ニュース
U-20日本女子代表 スペインとの第2戦に敗れ初黒星を喫す FIFA U-20女子ワールドカップ パプアニューギニア2016
2016年11月17日
FIFA U-20女子ワールドカップ パプアニューギニア2016 に出場しているU-20日本女子代表は16日(水)、グループステージ第2戦でU-20スペイン女子代表と対戦。グループBの白星同士の対決となりました。スペインは2年前に開催されたFIFA U-17女子ワールドカップ決勝で戦った相手です。当時は日本が勝利をおさめて世界一に輝きましたが、スペインもこの2年で実力をつけてきたチーム。ノックアウトステージ進出を占う大一番が始まりました。
日本は右サイドバックにDF羽座妃粋選手を、トップにFW西田明華選手を起用し、初戦から2人を入れ替えました。立ち上がりからややスペインの流れで試合は展開していきます。日本がボールを持つと、素早くプレスをかけるスペインの守備の前に日本はチャンスを作ることができません。攻撃の糸口をつかもうと、7分にはFKから壁の手前にいたDF乗松瑠華選手がヘディングで後ろへ反らし、ゴール前へこぼしますが、攻撃陣は詰め切れません。9分にはFW籾木結花選手が相手のボールを奪ってすぐさま中へ送ります。西田選手が走りこんでトラップしようとしましたが惜しくもキープはできませんでした。一進一退が続く前半は互いに譲らず0-0で折り返します。
後半に入ると高倉麻子監督はFW上野真実選手を送り出します。56分、MF杉田妃和選手が巧みな足さばきで左サイドからボールを中へ。上野選手がめいっぱい足を延ばして押し出します。前線で待つ籾木選手にわずかに届きませんでしたが、確実にゴールに近づく場面でした。対するスペインは70分、乗松選手からAndorea FALCONがボールを奪うとそのままゴール近くまで一気に運んでいきますが、ここは日本の守備陣が得点を許しません。しかし80分、FKをクリアしようとした羽座選手のボールが不運にも手に当たり、スペインにPKが与えられます。GK平尾知佳選手が反応しますが、Maria CALDENTEYに決められてしまいます。すでに残された時間はわずか。5分間のロスタイムを含め、終了のホイッスルがなるその瞬間まで日本はスペインゴールを目指しましたが、惜しくも0-1で敗れました。グループ2位となった日本は、ノックアウトステージ進出をかけて、中3日で行われるカナダとのグループステージ最終戦に臨みます。
監督・選手コメント
高倉麻子 監督
スペインは非常にいいチームで、難しい試合になると思っていましたが、自分たちの良さが出し切れなかったと思います。体の当たりの面では、男子とトレーニングを積んできていたつもりですが、スピード感など、負けている部分があまりにも多かったというのを強く感じました。選手たちはよく戦ったと思います。自分たちが主導権を持って試合をすることが多いので、押されるような形でゲームが流れると選手たちに焦りが出てきます。まだゲームコントロールをする力がないので、少し慌ててしまったように感じました。守備の連係にいい距離感があるといい攻撃にもつながります。全体的に守備のところをもう一度見直していきたいと思います。
MF #6 隅田凜 選手(日テレ・ベレーザ)
同じようなサッカーをする相手なので、自分たちの良さを出してつないでいこうと話して試合に入りましたが、全然それがうまくいかないまま終わってしまった感じです。相手のプレッシャーを前に、慌てて蹴ってしまったり、つなげるところで慌ててミスが出てしまったり、日本らしさを出すことができませんでした。中盤でパスが引っかかってしまったり、球際で負けているところがあったので、そこは本当にまだまだだなと思いました。切り替えて次の試合をやるしかないので、一つ一つを見直して、日本らしさが出せるようにしたいと思います。
MF #8 長谷川唯 選手(日テレ・ベレーザ)
試合では我慢の時間帯は必ずあると思うので、特に前半は我慢しよう、という感じで入りました。後半は良い形でボールを運べたり、ディフェンスの部分で相手をはめることができたり、少しは修正できたと思います。男子チームとも練習をしてきましたが、球際の強さだけでなく、足の伸び方も男子とは違うところをさらに感じました。でも、それは今分かったことではないので言い訳にはできません。自分たちは、最終戦は勝つだけです。他のチームを気にせずに、もう一度修正するところを修正して、日本らしいサッカーをして、得点まで繋げていけるようにしたいです。
DF #5 乗松瑠華 選手(浦和レッズレディース)
チームとしての奪いどころも曖昧でしたし、攻撃のところでも、ナイジェリアよりはスペインが全体的に良いバランスでプレッシャーをかけてきたので、そこをうまく外せませんでした。もっと試合の中で修正できたことが多かったと思います。今までより、一人一人が本当にうまくて、もっと守備をコンパクトにしなければ奪いきれないと思いました。次のカナダ戦では、攻撃も大事ですが、守備から入ることが大切だと思います。狙いどころの共通理解も必要です。攻撃面では、相手がプレスをかけてきても、自分たちがしっかりとポジションを取って、パスを出して動いて、というところを物怖じしないで続けていきたいです。
スケジュール
FIFA U-20女子ワールドカップ パプアニューギニア 2016 | ||
---|---|---|
11月13日(日) | 6-0 | vs ナイジェリア(Bava Park) |
11月14日(月) | AM/PM | トレーニング |
11月15日(火) | AM/PM | トレーニング |
11月16日(水) | 0-1 | vs スペイン(Bava Park) |
11月17日(木) | AM/PM | トレーニング |
11月18日(金) | AM/PM | トレーニング |
11月19日(土) | AM/PM | トレーニング |
11月20日(日) | 16:00 | vs カナダ(National Football Stadium) |
11月21日(月) | AM/PM | トレーニング |
11月22日(火) | AM/PM | トレーニング |
11月23日(水) | AM/PM | トレーニング |
11月24日(木) | 16:00/19:30 | 準々決勝(National Football Stadium) |
11月25日(金) | AM/PM | トレーニング |
11月26日(土) | AM/PM | トレーニング |
11月27日(日) | AM/PM | トレーニング |
11月28日(月) | AM/PM | トレーニング |
11月29日(火) | 16:00/19:30 | 準決勝(Sir John Guise Stadium) |
11月30日(水) | AM/PM | トレーニング |
12月1日(木) | AM/PM | トレーニング |
12月2日(金) | AM/PM | トレーニング |
12月3日(土) | 16:00/19:30 | 3位決定戦/決勝(National Football Stadium) |
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
関連ニュース
最新ニュース
- 大会・試合 2024/11/05 SHIGE選手、かつぴーや選手、Ax選手、Takaki選手に決定 FIFAe World Cup 2024™サッカーe日本代表
- 日本代表 2024/11/05 U-17日本代表 メンバー・スケジュール クロアチア遠征(11.09-11.20 クロアチア/ポレッチ)
- グラスルーツ 2024/11/05 「2024 IFCPF CPサッカーワールドカップ」へ男女日本代表が出場!
- グラスルーツ 2024/11/05 JFAユニクロサッカーキッズ in 北海道 1月18日(土)開催 11月5日(火)から参加者募集開始
- 大会・試合 2024/11/05 FC.西武台が歓喜の頂点到達 JFA 第12回全日本O-40サッカー大会