ユニバーシアード日本女子代表が9日(水)、台湾で18日(金)に開幕する第29回ユニバーシアード競技大会に向け、静岡県御殿場市で活動を開始しました。初日のこの日は、最高気温37度という猛暑の中でのトレーニングとなりました。シャトルランなどのフィジカル測定を実施した後はパス＆コントロールや3対1、リフティングなどの軽めのメニューで調整を行いました。

夜にはミーティングを実施し、チームの目標「ユニバーシアード優勝」を再確認。望月監督は選手たちに、優勝するために必要なこと、取り組んでほしいこととして「主体性を持ってプレーすること」、「サッカーの原理原則を守りつつ、臨機応変にプレーすること」、「チームとして共通理解を持つこと」などのポイントを伝えました。また短期決戦でチームの力をより大きくし強くするために、選手・スタッフ27名が互いをリスペクトし、信頼を持って活動していこうと語りかけました。ミーティングでは、キャンプから本大会を通しての約3週間、酷暑の中を戦い抜くための体調管理についてトレーナーから指導がありました。

今後は11日(金)、12日(土)に男子高校生チームとトレーニングマッチを行い、13日(日)に国内キャンプを締めくくります。

監督・選手コメント

望月聡 監督
第29回ユニバーシアード競技大会（2017/台北）に向けて、国内での直前合宿が始まりました。フィジカル測定後は20分程度の、試合を意識したパス＆コントロールを行い、攻守の切りかえを必要とする3×1のポゼッションで、初日のトレーニングを終えました。夜のミーティングでは、「優勝するという目標」と「日本女子サッカー代表としての使命」について理解や覚悟、そして確認や共通認識を図りました。台北の「気温と湿度の高さ」、この厳しい環境をチャンスと捉え、試合ごとに強くなっていくチームを、スタッフと選手で共につくり大会に挑みます。

GK #1 森田有加里 選手（日本体育大）
ミーティングでは今大会の目標である｢優勝」を改めて再確認し、そのために必要な戦術やコンディションなどについて話しました。日本はこの大会で優勝したことがないので、歴史を変えたいという強い思いがあります。時間は限られているので、一日一日を大切にし、チーム力を向上させていきたいです。シーズン中に送り出してくれたチームに感謝し、この1ヶ月で多くを吸収し、自分自身の成長にも繋げたいです。

MF #17 梅津美絵 選手（神奈川大）
暑い中でのフィジカル測定はつらいものですが、この暑さにしっかりと慣れるように練習や試合をしていきたいと思います。夜のミーティングでは、目標の再確認やサッカーの基本的な考え方、優勝に向け逆算してどうしたらいいのかなどの話が監督からありました。優勝するためにどうするかをチームで共有していきたいです。個人的には、どんな形であってもチームに貢献できるよう一生懸命頑張ります。

MF #19 平國瑞希 選手（早稲田大）
監督からは練習のメニューをすべて試合と同じようにやること、試合を意識してやることの大切さを教わりました。常に試合を意識して、質の高い練習をしているチームが強くて勝てるチームだと思うので、改めて練習の意味合いを考えることができました。みんなと久しぶりに顔を合わせ、サッカーの話を多くすることができて良かったです。明日からの練習では、判断スピードやプレースピードを早くすることを心がけていきたいです。

スケジュール

※時間はすべて現地時間
※スケジュールや会場は変更になる場合がございます

第29回ユニバーシアード競技大会（2017/台北）

2017/8/18(金)～2017/8/29(火)
大会情報はこちら