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U-18日本代表 ノルウェーに敗れ3位に終わる~ 第23回U18リスボン国際トーナメント
2017年06月19日
第23回U18リスボン国際トーナメント 第3戦 vs U-18ノルウェー代表
2017年6月18日(日) キックオフ 11:00(現地時間) 試合時間 90分(45分ハーフ)
National Stadium(ポルトガル/Cruz Quebrada)
U-18日本代表 0-1(前半0-0、後半0-1)U-18ノルウェー代表
得点
54分 失点(U-18ノルウェー代表)
スターティングメンバー
GK:若原智哉
DF:松田陸、早坂翼、谷口栄斗、伊藤研太
MF:入間川景太、川村拓夢、郷家友太、杉浦文哉、中島元彦
FW:中村駿太
サブメンバー
GK:猿田遥己
DF:西洸瑠、阿部海大
MF:高橋大悟、佐々木大樹、田中雄大
FW:平墳迅、奥抜侃志
交代
HT 杉浦文哉 → 平墳迅
72分 中島元彦 → 髙橋大悟
72分 郷家友太 → 田中雄大
88分 伊藤研太 → 西洸瑠
マッチレポート
第23回リスボン国際トーナメントに参加しているU-18日本代表は、6月18日(日)現地時間午前11時よりU-18ノルウェー代表と第3戦を戦いました。
この日は、気温35度と厳しい環境の中、クルス・ケブラーダのNational Stadiumにて今大会最終戦が行われました。
試合前、影山雅永監督は「この遠征最後の試合、力を出し切って戦う。綺麗なゴールなんていらない、泥臭くいこう」と激を入れ、選手たちをピッチに送り出します。
前半立ち上がりの日本は、暑さのせいか中々相手にプレッシャーをかけることができませんでしたが、徐々に相手の自由を奪うことができペースを握ろうとします。一方のノルウェーは、前から守備はせずに、中盤から後方でブロックを作って守ります。それに対して日本はボールを回すことができますが、中々決定的なシュートを打つ場面まで持ち込むことが出来ません。29分には自陣ペナルティエリア付近でノルウェーにフリーキックを取られてしまいますが、そのシュートはGK若原智哉選手が落ち着いてセーブ。前半の終盤では、相手から奪ったボールを上手く繋ぐことはできず、逆に押し込まれる時間帯が長く続きますが、チーム全員で耐えて、0-0で前半を終えます。
後半から日本は、杉浦文哉選手に代わりフォワードの平墳迅選手を入れて、より攻撃的にいきます。立ち上がりには、その平墳選手が得意のミドルシュートを打ち、ゴールを狙いますが、相手ゴールキーパーに防がれてしまいます。そして54分に自陣のペナルティエリア付近でのミスにより相手にボールを奪われそのまま先制点を許してしまいます。その後もノルウェーは自陣に引いて守備し、ボールを奪ったら素早くカウンターで攻撃する戦術を徹底します。それに対して日本は相手ディフェンダーの背後を狙ったり、ゴール前の細かいコンビネーションから相手ゴールに迫りますが、中々シュートを打つことが出来ません。72分には田中雄大選手、高橋大悟選手といった攻撃的な選手を入れて何とか同点に追いつこうとしますが、試合終盤になっても引いて守る相手に対して崩しきれず、0-1のまま試合終了となりました。
この結果、日本は1勝2敗の3位で今大会を終えました。
最終順位
1位:ポルトガル
2位:ノルウェー
3位:日本
4位:アメリカ
監督・選手コメント
影山雅永 監督
強豪の集まるこのリスボン国際トーナメントに参加できることが出来、非常に嬉しく思います。まず選手たちに求めたことは、この大会に良い経験をするために来たのでは無いということです。この年代における世界の強豪に対して勝つために自分たちの強みを怯むことなく相手にぶつけ、相手の強さを理解しつつ、それを上回るものを追求しようという共通認識を持ちました。その結果、初戦のアメリカには勝利したものの、その後のポルトガル、ノルウェーに敗れる事となり1勝2敗で3位に終わったことは非常に残念です。しかし、今後に向けてポジティブな印象を持っています。選手たちは日本代表としての誇りをもって果敢にチャレンジをしてくれ、相手を上回る要素を我々が持っていることを示してくれました。一方で、相手の強いプレッシャーに判断の伴ったテクニックを発揮できず苦しんだシーンも散見されました。高いインテンシティーの中におけるクオリティーが問われることを痛感しました。
今回の遠征には初招集の選手たちが多く含まれています。思い切り自分にチャレンジしたからこそ見えてきた課題には重みがあります。世界基準を意識することによって帰国してからのパフォーマンスに必ずポジティブな効果が表れ、今後の自チームでの活動、そして次の代表招集に向けて新たなチャレンジをして成長に繋げてくれるものと期待しています。
GK #1 若原智哉 選手(京都サンガFCユース)
この遠征を通して世界で通用するプレーや通用しないプレーがはっきりとわかり、とても自分のためになった遠征となりました。またチームが目指すサッカーを今回招集されたメンバーとスタッフ全員で共有し、やりきることができ、良かったと思いますが、1勝2敗という結果に終わり、とても悔しく思います。しかし、この結果をポジティブに捉え、この遠征で出た課題を自チームに戻って克服したいと思います。僕自身としては、メンタル強化を自チームに帰って意識していきたいと思います。しっかりと代表選手という自覚をもち、また次回代表に関われるよう一日一日を無駄にせず、苦しく嫌なことから逃げないで努力していきたいと思います。
MF #10 郷家友太 選手(青森山田高校)
今日のノルウェー戦では全体的に走力が足りないと思いました。またボールを奪った後の走りや、取られた後の切り替えなどが1試合目と2試合目に比べたら劣っていました。継続がどれだけ難しいかがはっきり見えてきた試合でした。この走力というところで海外のチームに負けていたので、日本に帰ったらこの部分をもっとレベルアップしていかなくてはいけないと強く感じたところでした。そして、その他にも通用した部分と通用しなかった部分を分析してこれからに活かしていきたいと思います。
FW #9 中村駿太 選手(青森山田高校)
最終戦でまだ優勝の可能性もあった中で、絶対勝つという気持ちで試合に入りましたが、結果的に自分達のミスから失点し、引いて守る相手を崩しきれず負けてしまいました。苦しい時間帯にチームとして何が出来るのかということが課題として残りました。個人としても今大会は自信になったところ、課題として出たものがはっきりしたので、これからまた成長していけるように頑張っていきたいと思います。
スケジュール
第23回U18リスボン国際トーナメント | ||
---|---|---|
6月14日(水) | 2-0 | vs U-18アメリカ代表(Municipal Sports Park/Mafra) |
6月15日(木) | AM/PM | トレーニング |
6月16日(金) | 1-3 | vs U-18ポルトガル代表(Municipal Sports Park/Mafra) |
6月17日(土) | AM/PM | トレーニング |
6月18日(日) | 0-1 | vs U-18ノルウェー代表(National Stadium/Cruz Quebrada) |
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
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