9月20日(水)からインドネシアのブカシで開催されるAFC U-16選手権2018予選に参加するU-15日本代表は、9月11日(月)成田市にて直前合宿をスタートさせました。

今大会は、AFC U-16選手権2018の本戦出場をかけて、20日(水)にU-15グアム代表、22日(金)にU-15シンガポール代表、24日(日)にU-15マレーシア代表と戦います。

チームは夕方、成田市内のホテルに集合した後、早速ミーティングを行い、これまでのU-15日本代表のコンセプトや戦術等を映像を交えながら共有しました。そして直前に迫ったAFC選手権予選に向けてもう一度チーム全員で士気を高め、初日を終えました。

2日目の12日(火)は、午前と午後の2部練習を行いました。午前のトレーニングでは、中馬コンディショニングコーチの指導の下、ウォームングアップを行い、各自ハートレートモニターを付けて心拍数などのデータを取りながらランニングの測定を行ないました。その後、様々な状況をイメージしたパス＆コントロールのトレーニングを行い、今日のテーマである守備を意識したメニューを実施しました。選手たちは目前にせまった大会に向けて意欲的にプレーしました。

午後は、体育館に移動して東京電機大学の福富信也氏を招き、チームビルディングのプログラムを行ないました。チームビルディングとは、仲間と協力して一つの目的や目標に向かって進んでいける組織をつくっていくプログラムです。今回は長縄を使ったメニューを行ない、2人組で跳んだり、縄の本数を増やしたりと、徐々に難易度を高めてチームでどうやったらできるのか話し合いながらチームワークを高めて課題をクリアしていきました。最後には福富氏より、「コミュニケーションとは、自分たちのやり方を決めるためのもの」と話があり、コミュニケーションの重要性を再確認しました。

明日も午前と午後の2部練習を行い、AFC選手権予選にむけてチームの連携やコンディションを高めていきます。

監督・選手コメント

有馬賢二 監督
今日AFC U-16選手権2018予選に向けて全員で予選突破という目標を共有して良いスタートを切れたと思います。今日はあいにくの雨でしたが、ボールを奪うというテーマでトレーニングを行い、今まで自分たちが積み上げてきたものをさらにピッチ上で確認でき、選手たちがもっているものを再確認できたと思います。その中で一人一人がしっかり戦えるということも確認できました。明日はチームとして攻撃の積み上げをしていき、インドネシアでの戦いに万全の準備をしていきたいと思います。

MF #6 横川旦陽 選手（湘南ベルマーレ）
今回選ばれた時は嬉しいと同時に、責任やプレッシャーを感じました。今回のメンバーはほとんど一緒にプレーしてきたので、雰囲気としては非常に良かったのですが、今日のトレーニングでもまだまだ修正すべきところが多かったので、その部分を国内合宿で改善して本番に向けて良い状態で迎えたいと思います。3試合とも必ず勝って日本に帰ってきたいと思います。

MF #20 荒木遼太郎 選手（東福岡高校）
今回AFC選手権予選のメンバーに選出され、大きな日の丸を背負っている責任を感じています。今日のトレーニングではチーム全体が緊張感を持った中で、楽しくプレーできていたので、こういった雰囲気で本番に臨みたいと思っています。まだ1週間くらい時間がありますので、しっかりと準備をして、インドネシアに入って3試合全勝して日本に帰ってきたいと思います。応援よろしくお願いします。

FW #19 小塩拳生 選手（清水エスパルス）
初めて代表に選ばれて、正直驚きました。他のメンバーは以前からいろんな遠征や合宿に参加していますが、自分はいきなり本番ですが選ばれたからには自分の持っている力を最大限チームのために出し切りたいと思います。チームの雰囲気は緊張感もありますが、今日のチームビルディングもあり、もっとコミュニケーションをとって、どういった選手がいるのか早く把握して自分のストロングポイントをアピールしたいです。海外の選手のレベルがどの程度なのかまだわからないですけど、わからないなりにチャレンジ精神をもって3連勝に貢献したいと思います。

スケジュール

※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※A～Jグループの各グループ1位（10チーム）と2位チームの中から成績上位5チームに開催国を加えた計16チームが、2018年10月に開催されるAFC U-16選手権2018の出場権を獲得します。