親善試合 vs U-16オマーン代表
2016年7月17日(日) キックオフ時間 19:15　試合時間 90分（45分✕2本）
Sultan Qaboos Sports Complex（オマーン/マスカット）

U-16日本代表　2-2（前半1-0、後半1-2）U-16オマーン代表

得点
21分　棚橋尭士（U-16日本代表）
62分　失点（U-16オマーン代表）
76分　失点（U-16オマーン代表）
90+1分　中村敬斗（U-16日本代表）

スターティングメンバー
GK：谷晃生
DF：菅原由勢、関川郁万、藤井陽也、菊地健太
MF：國分龍司、瀬畠義成、平川怜、喜田陽
FW：棚橋尭士、久保建英

サブメンバー
GK：青木心
DF：監物拓歩、桂陸人
MF：熊澤和希、津野絢世
FW：中村敬斗、泉柊椰

交代
22分　喜田陽 → 中村敬斗
HT　瀬畠義成 → 熊澤和希
HT　藤井陽也 → 桂陸人
69分　國分龍司 → 津野絢世
78分　棚橋尭士 → 監物拓歩

マッチレポート

「00ジャパン」は17日(金)、オマーン遠征の第3戦で再びU-16オマーン代表と対戦し、2‐2で引き分けました。AFCU-16選手権インド2016本番に向けて、最後の海外チームとの親善試合になります。

試合は、両チームが気合十分で臨み、序盤から激しい攻防が続きます。立ち上がり1分、MF喜田陽選手の見事なスルーパスに反応したFW棚橋尭士選手が相手GKとの1対1を迎えますが、相手GKのファインセーブに決めきれません。すると、今度はカウンターから相手が抜け出しますが、これはDF菊地健太選手が辛うじてスライディングで守り、先制点を与えません。6分にも相手に右サイドを突破され、クロスをダイビングヘッドで合わされますがシュートは外れます。序盤の激しい攻防が落ち着き始め、日本が前線への効果的な縦パスでチャンスを作り出していきます。そして、21分にDF関川郁万選手からFW久保建英、FW棚橋尭士とパスがスムーズに繋がり、棚橋選手が冷静に相手GKとの1対1を決めて先制点を上げます。さらに、28分には菊地選手のクロスをFW中村敬斗選手が見事に合わせ決めますが、惜しくもオフサイドの判定。前半は日本が1-0でリードして終了します。

後半、相手が前線にスピードがある選手を置いて、序盤から素早いカウンターで猛攻撃を仕掛けます。相手の圧力に自陣に押し込まれる苦しい時間を耐えてきた日本ですが、62分相手FKをGK谷晃生選手が弾いたところを、詰められ同点に追いつかれてしまいます。さらに76分、1本の速いパスでDFの背後を取られ、GKとの1対1を決められ日本は逆転ゴールを許します。

しかし日本は諦めず反撃に出ます。前線での素早いパス交換から、チャンスを作っていくと、88分久保選手が抜け出し強烈なシュートを放ちますが、惜しくも相手GKに防がれます。次々と攻め込み日本は、アディショナルタイム1分、途中出場したMF津野絢世選手が右サイドから強引にドルブルで仕掛け、こぼれたボールを中村選手が、何とかゴールにねじ込み日本は土壇場で追いつきます。試合はそのまま2-2で終了し、日本は1勝2分でオマーン遠征を終えました。今回の遠征でAFC U-16選手権インド2016で対戦する中東勢の手強さを学んだ結果となりました。

AFC U-16選手権インド2016まで残り2ヶ月。これから選手たちは、夏の全国大会を経て、8月末鹿児島でのトレーニングキャンプで再び合流します。「00ジャパン」は、厳しい戦いがまっているAFC U-16選手権インド2016に向けてスタッフ・選手全員で準備を進めていきます。

*「00ジャパン」：2000年以降に生まれた選手たちで構成されたU-16日本代表チームの呼称

選手コメント

谷晃生 選手（ガンバ大阪ユース）
試合が終わって率直に、AFCU-16選手権インド2016の本番でなくて良かったと感じました。自分のミスも絡んでの失点だったのでとても悔しいですし、今まで自分に甘えた部分が1つのプレーに出てしまったと改めて感じました。90分間保ち続ける集中力も足りなかったし、コーチングの量や質を上げることなど、まだまだやることはたくさんあります。AFCU-16選手権インド2016の本番で必ず優勝する為にも、悔しい思いをしないためにも、何事も逃げず、所属チームで日々のトレーニングを責任感持って取り組みたいです。中東諸国の強さを忘れず、リスク管理、コーチング、守備時のポジショニング、判断力、全て向上したいです。9月に向けて、自分を見つめなおしてAFCU-16選手権インド2016に臨みたいと思います。

菅原由勢 選手（名古屋グランパスU18）
勝ちきれなくてとても悔しいです。ただ、最後まで諦めず引き分けにできたことはポジティブに捉えたいです。残り10分は、「00ジャパン」らしいリズムでサッカーができていたので、アディショナルタイムでのチャンスは絶対に決めなければならなかったです。攻撃面では、1つ1つのパスやトラップのなどの質を上げる。守備面では、ボールの失い方が悪く何度も相手にカウンターで攻め込まれたので、リスク管理を徹底したいです。AFCU-16選手権インド2016では、チームの雰囲気をもっと高め、緊張感を持って臨む必要があると思います。責任感を強く持って、もっとみんなでコミュニケーションを取って、あらゆる面で強いチームにしたいと思います。

平川怜 選手（FC東京U-18）
今日は特に守備の面で相手に多くの隙を与えてしまい、2失点してしまいました。攻撃では、基本のプレーの質が低く、連動した崩しができず引き分けに終わってしまいました。AFCU-16選手権インド2016前にまだまだチームとしても、個人としても足りないことが再認識できので、代表活動は少し空きますが、所属チームに戻り、しっかり自分と向き合いたいと思います。個々のレベルアップに全力を注ぎ、AFCU-16選手権インド2016で活躍したいです。

スケジュール

※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。