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U-18日本代表 ギリシャ代表に劇的勝利!グループを1位で突破!
2014年01月07日
第26回バレンティン・グラナトキン国際フットボールトーナメント
2014年1月6日(月) 現地時間14:15キックオフ 45分ハーフ
Peterburgsky SCC(ロシア/サンクトペテルブルク)
U-18日本代表 1-0(前半0-0、後半1-0)U-18ギリシャ代表
得点者
90分 進藤亮佑(日本)
スターティングメンバー
GK:林瑞輝
DF:三竿健斗、山口真司、進藤亮佑、茂木力也、坂井大将
MF:瓜生昂勢、宮本航汰、渡辺凌磨
FW:松原后、髙木彰人
サブメンバー
GK:吉丸絢梓
DF:石田崚真
MF:杉本太郎、中野雅臣、鈴木徳真
FW:奥川雅也、北川航也
交代
59分 松原后 → 北川航也
68分 瓜生昂勢 → 中野雅臣
75分 宮本航汰 → 鈴木徳真
81分 髙木彰人 → 杉本太郎
88分 渡辺凌真 → 奥川雅也
マッチレポート
グループステージ第2戦、ギリシャ代表戦を迎えました。
キックオフが14:15ということで、7:30に早めの朝食を、そして10:45に軽食をとって胃袋を満たし、いざ試合に臨みます。
ロッカーでのミーティングでは内山監督から「今日の相手も体が大きくて強い。相手のチェックからタイミングよく離れて前を向いてプレーすることを考えよう。そうしたら相手は絶対に嫌がるはずだから。」と人とボールを動かすコンセプトが共有されました。
この日は第2試合ということで、第1試合の展開を興味深そうに見る選手が多かったです。
この日のキャプテンはチェコ戦の茂木選手から替わって三竿選手。石田選手がキャプテンマークを巻いて気合を注入してくれました。
全員で円陣を組んで試合に向かいます。
14:15、ギリシャ代表のキックオフで試合が開始。この試合、初戦で控えだった7名の選手がスタメンに名を連ねます。
日本代表は主導権を握ろうと序盤からパス&ムーブでボールと人が動くサッカーを展開しますが、メンバーが大幅に替わったことも影響してか、なかなか効果的にボールを前に運ぶことができません。
ギリシャ代表の各選手は体が強く、ボールを持つとフィジカルを活かしてどんどん仕掛けてきます。パワーに押し込まれる場面もありますが日本代表守備陣はバランスを保ちながら自由にプレーさせません。
お互い我慢を強いられる展開が続き前半45分が終了、0-0のまま後半を迎えます。
ハーフタイム、ロッカールームに戻った選手たちに内山監督は「ゲームは悪くない。ただ慎重になって動きが止まっているシーンが目立つし、そこで相手に捕まっている。もっと動きながらプレーしよう。それと、リズムを生み出すために縦方向にワンタッチでパスを入れたい。」と伝えます。
迎えた後半、徐々に連携が生まれて日本が目指す形が出始めますが、ギリシャのパワーを相手に疲労の色も隠せません。すると後半15分から選手を交替、フレッシュな選手が効果的なプレーで流れを引き戻しますが、チャンスを作りながらもゴールには結びつかず、我慢が続きます。
すると後半74分、コーナーキックに攻め上がった進藤選手がペナルティエリア内でファウルを受けてPKを獲得、先制のチャンスを得ます。しかしこれはギリシャGKのファインセーブに阻まれ、初戦に続きPKを得点につなげることができません。
試合終盤の絶好機を生かせず嫌なムードになりかけるも、全員が諦めることなくゴールを目指します。
すると試合終了間際の後半ロスタイム2分。途中交代の杉本が倒されてフリーキックを得ます。これを蹴るのはDFの進藤選手。「ウォーミングアップの時に蹴っていた姿に雰囲気があった」と内山監督がキッカーに指名します。
進藤選手は慎重にボールをセット、時間をかけてキックに臨みます。日本代表もギリシャ代表も、そしてスタジアム中が固唾を飲んで見守る中放たれたシュートは美しい放物線を描いて見事にゴールネットを揺らしました。
ギリシャのキックオフ直後、試合終了のホイッスルが鳴り、なんとも劇的な勝利となりました。そして進藤選手はチェコ戦に続いてこの試合のMVPに選ばれました。
これでグループステージ2連勝、準決勝進出が決まりましたが、決して満足できる内容ではありません。あらためて気持ちを引き締めなおしてアゼルバイジャン戦に臨みます。
引き続き皆様のご声援よろしくお願いいたします!
監督・選手コメント
内山篤 監督
今日は序盤からなかなかリズムを生み出すことができず苦労しました。そんな状況でも数は少ないもののチャンスはあるわけで、これをものにしないといけませんでした。決して悪い内容ではありませんでしたが、最後まで我慢が必要な展開の中、集中して勝負し続けた結果、最後の最後にチャンスが回ってきてそれを勝利につなげることができたことは収穫でした。グループステージ1試合を残して首位突破が決まりましたが、もう一度仕切りなおして次のアゼルバイジャン戦、そしてその先の準決勝に向けて準備していきます。
林瑞輝選手(ガンバ大阪ユース)
今日の試合は無失点で終えれたということで次の試合にも繋がる試合にすることができたと思います。今チームの雰囲気もいいので、この調子を維持して優勝を目指して頑張っていきます。
山口真司選手(ヴィッセル神戸U-18)
ギリシャ代表はしっかりとブロックを組んで守ってくる相手ということでチェコ戦よりも難しい戦いでした。その難しい戦いの中でも終了間際のフリーキックで勝ちきれたことは大きかったです。個人的にはチェコ戦の時よりもドリブルでしかけて左サイドを突破することが何回かできました。しかし、突破した後のクロスの精度が悪く得点にはつながらなかったので、次の試合は精度をあげるようにしたいです。そして、積極的にシュートを打って得点も狙いたいです。
進藤亮佑選手(コンサドーレ札幌U-18)
なかなか先制点を奪えず苦しい展開になり、セットプレーやミドルシュートが鍵を握るということを確認して後半に臨みました。まずは失点をしないように試合を運び、終了間際に直接FKを獲得しました。試合前のアップを見てくれていた監督に太鼓判を押され、僕がキッカーに指名されました。自信を持って振り抜いたことがゴールに繋がったと思います。残り3試合日本らしいサッカーで優勝を目標に戦って行きます。
瓜生昂勢選手(筑陽学園高校)
今日の試合は立ち上がりから流れを掴めず苦労しました。もっと動きながらのプレーを意識して、どこでダイレクトを使うのか、パスやシュートの判断を的確にする必要があったと思っています。もっと効果的に動いてチャンスメークをしたいですし、次の試合は得点を狙っていきます。優勝に向けてチームに貢献したいです。
髙木彰人選手(ガンバ大阪ユース)
チェコ戦、ギリシャ戦と2連勝できたことはとても良かったです。内容はいいとは言えませんが、とにかく勝ち点3を積み上げられたことはチームにとってはいいことだと思います。個人としてはまだまだ簡単なミスでボールを奪われる場面が多く、FWの仕事をきちんとできていませんでした。反省点は他にもありますが、この調子を保って勝ち続けたいです。
スケジュール
日付 | 第26回バレンティン・グラナトキン国際フットボールトーナメント | |
---|---|---|
1月3日(金) | 18:30 | 開会式 |
1月4日(土) | 12:00 | vs.チェコ代表 |
3-1 | ||
1月6日(月) | 14:15 | vs.ギリシャ代表 |
1-0 | ||
1月8日(水) | 12:00 | vs.アゼルバイジャン代表 |
1月9日(木) | 12:00/14:15 | 13位~16位決定戦 |
16:30/19:00 | 9位~12位決定戦 | |
1月10日(金) | 12:00/14:15 | 5位~8位決定戦 |
16:30/19:00 | 1位~4位決定戦 | |
1月11日(土) | 12:00 | 15位決定戦 |
14:15 | 13位決定戦 | |
16:30 | 11位決定戦 | |
19:00 | 9位決定戦 | |
1月12日(日) | 12:00 | 7位決定戦 |
14:15 | 5位決定戦 | |
16:30 | 3位決定戦 | |
19:00 | 決勝 | |
21:00 | 閉会式 |
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