ニュース
U-19日本代表 ブラジル遠征初勝利を飾り、次戦いよいよU-19ブラジル代表と対戦!
2018年12月20日
U-19日本代表 vs U-20CRフラメンゴ
2018年12月19日(水) キックオフ時間 10:00(現地時間) 試合時間 60分(30分×2本)
Estadio da Gavea(ブラジル・リオデジャネイロ)
U-19日本代表 2-1 (前半1-0、後半1-1)U-20CRフラメンゴ
得点
29分 宮代大聖(U-19日本代表)
47分 失点(U-20CRフラメンゴ)
60分 久保建英(U-19日本代表)
スターティングメンバー
GK: 大迫敬介
DF: 菅原由勢、瀬古歩夢、小林友希、喜田陽
MF: 中村敬斗、平川怜、伊藤洋輝、中島元彦
FW: 西川潤、宮代大聖
サブメンバー
GK: 谷晃生
DF: 橋岡大樹、宮本駿晃、中村拓海
MF: 齊藤未月、郷家友太、山田康太
FW: 田川亨介、久保建英、斉藤光毅
交代
HT 中村敬斗 → 久保建英
HT 菅原由勢 → 中村拓海
HT 伊藤洋輝 → 山田康太
43分 西川潤 → 郷家友太
43分 宮代大聖 → 田川亨介
43分 中島元彦 → 斉藤光毅
43分 喜田陽 → 宮本駿晃
43分 瀬古歩夢 → 橋岡大樹
43分 山田康太 → 齊藤未月
マッチレポート
U-19日本代表は、12月19日(水)に遠征第2戦となるU-20 CRフラメンゴと対戦し、2-1で勝利を飾りました。CRフラメンゴは、もちろんブラジル、南米を代表するクラブであり、過去にはジーコ(元日本代表監督)、ジョルジーニョ、レオナルド、ロマーリオ、ロナウジーニョなど名だたる名選手を輩出し、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエAやコパ・リベルタドーレスを何度も優勝する名門クラブです。
試合は、気温が36℃まで上がる猛暑の中、変則的に30分ハーフのゲームとなりましたが、試合は序盤から暑さを感じさせない程、アグレッシブな展開となります。U-20 CRフラメンゴは、南米選手の若手の登竜門で有名な、毎年1月に開催しているコパ・サンパウロ・ジ・フッチボウ・ジュニオール大会で今年優勝しており、年明けに大会を控えている為、激しく前線からボールを追い、ゴールへの迫力を見せてきます。同世代でアマチュア選手もいる中、さらりとワンツーでサイドを突破し、球際では激しくぶつかりながらも上手く体を入れて相手のファウルを貰うなど、日本も学ぶべきプレーを随所にみせていきます。最初の10分強は相手のリズムに押された日本でしたが、冷静に相手の攻撃を食い止め、初戦以上の球際の激しさでボールを奪い、ボールを丁寧に繋ぎだすとリズムが変わります。14分には、FW宮代大聖選手がハーフェイラインでボールを奪い、抜け出したMF西川潤選手が相手GKとの1対1を迎えますが、右足シュートはゴールバーを超えて、絶好の先制点のチャンスを逃します。それでも、日本はチームコンセプトである積極的にボールも人も動くプレーを見せ、ゴールに迫っていきます。そして前半終了間際、ゴール前の西川選手が粘りで獲得したFKを、宮代選手が鮮やかに決めて1-0で前半を終了します。
後半、相手もメンバーを積極的に変更し、より攻撃を重視した布陣に変更になっても、日本は守備陣が冷静な対応で、試合運びを展開していきます。暑さもより厳しくなり、日本も43分に大幅にメンバーを変更します。すると交代による一瞬のスキを、相手は逃しませんでした。47分、左サイドでミスから激しい接触で不用意にボールを失うと、一気にトップスピードでゴール前まで駆け抜けられ、強烈なシュートがゴールに吸い込まれ同点ゴールを許します。さらに51分には、右サイドを崩され、ロングシュートを打たれますが、GK大迫敬介選手が辛うじて外に弾きます。何としても勝ち越したい日本は、気持ちを切り替え、前へ前へと攻撃に転じます。57分には、MF平川怜選手がふわりとした絶妙なスルーパスを送ると、抜け出したMF斉藤光毅選手がチャンスを迎えますが、僅かに相手GKが先にボールに触れ、惜しくもチャンスを逃します。それでも60分、諦めず攻め込み、FW久保建英選手が右サイドでボールを受けると、得意のドリブルで相手を交わしながらペナルティエリアでファウルを貰い、PKを獲得します。このPKを久保選手が自ら決めて、何とか勝ち越し、2-1で勝利を収めました。
次戦の最終戦は、U-19ブラジル代表と対戦します。
選手コメント
DF 瀬古歩夢 選手(セレッソ大阪U-18)
今日の試合は、さすがに相手も強く、前半最初は相手の流動的なポジショニングに、対応ができず苦戦しましたが、試合の中でチームメイトと何度もコミュニケーションを取り、修正できたのは良かったと思います。ボールの失い方が悪く、押し込まれる時間も多々ありましたが、チーム全員で耐えることができ、収穫の多い内容でした。日本とは真逆で暑い環境下でコンディション的にも厳しい面もありましたが、守備を強くいく場合、耐える場合の判断をもっとはっきりして、チーム全体で共通意識を持っていきたいです。次のU-19ブラジル代表とは9月のメキシコ遠征で対戦し、非常に強く、世界のトップチームであることはわかっています。前回引き分けている分、相手もホームで強く来ると思いますので、万全の準備で臨みたいと思います。FIFAU-20ワールドカップポーランド2019まで時間も多くないですし、チームとして一つ一つの遠征を大事にし、より試合運び、局面での連携など完成度を高めて、本番に臨めるように準備したいと思います。
FW 中村敬斗 選手(ガンバ大阪)
厳しいコンディションの中、チームとして勝てたことは良かったです。但し、個人的には暑さでなかなかキレのある動きはできませんでした。もう少し背後をわかりやすく狙う、シンプルにチームメイトと連携して崩す、ボールを取りに行った際にしっかり奪うことを次戦は見せたいと思います。今回ブラジルに来て、強敵チームと試合ができているので、球際のデュエルの部分の強さを体感して、南米の強さを基準に日々取り組みたいです。U-19ブラジル代表と試合をするのは、個人的には初めてなので、非常に楽しみです。遠征最後の試合を勝ちで終われるようにしたいです。FIFAU-20ワールドカップポーランド2019まで時間があまりないので、急に変わるというよりは、足りない部分を必ず改善していく努力をしていき、再び世界で戦いたいと思います。
MF 西川潤 選手(桐光学園高校)
U-19日本代表に初めて招集されて嬉しく思います。FIFAU-20ワールドカップポーランド2019へ出場できるチームであり、よりレベルの高いステージを希望していたので、このチャンスを活かしたいと思います。本日の試合は、移動に時間を要し、試合前のアップも十分できずに試合に臨むことになりましたが、慌てることなくチーム全体で準備し、強豪相手の試合に臨めたことは良かったと思います。個人的にも、このタフな環境も経験することができ嬉しく思います。立ち上がり相手のパス回しのスピードなどに戸惑うところもありましたが、徐々にチーム全体でプレースピードにも慣れ、チャンスを作り出せたことは良かったですが、決めるところ、そして守備の寄せ方、寄せるポジションなどは、課題が残りました。本日の反省を活かし、次のU-19ブラジル代表戦に向けて良い準備をしていきます。この遠征では、南米の選手の一瞬のスピードや、球際の強さにも対等に戦えるようになりたいのと、自分の攻撃の良さを世界のトップレベルである相手に対して、発揮できるように磨いていきたいと思います。FIFAU-20ワールドカップポーランド2019へ向けて、数少ない貴重な遠征なので、自分の最大限のプレーをし、ワールドカップに出場できるように一日一日を大切にして頑張っていきます。
FW 久保建英 選手(横浜F・マリノス)
ブラジルと言えばサッカーだと自分の中で強く思いますので、この遠征では彼らの技術、フィジカルの強さだけでなく状況判断や相手との駆け引きなどの思考面も、多くを吸収できれば良いと思います。本日の試合は、暑さと長距離移動があり、厳しい環境でしたが、勝利という形で終われて良かったです。但し、内容では相手にボールを持たれる時間帯も多かったので、チームでも、個人でも満足せずに次に切り替えたいです。U-19ブラジル代表とは、一度メキシコでも対戦していますし、個人的に対戦したい、気になる選手もいるので、しっかり自分もアピールして、FIFAU-20ワールドカップポーランド2019に向けて、良い遠征の締めくくりになるように頑張ります。
FW 宮代大聖 選手(川崎フロンターレU-18)
AFCU-19選手権を経験して、FIFAU-20ワールドカップポーランド2019の挑戦権を獲得した状況で、やはり世界で戦う面で大事なのは試合を決める得点力と、球際での強さだと思います。今回の遠征は、個人として、得点にこだわり、球際の強い相手に対してボールを失わないことを意識してやっていきたいです。本日の試合は、前線からの連動した守備ができていましたし、試合の中で修正できた部分も多くありましたが、チーム全体としても、個人としても、ルーズボールをマイボールにできない場面が目立ちました。そこで負けていては、世界では戦えないと強く感じる試合でした。FKですが、得点できたことは良かったです。ブラジル代表はもちろん世界のトップのチームですし、前回は引き分けだったので、チーム全体でいい準備をして絶対勝ちきれるようにしたいと思います。そしてFIFAU-20ワールドカップあと半年なので、チームとして一つ一つの試合、トレーニングやピッチ外の過ごし方にもこだわり、チームとして少しでも成長してFIFAU-20ワールドカップに行けるように、まずは次のブラジル戦勝ち切れるよう頑張ります。
スケジュール
12月13日(木) | PM | トレーニング |
---|---|---|
12月15日(土) | AM/PM | トレーニング |
12月16日(日) | AM/PM | トレーニング |
国際親善試合 | ||
12月17日(月) | 1-1 | 第1戦 vs. ゴイタカスFC(Maracanã Stadium) |
12月18日(火) | AM | トレーニング |
12月19日(水) | 2-1 | 第2戦 vs. U-20CRフラメンゴ(Estádio da Gávea) |
12月20日(木) | AM | トレーニング |
12月21日(金) | 16:00 | 第3戦 vs. U-19ブラジル代表(Granja Comary) |
※時間は全て現地時間となります。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※試合会場は、都合により急きょ変更となる場合があります。
関連情報
関連ニュース
最新ニュース
- 大会・試合 2024/11/04 準決勝に進むチームが決定 JFA 第12回全日本O-40サッカー大会
- 大会・試合 2024/11/03 JFA 第12回全日本O-40サッカー大会が藤枝市で開幕
- 日本代表 2024/11/02 11.19 中国代表 vs 日本代表 現地(廈門) 観戦チケットの販売について
- 2024/11/01 サッカーと地域を活性化!JFA×ANA価値共創活動 小学生チームを全国大会に招待し、交流サッカーや「夢の教室/特別編」を実施「JFA 第48回全日本U-12サッカー選手権大会 応援企画 produced by TEAM BLUE」
- 選手育成 2024/11/01 エリートプログラム女子U-13日韓交流(11/4-9@木浦/韓国)~JOC日韓競技力向上スポーツ交流事業~ メンバー・スケジュール