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ニュース

日本代表、クロアチアと引き分け ~フットサル国際親善試合第1戦~

2014年12月19日

日本代表、クロアチアと引き分け ~フットサル国際親善試合第1戦~

フットサル日本代表は12月18日、東京の駒沢オリンピック公園総合運動場体育館でフットサルクロアチア代表と国際親善試合第1戦を行い、加藤竜馬選手(バルドラール浦安)の代表デビュー戦初ゴールでリードを奪いましたが、終了目前に追いつかれて1-1で引き分けました。

今年5月にAFCフットサル選手権で連覇を達成した日本にとって、年内初の国内での国際親善試合で、日本は前半押し気味に試合を進めます。
前半9分に森岡薫選手(名古屋オーシャンズ)が自ら得たFKからミドルシュートを狙ってポストを直撃します。14分には、左サイドから攻め込んだ森岡選手の一撃がバーに当たり、はね返りが相手GKに当たってゴールに入りそうになりますが、GKが抑え込みます。さらにその1分後には、吉川智貴選手(名古屋オーシャンズ)からの長めのボールに、渡邉知晃選手(名古屋オーシャンズ)がゴール前で相手の裏をとって合わせますが、シュートはポスト脇へ流れました。
UEFAフットサル選手権で2012年にベスト4、今年もベスト8のクロアチアは、前半9分にヨシプ・ストン選手、その2分後にはフランコ・イエロブチッチ選手が積極的にシュートを狙います。

0-0で後半に入ると、クロアチアが立ち上がりから攻勢に出て、グルベジャ選手、ヤコブ・グルツィッチ選手、サーシャ・スボティッチ選手らのシュートで日本ゴールを脅かします。
しかし日本は体を張った守備で対応してゴールを守り、27分には加藤選手が強烈なシュートで相手ゴールに迫ります。
均衡が破れたのは28分でした。二部屋和弘選手(バサジイ大分)がシュートを放ち、これは相手GKにブロックされますが、はね返りを得た加藤選手がミドルレンジから強烈な一撃をゴール右隅に叩き込みました。
この日代表デビューを飾った加藤選手は、その3分後にもゴールを狙い、33分には右サイドから二部屋選手がシュートを打ちましたが、いずれもGKに阻止されました。
クロアチアも反撃を仕掛け、残り4分を切るとGKイボ・ユキッチ選手も上がってパワープレーに出ます。38分には緩急をつけた攻撃からユキッチ選手が強打で日本ゴールを脅かします。そして39分には、そのユキッチ選手からのパスを受けたグルベシャ選手が右サイドから放った一撃が、日本ゴールを揺らしました。
日本は終盤パワープレーで決勝ゴールを狙いますが、再びゴールを破ることは出来ませんでした。

試合詳細はこちら

国際親善試合2連戦の第2戦は20日(土)に兵庫県のグリーンアリーナ神戸で19:00開始予定です。

コメント

ミゲル・ロドリゴ フットサル日本代表監督
結果は妥当だと思います。前半はわれわれが主導権を握って戦い、決定機もたくさん作ったものの決められませんでした。後半は相手がギアを上げてきて決定機も作られましたが、加藤(竜馬)選手を投入して再びプレッシングを強めて主導権を取り返しました。両チーム共にパワープレーを採用して、そこからクロアチアは点を決め、われわれは決められなかった。そのわずかな差で引き分けという結果になったと思います。加藤選手はイタリア遠征でも高いパフォーマンスを見せていました。今日は代表での初試合でしたが、このチームは戦術面だけでなく、互いの関係でもファミリーのようになっているので、そこに入るのは難しくなかったのではないかと思います。予想通りの活躍ですがうれしく思っています。

加藤竜馬 選手(バルドラール浦安)
自身初の代表戦で、特別な雰囲気を感じましたが、いい緊張感を持ってやれたのは良かったと思います。(昨年は浦安で2軍だったので)こんなに早く代表まで来られるとは思ってもみなかったけど、ピッチに入ったら関係ないと考えて、ワンチャンスをものにしようと思ってやっていました。(次の)神戸は出身地なので特別な思いがあります。結果にこだわってプレーして、点を獲れれば取りに行きたいと思っています。

森岡薫 選手(名古屋オーシャンズ)
引き分けですが、僕は負けた気分です。満足できません。相手は体も強いし、選手の特長もバランスがよかったと思います。ただ、相手の守備でミスが出たところは、こちらがしっかりとモノにするべきでした。流れは日本の方に向いていたので、点を獲れなかったのが残念です。力まないでコースを狙うなど、もう少し冷静な判断ができれば入っていたかと思うのですが、ホームでのプレッシャーというのがあったのかもしれません。昨年も2連戦の2戦目の方が良かったことを考えると、次はもう少し肩の力を抜いてできると思います。早く国内戦初ゴールを決めたいです。

関口優志 選手(エスポラーダ北海道)
国内で初めての代表戦だったのですが、ホームはいいなと感じました。あまり緊張しないタイプなので、この舞台を楽しみながらできました。相手は思っていたよりもやりやすかったですし、日本はやりたい守備も出来ていたと思います。失点場面はスカウティング映像を見て一歩前へ出てシュートにするイメージが強すぎて、その分、ボールウォッチャーになってしまいました。試合の達成感は、日本で出来たということと、負けなかったことで自分自身としては60点ですが、チームとしては50点でしょうか。チャンスはあったので決めるところで決めないといけません。次は勝ち切れる試合をしたいと思います。

マト・スタンコビッチ フットサルクロアチア代表監督
引き分けという結果は内容を反映しています。今回クラブの事情で連れて来られなかったレギュラークラス4~5人の代わりに若手を連れてきていたので、世界トップレベルの監督が率いる日本との対戦へは、展開を心配していました。日本がチャンスを作って、ある時間帯は日本の方が良かったのですが、われわれがチャンスを作っていた場面もありました。日本はチームとして全体的によく、スピード感のあるモダンなスタイルで、森岡選手をはじめ目立った選手も2~3人いました。ただ、ファーストユニットとセカンドユニットの差が少しあるかと感じました。今回日本に招待していただいて感謝しています。今度はクロアチアに日本に来ていただきたいと思っています。

JFA-TV

フットサルクロアチア代表との第2戦の前には、同じ会場で同日15:00より、フットサル日本女子代表の国際親善試合・対チャイニーズ・タイペイ戦が行われます。国内で行われるフットサル日本女子代表の初の国際試合。選手たちからもメッセージが届いています。

スケジュール

12月15日(月) AM トレーニング
12月16日(火) PM トレーニング
12月17日(水) PM 公式トレーニング
12月18日(木) 1-1 国際親善試合 対 フットサルクロアチア代表
(駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)
12月19日(金) PM 公式トレーニング
12月20日(土) 18:30 国際親善試合 対 フットサルクロアチア代表
(グリーンアリーナ神戸)

国際親善試合

2014年12月20日(土) 兵庫/グリーンアリーナ神戸
15:00キックオフ(予定) フットサル日本女子代表 vs フットサルチャイニーズ・タイペイ女子代表
JFA-TVにてライブ配信予定!詳しくはこちら

18:30キックオフ(予定) フットサル日本代表 vs フットサルクロアチア代表
大会情報など詳しくはこちら

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