6月20日(月)

6月22日(水)から開幕するU-16 インターナショナルドリームカップ2016に参加する「00ジャパン」ことU-16日本代表の活動が開始しました。今大会では、U-16ハンガリー代表、U-16マリ代表、U-16メキシコ代表と各大陸の強豪チームと対戦し、昨年に続き優勝を目指します。「00ジャパン」は、今年9月に開催されるAFC U-16選手権インド2016を勝ち抜いて、来年のFIFA U-17ワールドカップ2017に出場することを目指しています。AFC U-16選手権インド2016を3ヶ月後に控える「00ジャパン」にとって、この大会は格好の試金石となります。

オープニングミーティングでは森山佳郎監督が選手たちへ、どんな相手と戦っても日本の武器、個々の武器を活かして、牙を剥き出しにして闘うことを確認しました。フィジカルに優れる相手の土俵においても、劣勢になることなく自分たちの良さを出し、さらなるプレーの質の向上を目指します。

初戦のハンガリー戦に向け、集合日の夕方からトレーニングを開始しました。パス＆コントロール、4対4＋3フリーマン、1対1の競り合い、7対5＋GK、8対7＋GKなど「00ジャパン」で恒例となっているトレーニングを、みんなが集中して取り組んでいきます。前日までの所属チームのスケジュールによってコンディションにバラつきがありましたが、限られた活動時間を最大限有効に活用すべく、初日から密度の濃いトレーニングが続きました。

トレーニング終盤には、ガイナーレ鳥取U-18の協力を頂き、15分×3本の変則的なトレーニングマッチを実施しました。試合は4－0で勝利を収めましたが、課題となっている守備時のラインコントロール、リスクマネジメントの改善、攻撃時の決定力の向上とラストパスの質の向上など、多くの課題を確認できました。何よりもインターバル時における選手同士の話し合いも活発で、徐々に隙のないソリッドな試合運びができるようになったのは収穫でした。非常に緊張感のある雰囲気の中で、集中したトレーニングが行われ、充実した初日は終了しました。明日は午前と午後の2部トレーニングを予定しています。

*「00ジャパン」：2000年以降に生まれた選手たちで構成されたU-16日本代表チームの呼称

選手コメント

DF #2 菊地健太 選手（JFAアカデミー福島U18）
インド・ベトナム遠征に引き続きU-16日本代表に招集されてうれしく思います。この貴重な体験を大事にしたいです。この大会では、ハンガリー、マリ、メキシコとFIFA U-17ワールドカップのような素晴らしい対戦相手と真剣勝負ができるので、非常に楽しみです。フィジカル面や球際の激しさは相手の長所だと思いますが、それに対応する力を「00ジャパン」は持っていると思いますので、全員で勝利したいです。本日のトレーニングでは、やや疲れが見える選手もいましたが、みんなトレーニングマッチも全力でプレーし、しっかり勝つことができました。明日のトレーニングも集中して大会に備えたいと思います。

DF #3 桑原海人 選手（アビスパ福岡U-18）
今大会で強豪国相手に何が通用するのか、足りないのか把握したいです。自分の課題は、パスの質なので一つ一つのパスを意識してプレーしたいです。本日のトレーニングでは、パススピードや質は、インド・ベトナム遠征時よりは改善できたと思います。トレーニングマッチでは、劣勢な状況をチームメートに上手く伝えることできずピンチになってしまったので、積極的に声を出して、伝えるタイミングや内容は今大会で改善したいです。このチームで、昨年に引き続き優勝したいと思います。

FW #14 棚橋尭士 選手（横浜F・マリノスユース）
久々にU-16日本代表に招集されうれしく思います。自分はゴール前でのプレーが得意なので、ゴールを奪い、与えられたチャンスを必ずつかみたいです。ただ、まだまだ課題も多く、チームのトレーニングで学んでいることを思い切り発揮したいです。チームの目指す所は、AFC U-16選手権インド2016やFIFA U-17ワールドカップ2017インドでの好成績なので、個の成長をみんなで共有し、チーム力を高めたいと思います。このような強豪国と真剣勝負ができる機会は少ないので、みんなで緊張感を楽しみながら必ず優勝したいです。

スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。