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SAMURAI BLUE、オマーンに勝って2連勝で16強進出~AFCアジアカップUAE2019(1/5~2/1)~
2019年01月14日
SAMURAI BLUE(日本代表)は1月13日(日)、AFCアジアカップ2019 UAEグループF第2戦でオマーン代表とアブダビのザイードスポーツシティスタジアムにて対戦し、MF原口元気選手(ハノーファー96)の前半のPKで1-0の勝利を収め、2連勝で16強進出を決めました。
勝つか引き分ければノックアウトステージ進出が決まる一戦へ、森保一監督は初戦の先発から2人を入れ替え、右臀部に違和感のあるFW大迫勇也選手(ベルダー・ブレーメン)に替えて、初戦で交代出場したFW北川航也選手(清水エスパルス)をトップに起用。初戦でボランチを務めたDF冨安健洋選手(シントトロイデンVV)を最終ラインに戻し、MF遠藤航選手(シントトロイデンVV)をボランチに配しました。
一方、初戦を落したオマーンも今大会初の勝点3獲得へ先発2人を入れ替えて、ウズベキスタン戦に交代出場で得点を決めたFWムフセン・アルガッサニ選手を採用し、必勝態勢で臨んできました。
陽が傾き始めて涼しさも感じる17時半開始の試合で、日本選手は暑さの影響を受けた初戦よりも動きも良く、試合開始から原口選手やMF南野拓実選手(ザルツブルク)が相手DF陣の背後のスペースを狙って積極的に仕掛け、次々と相手ゴールに迫ります。
開始2分に原口選手がMF堂安律選手(FCフローニンゲン)の折り返しに右足を合わせてクロスバーを叩き、8分には相手ボールを奪った南野選手が切り込んで左足でシュートを狙いましたが、GKに止められました。南野選手はその4分後にもDFラインからのロングボールに相手DF裏に抜け出して左足で狙いましたが、わずかに枠の外に流れました。
オマーンはパスをつなぐ一方、素早いカウンター攻撃を展開。前半最大のチャンスは20分でした。前がかりになった日本からボールを奪うと、右サイドを攻め上がったMFサラー・アルヤハヤエイ選手からパスを受けたアルガッサニ選手が、前に出てきたGK権田修一選手(サガン鳥栖)をかわしてシュートを放ち、あわやゴールという場面を作ります。
日本も24分に、南野選手が中盤からパスを受けて切り込んでシュートを放ち、相手GKが弾いたところを堂安選手が左足で合わせましたが、相手DFに阻まれました。
しかし、その直後に日本は攻め続けた努力が得点につながります。南野選手のシュートのリバウンドに反応した原口選手が、ペナルティボックスの端で相手DFに倒されてPKを獲得。これを原口選手が冷静に決めて、28分に先制しました。
オマーンは前半終了間際に、再びカウンターから味方のシュートのこぼれ球を受けてアルヤハヤエイ選手がゴールを狙いましたが、日本はDFがクリアしてCKに逃れ、前半を1-0で折り返しました。
後半、少しペースを落としてボールをつないで組み立てを試みるオマーンに対して、日本は守備のブロックを敷いて、パスを回しながら無理をせずにチャンスを探ります。
56分には北川選手に替えてFW武藤嘉紀選手(ニューカッスル・ユナイテッド)を投入。周りの選手との連携を探りながら、84分にはその武藤選手が原口選手のクロスを頭で折り返して、中央の堂安選手へ繋ぐ場面を作りましたが、オフサイドを取られます。
日本はその直後に堂安選手に替えてMF伊東純也選手(柏レイソル)を送り出します。90分に中盤からのスルーパスに飛び出した伊東選手がドリブルで切れ込んでゴールを狙いましたが、相手GKに阻まれ、日本はそのまま1-0で試合を終了。日本は勝点を6に積み上げました。
この日、グループFもう1試合でウズベキスタンがトルクメニスタンに4-0で大勝して、得失点差で日本を上回って首位に立ち、日本は2位に後退。オマーン3位、トルクメニスタンは4位です。
日本は17日(木)にアルアインでのグループステージ第3戦で、ウズベキスタンと首位突破をかけて対戦します。
なお、この日までヨルダン、中国、韓国、イラン、イラク、サウジアラビア、カタールも2連勝で突破を確定しています。
監督・選手コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
グループステージ突破へ、この第2戦での勝利を目指して一丸となって準備しようと、選手たちがいい準備をしてくれました。非常に難しい試合でしたが、無失点で勝利して次のステージへ向かうことができる良い結果を残してくれました。前半多くのチャンスを作った中で、さらに追加点を奪えれば理想的な展開でしたが、1点リードしてオマーンが圧力をかけてくること、我慢する時間があることは試合前から想定していました。そこで少し後手に回ったところもあったかと思いますが、選手たちがそこを無失点で乗り切って勝利できたことは、チームとして非常に良かったと思います。ただ、1-0からしっかり守って追加点を奪う、あるいは前半のような自分たちの時間帯を増やして勝ち切ることは、これから力を付けていくために、チームとして必要なところです。次の試合もあるので、しっかり準備して臨んでいきたいと思います。判定についてはレフェリーのジャッジがすべてだと思っています。結果は我々が得たPKを決めて1-0で勝利しましたが、日本とオマーンが良い戦い、良いフットボールをしました。監督として両チームの選手を称えたいと思います。
DF #5 長友佑都 選手(ガラタサライSK)
まず勝つこと、ノックアウトステージ進出を決めることが大事だったので、結果は良かったと思います。ですが、内容的にはこのまま勝ち上がってもノックアウトステージで強いチームと当たった時に、厳しくなると思います。今後は少ないチャンスをモノにしていかないと勝てないので。攻撃の選手だけでなく、守備の選手もラストパスなど最後の精度はどうだったのか自問自答してやりたい。初戦より良かったのは決定的なチャンスをしっかり作れたところで、連動、バリエーションははるかに良かったと思いますが、守備の微調整の部分はしっかり整えていかないと、ノックアウトステージは甘くないと思います。
MF #9 南野拓実 選手(ザルツブルク)
チームとして一番の目標にしていたグループステージ突破を決められて良かったです。立ち上がりは前の試合と比べて攻撃で良い形があったと思います。前を向いて持てる時間が長かったですし、タイミングや斜めの動きや、間に立ってということはすごく意識してプレーしました。個人的にはゴールにつなげたかったですし、ノックアウトステージへ行くとよりシビアになっていくと思うので、修正していきたいと思います。
FW #13 武藤嘉紀 選手(ニューカッスル・ユナイテッド)
2点目を必ず取らなくてはいけなかったと思います。自分自身、最初のチャンスでパスを選択してしまったり、カウンターのワンチャンスでミスパスをしてしまったり、納得いくプレーではありませんでした。次は必ずやれると信じていますし、ウズベキスタン戦はどういうメンバーになるか分からないですけど、勝ちに行かないといけません。
ピム・ファーベーク オマーン監督
結果を求めていたので、残念です。日本の方が我々より上だったと思います。試合開始から15分までに流れから多くのチャンスを作られて、GKの素晴らしいセーブもあって0-0で凌げたのはラッキーでした。でも不運にもPKで先制を許してしまい、我々にもPKがあったと思いますが、そうはなりませんでした。後半、ゲームコントロールが良くなったものの、終盤は疲れが出てパワーが落ちてしまいました。我々はまだ若いチームなので、こういう試合から学んでいきたい。3位突破の可能性が残っているので、オマーンの人々を喜ばせることができるように、次の試合へ準備します。
スケジュール
AFCアジアカップUAE2019
大会期間:2019/1/5(土)~2019/2/1(金)
グループステージ:
2019/1/9(水) 20:00キックオフ(日本時間)
日本代表 3-2 トルクメニスタン代表
2019/1/13(日) 22:30キックオフ(日本時間)
日本代表 1-0 オマーン代表
2019/1/17(木) 22:30キックオフ(日本時間)
vs ウズベキスタン代表
地上波放送:テレビ朝日系列にて生中継 予定
BS放送:NHKBS1にて生中継 予定
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