングや試合環境を与えてくれたスタッフにも感謝します。私たちはアジアチャンピオンになりました。そしてこの結果に満足することなく、次の大会に向けて更に強くならなくてはいけないと思っています。
FP #10 茂怜羅オズ 選手(Fusion)
日本のビーチサッカーに新たな歴史の1ページを刻むことができました。メンバー一人一人のすばらしいプレー、監督、スタッフの皆さん、応援して下さった皆様のお陰でここまで来ることができました。心から感謝しています。日本代表のキャプテンとして責任を果たすことができ、とても嬉しく思います。この感動を忘れることなく、これからもいい成績を残していきたいです。
FP #7 田畑輝樹 選手(東京レキオスBS)
アジアビーチゲームでは優勝が最低限の目標だったので、その目標を達成できて良かったです。自分たちの持っているものを出し切れば優勝は可能だと思っていましたし、優勝する自信がありました。また約3週間とこれだけ長い期間、代表チームが一緒にいることもなかなかないので、チームを作るという点でも非常に良かった遠征だったと思います。この優勝はまだまだ通過点なので、満足せず今後も継続して成長して行きたいと思います。
FP #8 大場崇晃 選手(ドルソーレ北九州)
今大会を優勝というこれ以上ない形で終えることができて素直に嬉しいです。チームメイト、監督、スタッフ、現地や日本から熱い応援をして下さった方々に心から感謝の気持ちを伝えたいです。そして、ここからまたチームとしてワールドカップやアジア予選、その他にも大会は続いていきます。今日の結果に満足せずチームとしてさらなる成長を求めていくことが必要だと感じています。
今日の試合も得点チャンスは沢山ある中でなかなか決めきれず、延長戦にもつれ込む非常に難しい試合展開になりました。個人的にもまだまだ課題はありますし、もっと質の高いプレー求めて、次の大会に向けて日々のトレーニングに励みたいと思います。
スケジュール
第5回アジアビーチゲームズ(2016/ダナン) ビーチサッカー競技 | ||
---|---|---|
9月25日(日) | 11-0 | グループステージ第1戦 vs ビーチサッカーアフガニスタン代表 |
9月26日(月) | AM | トレーニング |
9月27日(火) | 7-2 | グループステージ第2戦 vs ビーチサッカー中国代表 |
9月28日(水) | AM | トレーニング |
9月29日(木) | 6-2 | 準々決勝 vs ビーチサッカーUAE代表 |
9月30日(金) | 6-5 | 準決勝 vs ビーチサッカーレバノン代表 |
10月1日(土) | 未定 | トレーニング |
10月2日(日) | 4-3 | 金メダルマッチ(決勝) vs ビーチサッカーオマーン代表 |
※時間は全て現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディション等により急きょ変更する場合があります。
第5回アジアビーチゲームズ(2016/ダナン)
2016/9/25(日)~2016/10/2(日)
大会情報はこちら
関連ニュース
最新ニュース
- JFA 2024/11/21 【不服申立委員会】 2024年11月21日付 公表
- JFA 2024/11/21 【裁定委員会】 2024年11月21日付 公表
- 選手育成 2024/11/21 バイエルン・ミュンヘンへ短期留学 JFAとアディダスによる育成年代の選手を対象としたプロジェクト「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」~2024年度 第三弾が始動~
- 大会・試合 2024/11/21 決勝(11/23)チケット当日券の販売について 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 大会アンバサダー三笘 薫 選手・CFCと協働 子どもたち30名ご招待
- 選手育成 2024/11/21 2024年JFA・Fリーグ特別指定選手に3選手を認定