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ユニバーシアード日本女子代表候補 国内トレーニングキャンプ活動レポート(11/24~26)
2014年11月28日
ユニバーシアード競技大会(2015/光州)日本女子代表候補トレーニングキャンプが、11月24日から3日間、静岡県で行われました。
18大学から総勢32名が元なでしこジャパンコーチの望月聡監督率いるチームの初の活動に参加。
初日の24日、トレーニング前に望月監督は「日本代表のエンブレムが着いたウェアは誰もが着られるものではない。その責任と誇りを持って臨んでほしい」と選手たちに声をかけました。初めて顔を合わせるメンバーもいるため、ピッチ上でのコミュニケーションを目的としたトレーニングから始め、ハーフコートで4チームに分かれてのゲームやシュート練習などを行いました。
2日目は前日に引き続いて『観る』ことをテーマとし、8対8のミニゲームではサポートの質やパスのタイミングなどを意識したプレーが数多く見られました。最終日は11対11のゲームの予定でしたが、雨と寒さを考慮し、4チームによるミニゲームを実施。また3対1のトレーニングでは奪いきる、失わないといった攻守の切り替えを意識しました。
望月監督は、絶えず変化するプレー状況の中での選択肢を増やすようなトレーニングメニューで選手たちの自主性や自立を促しました。一人一人のプレーの特徴やパフォーマンスを、3日間変わらないトレーニングメニューを通して入念にチェックしました。
解散前のミーティングでは女子サッカーの歴史がつまった映像を視聴。「これからの新しいページは君たちが創っていくんだ」という監督の言葉に、選手一人一人が目を大きく輝かせていました。今後は大学選手権や皇后杯を経て、2月に行われる地域対抗戦に全日本大学選抜として参加します。
※従来、ユニバーシアード日本女子代表選手の選考対象には日本女子サッカーリーグ加盟クラブ所属の選手も含まれていましたが、大学女子サッカーの強化を図るべく、2015年大会より全日本大学女子サッカー連盟所属の選手に限ることとなりました。
コメント
望月聡 監督
本大会へ向けての最初のキャンプは、スタッフ・選手それぞれの個性や能力を確認できる機会となり、重要かつ有意義なものでした。 今回は二つの狙いがありました。一つはチームの目標や代表選手の使命について、理解と実践そして覚悟を促すこと。二つ目は、基本的な技術・戦術の理解と実践を、トレーニングとゲームを通して確認することです。
良い環境のもと、ユニバーシアード競技大会優勝という大きな目標とともに始動した喜びと、選手の質の高さを感じる、心躍るキャンプとなりました。
加賀孝子 選手(仙台大学)
監督の話を聞いて一番印象に残っている事は『観る』こと。ボランチをやっているので、プレー中にもっと選択肢を増やせるように毎日取り組んでいきたいと思いました。
前回のユニバーシアードロシア大会を経験しましたが、成績は5位だったので、今回はチームの主軸として金メダルを獲得できるように、所属チームでプレーしているときから意識してやっていきたいと思いました。
横山亜依 選手(筑波大学)
普段からやっているプレースピードがここでは通用しないので、判断や基礎力の向上の必要性を実感しました。自チームに帰ってから、自分が今回感じたプレースピードを意識しながら、毎日取り組んでいきたいと思います。
川原奈央 選手(早稲田大学)
今回のユニバーシアード選考合宿では、自分で考えてプレーする事を一番に意識して取り組みました。今回の合宿では思うようにできなかったので、自チームに戻って継続して取り組み、次回の合宿に召集されるように成長していきたいと強く感じました。
林香奈絵 選手(尚美学園大学)
『観る』という事を監督から常に言われたのが一番印象的でした。試合をイメージした練習を行う事により、チーム内はたえず良い緊張感を持って取り組む事ができました。
チャンスがある限り、自分のできる事を全力で出して高いレベルでやっていきたいと思いました。
本多由佳 選手(大阪体育大学)
監督に言われた『観て』判断するという事がとても重要だと感じました。世界で戦っていく上では、まだまだ決定力など向上していかなければいけないと強く感じました。自チームに戻って、今回の取り組みや自分のストロングポイントを高めて頑張っていきたいと思います。
スケジュール
11月24日(月) | PM | トレーニング |
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11月25日(火) | AM PM |
トレーニング |
11月26日(日) | AM | トレーニング |