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U-17日本女子代表 FIFAU-17女子ワールドカップコスタリカ2014 日本がゴールラッシュで開幕2連勝 決勝トーナメント進出を決める
2014年03月20日
FIFA U-17 Women's World Cup Costa Rica 2014
2014年3月19日(水) 現地時間20:00キックオフ 45分ハーフ
Ricardo Saprissa Ayma Stadium(コスタリカ/チバス)
U-17パラグアイ女子代表 0-10(前半0-3、後半0-7) U-17日本女子代表
得点者
15分 長谷川唯(U-17日本女子代表)
22分 遠藤優(U-17日本女子代表)
36分 宮川麻都(U-17日本女子代表)
47分 市瀬菜々(U-17日本女子代表)
56分 平塚万貴(U-17日本女子代表)
62分 齋原みず稀(U-17日本女子代表)
75分 杉田妃和(U-17日本女子代表)
85分 杉田妃和(U-17日本女子代表)
86分 杉田妃和(U-17日本女子代表)
90+2分 児野楓香(U-17日本女子代表)
スターティングメンバー
GK:松本真未子
DF:松原志歩、市瀬菜々、南萌華、遠藤優
MF:宮川麻都、長野風花、杉田妃和、鴨川実歩
FW:長谷川唯、平塚万貴
サブメンバー
GK:浅野菜摘、森田有加里
DF:橋沼真帆、北川ひかる
MF:西田明華、佐藤瑞夏
FW:小林里歌子、大熊良奈、児野 楓香、齋原みず稀
交代
61分 宮川 麻都 → 齋原 みず稀
70分 鴨川 実歩 → 児野 楓香
79分 遠藤 優 → 北川 ひかる
マッチレポート
コスタリカらしい眩しいほどの太陽の下で行った初戦とはうってかわり、パラグアイとの第2戦は午後8時キックオフのナイトゲームとなりました。日本戦の前に行われたスペイン対ニュージーランドでもカメラマンの人たちが「寒い」と言いながら室内に入ってくるような気候でした。
平日にもかかわらず、2,364人もの観客が見守る中、高倉監督はスペイン戦からスタメンを3名入れ替えて臨みました。
パラグアイボールでのキックオフ。開始直後にパラグアイに決定機を与えますが、なんとか凌ぎ、4分に最初のチャンスを迎えます。
左CK、杉田妃和選手がゴール前に送ったボールを南萌華選手(浦和レッズレディースユース)が頭で合わせますが、ゴールの枠は捉えきれません。日本が徐々にペースを掴みますが、なかなかシュートチャンスを作ることができません。
13分には右CKから中央で南選手がヘディングシュートを放ちますがクリアされ、こぼれ球を長野風花選手(浦和レッズレディースユース)がシュートするもこれも決まらず。先制点はその2分後。平塚万貴選手(西南フットボールクラブU-15)がペナルティエリア内に持ち込んだボールをパラグアイDFがクリア。しかし、味方にあたって跳ね返ったボールを長谷川唯選手(日テレ・ベレーザ)が冷静に左足で蹴りこんで先制します。
さらにその7分後、ペナルティエリア付近中央で平塚選手からパスを受けた宮川麻都選手(日テレ・メニーナ)が相手を引きつけ、逆サイドにフリーで走りこんできた遠藤優選手(浦和レッズレディースユース)にパス、遠藤選手が合わせて2点目。さらに36分には宮川選手がCKからの混戦でこぼれ球を押し込み、3-0として前半を折り返します。
後半キックオフからわずか2分、右CKからファーサイドへのボール。パラグアイDFに当たって目の前にこぼれたボールを市瀬菜々選手(常盤木学園高校)が蹴りこみ4点目とすると、ゴールラッシュが始まります。56分には鴨川実歩選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18)のシュートをGKが弾いたボールを平塚選手が押し込んで5点目。62分には齋原みず稀選手(アンジュヴィオレ広島)が1対1から冷静にGKをかわしてゴール。75分、85分、86分には杉田妃和選手(藤枝順心高校)が連続ゴールを決め9-0とし、アディショナルタイムにも途中出場の児野楓香選手(藤枝順心高校)がPKを決め、10得点で試合を終えました。
中盤で存在感を示し、終了間際にハットトリックを達成した杉田選手が大会2度目のマッチMVPに輝きました。
グループCは2連勝で勝ち点を6に伸ばした日本が首位に立ち、準々決勝進出を決めました。スペインが勝ち点3、ニュージーランドとパラグアイが勝ち点1で並んでいます。日本の準々決勝の対戦相手はグループDの1位、もしくは2位のチーム。グループDはナイジェリア、メキシコがすでに2連勝でグループステージ突破を決め、首位をかけて次戦で直接対決します。
日本のグループステージ3戦目は23日。ナショナルスタジアムでニュージーランドと対戦します。
監督・選手コメント
高倉麻子 監督
ひとまずグループステージ突破が決まってよかったです。前半は弱気なプレーが目立ち、自分たちでチャンスを作り出すことがなかなか出来ませんでした。しかし、後半には選手たちのアクションが大きく強いものとなり、積極的にゴールを目指す姿勢がみられ、日本らしい形を数多く作ることが出来ました。守備面では、浮き球の処理や、速くて強い相手FWの圧力に手を焼いてしまうなど、これまでと同じような課題が出ました。相手の大きな展開に対する準備や跳ね返す力といった個の強さを守備でも追求していきたいと思います。次の試合もしっかり勝利し、グループを1位で突破したいと思います。
杉田妃和 選手(藤枝順心高校)選手情報はこちら
初戦の対戦相手スペインと比べ、パラグアイはロングボールを多用してきました。予想しないときに蹴ってきたので、ディフェンスラインが下がる時に自分のポジションも下げて間延びしないように気をつけました。前半はこぼれ球に詰められなかったのですが、みんなで声を掛け合ってこぼれ球に最後まで行けるようになり、得点につながりました。ハーフタイムで相手のプレスの中で横パスばかりでなく縦パスも入れて仕掛けようと監督から言われ、自分たちで修正しようと後半に臨みました。3得点できたことは嬉しいですが、もっとチャンスがあったので決めきらなければ大事な時に点が取れないと思っています。
平塚万貴 選手(西南フットボールクラブU-15)選手情報はこちら
得点を決めることができましたが、まだまだ満足せずにもっとゴールを決めていきたいです。もっと仕掛けられたし、点がとれたと思います。味方のシュートのこぼれ球への反応が遅かったり、シュートを打てる場面で切り返してしまったことが原因です。パラグアイは後ろからロングボールを蹴ってきました。そのボールを奪ってカウンターで攻めようとしましたが相手のディフェンスラインが低くて裏のスペースがなく、狙いづらかったです。次に試合に出たら、もっと積極的に仕掛けてゴールをたくさん決めたいです。
齋原みず稀 選手(アンジュヴィオレ広島)選手情報はこちら
日本代表として公式戦に初めて出場して自信になりましたし、得点することができてとても嬉しいです。しかし同時に課題もたくさん出ました。パスの精度や、パスをもらえなかったときの動き直し、連携・連動という部分です。トレーニングから意識している、裏のスペースでパスを受けること、声を出すことは、自分ではできたほうだと思います。(交代で入ると聞いた時は)少し緊張しましたが、「ついに来た!」と思いました。そして、絶対に1点決めたいと思いました。明日からのトレーニングでは、パスを受けたら早めの判断で正確なパスを出すことを心がけ、また試合に出られたら得点を決めたいです。
遠藤優 選手(浦和レッズレディースユース)選手情報はこちら
前半は自分たちのプレーがなかなか出来ずに焦り気味に試合をしていましたが、後半持ち直して、追加点をどんどん取ることが出来ました。前半は全体的にゆるい気持ちで入ってしまいましたが、後半は皆の気持ちがひとつになったと思います。パラグアイがロングボールを蹴ってきた中で、ディフェンスラインが焦って1つ目のパスが雑になったり、慌ててしまい前にヘディングできなかったりしました。後半はディフェンスも落ち着いて、パスが繋がるようになったと感じます。点を決めたいと思っていましたが、課題だった流れの中からの得点ができてよかったです。自分自身は、チャレンジ&カバーやロングボールの処理が課題として見つかりました。次の試合でももっと前線に絡めるようなプレーをしたいです。
スケジュール
日時 | 予定 | |
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03月06日(木) | 1-2 | トレーニングマッチ 対 JFAアカデミー福島 |
03月11日(火) | 1-1 | トレーニングマッチ 対 カナダ(Victoria Pitch) |
FIFA U-17女子ワールドカップコスタリカ2014 | ||
03月16日(日) | 2-0 | 対 スペイン(チバス) |
テレビ放送 【CS(フジテレビNEXT)】 03月17日(月)04:50~07:10(生放送)※日本時間 |
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03月19日(水) | 10-0 | 対 パラグアイ(チバス) |
テレビ放送 【CS(フジテレビNEXT)】 03月20日(木)10:50~13:10(生放送)※日本時間 |
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03月23日(日) | 17:00 (現地時間) |
対 ニュージーランド(サンホセ) |
テレビ放送 【CS(フジテレビNEXT)】 03月24日(月)07:50~10:10(生放送)※日本時間 |
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03月27日(木) | 17:00/ 20:00 (現地時間) |
準々決勝(リベリア) |
03月31日(月) | 17:00/ 20:00 (現地時間) |
準決勝(リベリア) |
04月04日(金) | 14:00/ 17:00 (現地時間) |
3位決定戦/決勝(サンホセ) |
チバス:リカルド・サプリサ・アイマスタジアム
サンホセ:コスタリカ・ナショナルスタジアム
リベリア:エドガルド・バルトダーノスタジアム