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ニュース

SAMURAI BLUE森保監督、チームの積み重ねを期待 ~キリンチャレンジカップ2018(11/16 vsベネズエラ代表@大分)~

2018年11月16日

SAMURAI BLUE森保監督、チームの積み重ねを期待 ~キリンチャレンジカップ2018(11/16 vsベネズエラ代表@大分)~

SAMURAI BLUE(日本代表)は11月15日(木)、キリンチャレンジカップ2018ベネズエラ代表戦を翌日に控えて試合会場の大分スポーツ公園総合競技場で公式練習を行い、森保一監督は公式会見で、「選手が個の良さを出して、チームの戦いのクオリティをさらに積み上げていきたい」と抱負を述べました。

森保監督は今週月曜からの合宿で選手たちが「これまでやってきたことをベースに、さらに上を目指して成長しようという姿勢、ベネズエラ戦でいい戦いをしようという姿勢を練習から見せてくれている」と評価しています。

さらに、9月と10月のキリンチャレンジカップ2018シリーズでMF南野拓実選手(ザルツブルク)、MF中島翔哉選手(ポルティモネンセSC)、MF堂安律選手(FCフローニンゲン)が良い連係を見せている点についても、「若いアタッカーを引き出そうと、経験のある選手たちが良い形でサポートしている。これを続けて欲しい」と語りました。

この日、夕方から始まった公式練習は冒頭15分のみを報道陣に公開し、選手たちはランニングで体をほぐした後、リラックスした雰囲気でボール回しを行い、GK 3選手はサイドステップとボールキャッチを組み合わせた動きや、ペナルティエリア内からのシュートのセービングなどに取り組みました。その後行われた非公開練習では、戦術の確認などに時間を割きました。

「チームの雰囲気はいい」と話す中島選手は、「チームとしてはアジアカップへ向けて重要な試合で、チームとしてより成長しなければいけない試合」と話し、対戦相手について「南米の選手は攻撃的な守備をしてくると思うが、試合の中で柔軟にやっていきたい」と話しています。

日本とベネズエラの通算対戦成績は記録では1勝2分けですが、その1勝は前回2014年の対戦でベネズエラに出場停止中の選手の起用があったために規定として3-0となったもので、試合は2-2でした。初対戦となった2010年の大分での対戦は0-0のドロー、2度目の2012年は札幌で対戦し、やはり引き分け(1-1)でした。

現在のベネズエラ代表チームは、昨夏のFIFA U-20ワールドカップで準優勝したU-20代表を率いたラファエル・ドゥダメル監督が2016年から兼任でチームを率いています。フル代表のFIFAワールドカップ出場は今夏のロシア大会を含めて未だにないものの、FIFAランキングでは昨年の52位から過去最高の29位へ上昇(日本は50位)。最近の国際親善試合では、9月にコロンビアに1-2で敗れた後、パナマとアラブ首長国連邦(UAE)にそれぞれ2-0で勝っています。

森保監督はベネズエラを「戦術が浸透していて個の力もある。なにより、規律を持ってチームとして戦うことができる」と警戒しています。

来日メンバーには、U-20ワールドカップのメンバーからFWセルヒオ・コルドバ選手(FCアウクスブルク)やラウンド16の日本戦で決勝ゴールを決めて延長1-0勝利に貢献したMFジャンヘル・エレラ選手(ニューヨーク・シティー)ら5人が名を連ねています。全体に代表戦経験の浅い選手が多いチーム編成ですが、代表経験豊富なFWサロモン・ロンドン選手(ニューカッスル・ユナイテッド)やMFトマス・リンコン選手(トリノ)ら数人をGK以外の各ポジションに揃えています。

ドゥダメル監督は「我々の長所は選手の若さ、技術力とスピード。相手の戦い方に応じて最適なプレーを選択できる」と若手主体のチームながら、自信を見せていました。

昨年の U-20大会でベネズエラと対戦した堂安選手は、「個人的には負けたくない。リベンジというのかは分からないけど、しっかり勝てるように頑張りたい」と話していました。

試合は11月16日(金)、大分スポーツ公園総合競技場にて19:30キックオフの予定です。

監督・選手コメント

SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
ベネズエラ代表は、監督がA代表とアンダー世代を兼任しているので戦術が非常に浸透していて個の力もあります。なによりも規律がとれていて、チームとして戦うことができるチームです。今のところ、ウルグアイ戦のメンバーをベースに戦いたいと考えています。今回のキャンプで選手たちは9月10月の結果を踏まえて、緩むことなく、これまでやってきたことをベースにしながら、さらに上を目指して成長しようという姿勢を見せてくれていますし、まずベネズエラ戦で良い戦いをしようという姿勢を練習から見せてくれています。若い選手がアグレッシブに思い切って戦い、チームとしてもやれていますが、試合の流れの中で相手を揺さぶったり、少し落ち着いて緩急を付けながら戦うということも大切です。いろいろな選択肢を持ちながら、相手が嫌がる攻撃ができるように戦いたいと思います。

GK #1 東口順昭 選手(ガンバ大阪)
森保監督体制で3か月経って、以前より攻撃のコンビネーションは増えてきていると思いますし、精度も上がってきていると思うので、攻撃は期待を持てると思います。あとは後ろの失点を抑えるというところです。毎試合課題は出ているので、一つ一つ修正していければ面白いサッカーができるのではないかと思います。昨日の川口能活選手の引退会見の記事を見て、「またキーパーをやりたい」と仰っていたのがすごく印象的でした。自分もそう言えるような終わり方ができるところまで行けたらいいなと思います。

MF #10 中島翔哉 選手(ポルティモネンセSC)
明日の試合が楽しみです。前回のウルグアイ戦では個人としてはもっと良いプレーができたと思っているので、明日は細かいところを改善してやっていきたい。自分たち攻撃陣の役割として、ゴールを決められるところで決めて、アシストできるところでアシストしたいです。ベネズエラは守備で結構強いプレッシャーをかけて、そこから早い攻撃で来ると思います。背も体も大きいと思いますが、自分たちがみんなで協力してうまくプレーできればチャンスになりますし、それができなければ相手のペースになると思うので、試合のなかで柔軟にやっていきたいと思っています。

FW #15 大迫勇也 選手(ベルダー・ブレーメン)
ベネズエラは良いチームですが、常にそういう相手と戦ってきているので自信もあります。しっかりと良い準備をしてうまく入れれば、いいプレーができると思います。いつもと変わらず、うまく自分にプレッシャーをかけながら臨むことを考えています。

ラファエル・ドゥダメル ベネズエラ代表監督
日本代表という非常に高いクオリティを持ち、ロシアのワールドカップでも素晴らしい活躍をしたチームと試合できることをうれしく思います。そういう相手との試合では我々に求められるものも高くなりますが、ベネズエラ代表の成長過程で重要な試合です。昨年のU-20ワールドカップで準優勝して、国民の期待も非常に高まっています。若手が経験ある選手たちと融合して戦うことで、今後、ワールドカップ出場の可能性も高まると思っています。

スケジュール

SAMURAI BLUE(日本代表)のスケジュールはこちら

公式練習

公式会見

  • 大迫勇也 選手(ベルダー・ブレーメン/ドイツ)インタビュー

  • 遠藤航 選手(シントトロイデンVV/ベルギー)インタビュー

  • 酒井宏樹 選手(オリンピック・マルセイユ/フランス)インタビュー

11月16日(金) 19:30キックオフ(予定)
大分/大分スポーツ公園総合競技場
SAMURAI BLUE(日本代表)vs ベネズエラ代表

大会情報はこちら

11月20日(火) 19:20キックオフ(予定)
愛知/豊田スタジアム
SAMURAI BLUE(日本代表)vs キルギス代表

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