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U-20日本代表候補 ジェフユナイテッド千葉に4-1で勝利
2017年04月19日
FIFA U-20ワールドカップ韓国2017を5月に控え、4月17日(月)から1泊2日で、U-20日本代表候補のトレーニングキャンプが行われました。所属チームで出場機会が少ない選手へのプレー機会であるとともに、各選手にとってはメンバー発表前の最後のアピールの場となりました。初日は5対5+1+GKや攻撃、守備にわかれてのトレーニングなどを約1時間半行い、翌18日(火)はジェフユナイテッド千葉との練習試合に臨みました。
練習試合 vs ジェフユナイテッド千葉
4月18日(火) キックオフ時間 10:00(30分×3本)
フクダ電子アリーナ
U-20日本代表 4-1(1本目1-1、2本目1-0、3本目2-0)ジェフユナイテッド千葉
得点
8分 小川航基
16分 失点(PK)
49分 小川航基
65分 遠藤渓太
87分 橋岡大樹
1本目
GK:波多野豪
DF:岩田智輝、町田浩樹、大南拓磨、藤谷壮
MF:森島司、坂井大将、神谷優太、遠藤渓太
FW:小川航基、岩崎悠人
2本目
GK:波多野豪(→大迫敬介/45分)
DF:岩田智輝、町田浩樹、橋岡大樹、藤谷壮
MF:針谷岳晃、伊藤洋輝、神谷優太、森島司
FW:小川航基、田川亨介
3本目
GK:大迫敬介
DF:岩田智輝、大南拓磨、橋岡大樹、藤谷壮
MF:遠藤渓太、伊藤洋輝、坂井大将、針谷岳晃
FW:田川亨介、岩崎悠人
マッチレポート
J2リーグのジェフユナイテッド千葉は、直近のリーグ戦に出場しなかった選手を中心に構成。一方のU-20日本代表候補は、3月のドイツ遠征などを経て積み上げてきたチームコンセプトをもとに高い集中力で臨みます。8分、相手GKが前に出ていたところを逃さず小川航基選手がロングシュートを放つと、これがゴールに吸い込まれ先制点を得ます。逆に15分、ファウルで相手にPKを与えるとこれを決められ1-1とされます。
2本目。選手や組み合わせを入れ替えて臨んだ日本は、針谷岳晃選手や田川亨介選手が積極的にシュートを打っていきます。49分、町田浩樹選手がディフェンスラインの裏にロングボール。これに上手く反応した小川選手がシュートを決めます。「互いに話し合い、コミュニケーションを取っていたので、この結果は自信になった」と小川選手。その後も、53分には針谷選手がディフェンスラインの裏に抜けた森島司選手へパスを送るもオフサイド。54分には右サイドから中に切り込んだ神谷優太選手がゴール前の田川選手につなぐもシュートはならず、とチャンスメイクを図ります。59分にも、伊藤洋輝選手、針谷選手、小川選手へと渡って神谷選手がゴール前に詰めるも、これは相手ディフェンスに阻まれて得点にはつながらず、2本目を終えます。
3本目が始まって早々の65分、日本はFKを得ます。これを遠藤渓太選手が見事に決め、3-1に。一方のジェフはU-18所属の選手を次々とピッチへ送り出します。日本は岩崎悠人選手がサイドから中央へクロスを入れていきますが、あと一歩合いません。82分には相手のシュートがバーを叩くピンチを招きますが、逆に87分、右CKから針谷選手のボールに橋岡大樹選手がヘディングであわせて4得点目。試合はこのまま終了し、4-1でU-20日本代表候補が勝利しました。この日2点のゴールを決めた小川選手は試合後、「1次予選、最終予選と積み上げてきて、いよいよ来たなという気持ち。メンバー発表まで時間は少ないけれど、最後の最後までアピールしたい」と選手たちを代弁するようにコメント。メンバー発表は5月上旬を予定しています。
監督・選手コメント
内山篤 監督
世界にいくといろんなスタイルのチームがあります。今日の練習試合では、選手たちがどこにスペースがあるかを見ながら、攻守ともに狙いを持ってよくやってくれました。3月のドイツ遠征を含め、チャンスメイクと得点は比較的安定して取れてきています。いい守備から良い攻撃へ出ていくことに関して、チームスタイルを積み上げてきたきたなかで、一人ひとりが役割をこなしてくれています。本番は中2日で連戦が続きますので、選ばれた選手全員が90分試合に出られる状態で大会に入りたいです。選手たちは、チームで試合に出ることが一番ですが、できる範囲で心身ともにコンディションを整えて大会を迎えてほしいと思います。チームとして継続して取り組んでいるやり方に、高い意識で応えてくれていますので、最終メンバーを決めるのはいい意味で悩みます。
MF 坂井大将 選手(大分トリニータ)
所属チームで試合に出られていないので、こうした試合の場はありがたいです。Jリーグで試合に出ている選手たちのことはチェックしていますし、いい刺激になっています。内山監督にアピールするしかないですが、メンバーに入って、FIFA U-20ワールドカップでは、僕たちがいままで1次予選、最終予選と積み上げてきたものをしっかり表現して結果を出したいです。
FW 田川亨介 選手(サガン鳥栖)
得点を狙っていましたが、(点が取れずに)悔しいです。FIFA U-20ワールドカップに出ることで自分のサッカーの世界も広がると思いますし、いろんな人が見てくれるので、そこで得点が取れればと思います。所属チームでも点を取ることだけを意識してやっていきたいです。
MF 針谷岳晃 選手(ジュビロ磐田)
多少のミスはありましたが、守備の面ではサイドバックとコミュニケーションを取ってプレーできましたし、そういう場面は良かったです。今日はサイドのポジションでしたが、中に入ってこそ自分の良さが生きると思っているので、意識してプレーしました。思い切ってやるだけですし、自分が出たときに結果を残すことを考えて試合に入りました。
MF 遠藤渓太 選手(横浜F・マリノス)
今回のキャンプは、発表されたときからチャンスだと思って臨んできました。ゴールという結果が出せて良かったです。FKは人生でも初めて蹴ったくらいですが、コースを狙って、その狙ったところにボールがいってくれました。FIFA U-20ワールドカップは近しい自分の目標です。活躍することで世界に飛び出ていくチャンスですし、メンバーに選ばれて、大会では100%の力でやりたいです。
FW 岩崎悠人 選手(京都サンガF.C.)
ジェフを相手に、最初はラインの扱い方が難しかったですが、他の選手とアイコンタクトやコミュニケーションを取りながら、タイミングを合わせていくことができました。抜け出してゴールに直結する場面がもう少し作られればよかったと思います。U-20ワールドカップは大きな経験、財産になります。メンバー入りするには、所属チームで試合に出てコンディションを整えて、活躍することが大事だと思います。
スケジュール
4月17日(月) | 16:00 | トレーニング(フロンティアサッカーフィールド/秋津総合運動公園内) |
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4月18日(火) | 4-1 | 練習試合 vs ジェフユナイテッド千葉(フクダ電子アリーナ) |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。