イラク代表との準々決勝まであと2日、明日から始まる準々決勝を前に監督記者会見が決勝戦の会場となるスルタン・カブース・スタジアムの記者会見場で行われました。

オーストラリア、サウジアラビア、イラクの監督と共に出席した手倉森監督。会見の前に会場のブレーカーが落ち、真っ暗なまま5分ほど待機するハプニングもありましたが、会見はスタート。

手倉森監督
「日本はグループステージで引分け、引分けと辛抱を重ねる試合をして、最後に勝利して、準々決勝への進出を果たしました。勢いをもって乗り越えてきたので、この勢いのまま決勝トーナメントに臨みたいと思います。選手たちは練習を重ねる毎に強くなっています。
イラク代表は力のあるチームです。昨年行われたFIFA U-20ワールドカップでも結果を残していますし、フル代表での経験を持つ選手がたくさんいると聞いています。今の自分たちの力を測れる良いチームとの試合になったと思います。
今回のメンバーには2012年AFC U-19選手権でイラク代表に負けたときのメンバーもいると聞いていたので、どうしてもイラク代表とやらせてあげたいと思っていました。選手たちは自然にモチベーションが上がっていますし、どれくらい力をつけたのかを測れる試合、目一杯力をぶつけたいと思います。」

そして15:30からトレーニングを行いました。
ここからはギアを切り替えて、試合の準備へと入っていきます。

オマーンに来てから、腰に違和感を抱えていた奈良選手も今日からトレーニングに合流。全23選手が初めてトレーニングに参加し、イラク戦に向けた準備は整いつつあります。
今日はコンディションのチェックをした後に今まで戦ってきたチーム戦術を再確認し、トレーニングを終えました。

18日は矢島慎也選手の誕生日でした。
ということで、夕食時には誕生日ケーキと「Happy Birthday」の大合唱。いつもの堂々としたプレーとは対照的にすこし恥ずかしそうにはにかんだ笑顔が印象的でした。チーム全員でケーキもしっかり食べ、栄養補給もOK。しっかりと休息を取り、明日もう一日トレーニングを行い、イラク戦へと向かいます。

選手コメント

亀川諒史選手（湘南ベルマーレ）
チームとして負けずにグループステージを勝ち上がれたことが大きいです。一戦目は3-3で点を取られましたが、得点も奪えました。2戦目のクウェート戦は0-0でしたし、３戦目一番良い形で勝てたことはチームが日に日に成長していると思います。
クウェート戦出場して、前半思うようなプレーできませんでした。後半、前半のようなプレーではダメだと思い、守備面で攻撃できるようにと思いプレーしましたが、まだまだです。
ノックアウトステージは勝ち負けがはっきりします。点を取られなければ、ゲームの流れで負けることはありません。とはいえそれだけでは日本の良さは出ません。いかに守備から攻撃に移れるのかが大事になる。チームとしてやることはやる、プラスαクウェート戦で自分の良さを出せなかったことが自分の中で大きく残っているので、今後に向けてもそうですし、こういう機会なので、チャンスの時は自分の良さを発揮していきたいと思います。

奈良竜樹選手（コンサドーレ札幌）
ずっとチームの力になれない状況が続いていたので、やっとチームの一員になった気がします。
グループステージでも点は取れていますし、後ろがしっかり固めて守ることができれば、どの相手でも点を取れる攻撃陣が日本にはいます。自分も守備側の人間なので、体を張ってプレーしたい。そこが上にいくために必要になってくると思います。
もうここからはトーナメント戦なので、ひとつの方向を向いて戦うことがいい雰囲気もたらすと思いますし、強い相手に立ち向かう大事な要素だと思うので、スタメン、サブ関係なく日本の勝利のために全力を尽くします。

スケジュール ※現地時間

テレビ放送予定 ※日本時間

日本が進出した場合