グループステージも第3戦・オーストラリア代表との一戦を残すのみとなりました。すでに2勝を挙げ、グループステージ首位通過を決めているオーストラリア代表が相手となりますが、日本代表も勝利すれば自力でのグループステージ突破が決まるだけに、大切な一戦となります。
試合後の会見で手倉森監督も「ここから決勝トーナメントのつもりで戦う」と話しており、次の一戦にかける思いがチーム内で高まっています。

14日のクウェート代表との一戦は互いに攻め合う試合となりましたが、ゴールは奪えずスコアレスドロー、勝ち点1を分け合う形となりました。

クウェート戦マッチレポート

クウェート戦は序盤からお互い攻め合うものの、仕掛けの段階でのミスでフィニッシュまで持ち込めない状況が続く中で15分が経過します。19分、日本は左サイドを金森がスピードに乗って突破、グラウンダーのクロスをゴール前に送り、走りこんだ矢島がファーサイドで合わせますが、これはＧＫがセーブ。27分には前線でパスを受けた荒野がターンからシュートまで持ち込みますが、このシュートもネットを揺らせず。クウェートは前半だけで2選手が交代しましたが、43分、日本陣内でのフリーキックがゴール前の選手につながり、決定機に。このシュートはGK櫛引が防ぎピンチを逃れます。後半開始から為田に代わって原川がピッチへ、2分後右サイドから松原が送ったクロスボールをクウェート守備陣がクリアしたボールを原川がペナルティエリア外から強烈なボレーシュート。強烈な弾道がクウェートゴールにいったものの、クロスバーに当たり、ゴールは奪えません。52分、日本は自陣ペナルティエリアのわずかに外の位置でフリーキックを与えていまいます。このFKを直接狙われると、このシュートは逆サイドのゴールポストを直撃、跳ね返ったボールをクリアし、ピンチを逃れます。59分、右サイドから中央の鈴木を経由して左サイドの金森へとラストパス。金森がドリブルで切れ込み、フィニッシュまで持っていくもこれもゴールならず。75分、原川からボールを受けた荒野がトラップからシュートまで素早く持ち込むものの、このシュートもクウェートGKの好守に止められてしまいます。終盤、日本は中島、浅野とフレッシュな選手を前線に入れ、最後まで攻撃を続けますが、最後まで攻略できずタイムアップ。スコアレスドローでグループステージ最終戦に臨むことになりました。

今日15日のトレーニングは昨日試合に出場した選手たちは軽く体を動かした後にプールにてクールダウン、そして残った選手たちは手倉森監督の指導の下、30度近くまで上がったコンデションの中でしっかりと汗を流しました。

練習にはオマーンに入ってから別メニューでの調整が続いていた秋野央樹選手、そしてオマーンに来てすぐに練習中にケガをして別メニューとなっていたポープ・ウィリアム選手が合流しました。
ボールを蹴る表情は明るく、明日以降の試合で素晴らしいプレーを見せてくれることでしょう。

16日のオーストラリア代表との一戦は17時キックオフ(日本時間22時キックオフ)となります。

選手コメント

秋野央樹選手（柏レイソル）
久しぶりにしっかりボール蹴れて楽しかったです。ここまで2試合、外から見ていて、自分が入ったらどうしよう、もっとこうしたらいいのではないかということを考えながらゲームを見ていました。チームはまだまだ良くなっていきます。自分はいつでもいける準備はできているので、しっかりと準備をしておきたいと思います。

幸野志有人選手（ＦＣ東京）
クウェート戦では発熱して試合に出られず、チームに迷惑をかけてしまいました。次に出るチャンスがあればしっかり結果で貢献したいと思います。勝たなくてはいけないという状況で試合をすることは貴重な経験ですし、そういうところで勝てたら、チームとしてももっと団結できる。強いチームになれると思います。難しい状況ですが、勝って決勝トーナメントに進めるようにしたいです。

ポープ・ウィリアム選手（東京ヴェルディ）
7日にケガして以来、やっとトレーニングに復帰でき、楽しくプレーできました。
代表チームはもっと堅いイメージを抱いていましたが、とても明るく雰囲気は良いので、そこはこれからも続けていきたいです。あとグラウンドで結果を出すだけです。
明日の試合もみんなが同じ方向を向いて、チーム一丸となって戦えれば勝利できると思います。

スケジュール ※現地時間

テレビ放送予定 ※日本時間

グループステージ

日本が進出した場合